トシナルドの社会派コラム

半年にわたって繰り広げられてきた、
トシナルドVSハンバーグ店の抗争もついに最終回！

このシリーズについてなんのこっちゃわからん人はまず、
前回の記事をお読みください。

前回のメールから５日後、やっと返信が来た。
このレスポンスの遅さから、今まで私の提案は検討すらしてなく、
あわてて対応したことは火を見るより明らかだ。

受け取った返信文は以下のとおり。

件名 : メニュー注釈について

先日は、【新メニュー注釈】につきましてお返事のメールを
頂きまして誠に有難うございます。
又、○○様をご納得させるお答えを出来なかった事
を深くお詫びいたします。

商品焼成後の注釈記載に付きましては、
競合他社メニューを拝見させて頂いた結果、
どの社のメニューにも記載されていなく
（←今ごろ確認したんかよ！）
当社としてもご利用されるお客様に認知されていなく、
逆に紛らわしい誤解を招く事と、
お客様から焼成後重量の対する、ご指摘ご意見ご要望が、
大変少なかった事で、
（←たしかにこんなん言うの僕くらいだ）
当社として判断させていただいた結果、
焼成後重量についての注釈記載を断念させて頂きました。
又、商品重量に付きましては、
原料の状態が一定かつ均一な状況での重量の計量を実施
しておりますのでご理解頂きますよう宜しくお願い致します。

ご貴重なご意見本当に有難うございました。

（株）ビッ○ボーイジャパン
　お客様相談室
　　○○　○
ＴＥＬ0120-○○○-○○○（フリーダイアル）

ビッ○ボーイジャパン （以下「大男」と略す）
との半年にわたる抗争も、
結論としてはこれ以上私からは追求しない。
これ以上追求しても”ただのクレーマー”になるからだ。

相手の立場になって考える。・・・これは重要なことである。
これは数年前までの私には無かった考えだ。
「大男」の立場に立って考えてみよう。

たしかに、少数意見というは他のケースを見ても反映されない。
民主党の河村たかし議員は確かに、いい事言ってるが
少数意見のため党内では悲しいかな、相手にされてない。

「大男」のお客様の声に、メニューに北京ダックおいてくれ。
って言われても却下されるのは目に見えてる。誰も望んでないからだ。

やはり世論の後押しが無ければ改革は難しい。
少数意見に左右されてメニューや会社方針を変えてれば経営は揺らぐ。

表示は焼く前の表示になってますが、
焼く前よりも焼いた後のほうが重量が小さくなります。ご勘弁を！
という注釈をメニューに書いたとしよう。
すると、どんなけ小さくなるねん？っていう問い合わせが殺到するだろう
焼く状態によるため、一概にどのくらい小さくなるとは表現できない。
対応する店員の負担を考えると、公表しないほうが得策だ。

これはスリーサイズや年齢をサバ読んでるアイドルに、
わざわざ、「実際のスリーサイズと年齢は異なることがあります。」
と注釈をつけるようなものだ。

またびっくりドンキーほか同業他社が公表していないのであれば
うちだけ公表するのは得策ではない。

確かに自分が「大男」の立場だったら、
「おまえ、うちに文句言うのなら、びっくりドンキーにも文句言えよ！」
と言いたくなる。

大阪のおばちゃんが、駐禁切られて、警官に
「何で私だけ言うのー、みんなやってるやん、不公平や！
ほかのすべての車に駐禁取らんと、私は払わへんで！」
って文句言う心理と同じだ。

以上のことを勘案して、
大人の解決策というのは、どこで落としどころをつけるかだ。
確かに私の提案は受け入れられなかった。しかし、
私の注文したハンバーグの一部が欠けていたわけではない
損害額はゼロだ。また、ブログでこうしてネタにできたので、
ある意味、得るものもあった。

ここは引き分けでよい。
よくよく考えれば、
私のような理不尽な要求に、よく丁寧に答えて頂けたものだ。

私は”ただクレーマー”ではない。
これ以上抗争を長引かせることはしない。身を引く。
ただ、このハンバーグの重量適正表示に対する
世論が盛り上がることを期待して・・・

このシリーズ・完