大日本印刷社長の報酬7億円超! 【出身者として誇りに思う】
亀井静香がどさくさにまぎれて勝手に成立させた。と言っても過言ではない、上場企業の役員報酬が1億円以上の氏名を公表しろっていう悪法のおかげで、(会社の社長は自分が頑張って企業を大きくさせて得た報酬なので、これを公表されて、晒されて批判されるのはおかしい。公表されてバッシングを受けるべきは、税金で給料をもらってる公務員や天下り会社の役員だろう)私の出身の大日本印刷株式会社(通称DNP)の北島義俊社長の報酬が7億8700万円だった事がヤフーのトップニュースに出ていた。私が就職活動をしていたとき、DNPの会社説明会では、”無借金経営”と”49期連続増収増益”と”印刷業界一位”をこれでもかとアピールしていた。49期連続増収増益というものすごい記録を更新中とあって、”この会社に入りたい”と思わせてくれて、大日本印刷と言う大きな会社に入ることができて今では感謝している。実のところは、とにかく”業界一位”の会社に入りたかったのと、私の愛読書、座右の書の【週刊ゴング】が大日本印刷で印刷されていたことも大きいが。1999年ミレニアムの年の4月に大日本印刷株式会社に入社入社試験を受けている頃は、49期連続増収増益記録更新中だったが、入社後、1999年3月期の決算で49期連続増収増益記録がストップ。入社後初ボーナスは、『前期までは増収増益だったが、今は社員一丸となって耐える時期』みたいな事を言われて、上司以下ほとんどのものが前年よりダウン。私の入社以降、増収増益バブルが弾け、給料やボーナスも大企業としては恥ずかしいくらいの水準だったが、この会社は社員の給料をできるだけ締め付けて利益を出しているんだろうな。と思っていた。私にとっては、給料うんぬんよりも利益を出して印刷業界のトップを維持してくれる方が重要だった。会社の経営としては(どんな手段を使おうとも)人件費を削減して利益を出し、株主に配当を出す。ホリエモン騒動のときに、会社は誰のもの?と言う定義が議論されたが、会社は従業員のものではなく、株主のもの。と言う定義に立てば、(株主から見れば)優秀な会社である。この報酬7億円超の北島社長は、戦後、大日本印刷を大企業に育てた前社長の北島織衛氏の長男で、1979年に社長に就き、在職が30年を超え、この長期の在職が高額報酬の要因とみられる。お父さんが今の発展の基礎を築き、その息子で在職30年という長期独裁政権グループ全体で数万人の規模を誇る大会社のトップで一人ずば抜けて報酬をもらってる。あれ?どこかの国でこんなケースなかったっけ?なんて言わないで下さい。社長になったら7億円以上もらえる夢のある会社。大日本印刷。しかし、いくら頑張ったって社長にはなれない。北島社長のお父さんも北島さん。たしか、社長の息子さんである北島さんが3人ほど、この会社で要職におられる。この後継者争いも見ものだが、(これまた、どこかの国のようだとは言わないで!)北島家に入らなければ、どうやらこの会社では社長になれないな。そう悟って、私はこの会社をあとにした。辞めてしまったけど、給料は安かったけど、この大日本印刷株式会社という会社に愛着はある。私の座右の書、『週刊ゴング』を印刷していた会社として今でも誇りに思う。(そこかいっ!)大日本印刷と言う大きな会社にいたおけげで、転職後も私の経歴上いろいろと恩恵を受け、仕事でいろいろさせてもらった経験や、今でも付き合いがある多くの同期、先輩、後輩も大きな財産である。ヤフーのトップニュースに出たとたん、『君のいた会社の社長7億円ってどうなん?』っていう電話が鳴りまくり、メール来まくり。良くも悪くも大日本印刷。ニュースになることは出身者にとってはうれしい事だ。まだ社員だったら、間違いなく飲み屋や仕事場で『ワシらのボーナスけちって7億円ってなんやねん!』と言っていただろうけど。しかし、話は戻るがこの悪法。上場企業の役員の役員報酬を公開させられて、社長はバッシングを受け、株主からは責められ、株主は離れていくかもしれない。これは、日本の企業にとってマイナスのほうが大きいのではないか。中途半端な高速無料化で、沖縄などでは高速に渋滞が起きてむしろ迷惑と言うことも聞く。子ども手当ての馬鹿さ加減は言わずもがな。役員報酬の開示、高速の無料化、子ども手当て・・・鳩山政権の9ヶ月間たいしたことしてないうえに、通した法案は、こんな悪法ばかり。9ヶ月間の迷走の代償は大きい!