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誰かが言わなきゃならない

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2008.07.27
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今回の石油価格高騰は今まで隠されていた経済の実態や見過ごされていた社会の問題点を明らかにし、より省エネ型の社会に移行させる働きをするに違いない。

日本では人口が集中している東京、大阪、名古屋など電車、地下鉄、バスなどの公共交通網が発達していて、車がなくても生活が出来るようになっている。大都会では車を所有するのを止める若者が増えて、車が売れなくなっている。

ガソリン価格が高騰して、郊外のスーパーやレストランは客が来ないのでどんどん店をたたみ始めている。地方都市でも中心地に商業施設や公共施設を集中させようとする試みが起きている。もともと農村、漁村に住む人達はあまり自分達の町から出ないで生活をしているが、今後ますますその傾向を強めるだろう。モノを縮めたり、自ら縮むことは昔から日本人の得意としているところだ。

これに対し、アメリカは極端な車社会であり、車なしでは生活出来ない仕組みになっているが、その問題点は今まで隠されていた。また、縮み志向とは逆に大きいことは良いことという文化を持っている。今回の石油価格高騰はアメリカのような社会に最も強烈なダメージを与えるはずである。






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Last updated  2008.07.27 21:33:41
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