誰かが言わなきゃならない

2008/08/07(木)08:13

道路の上の少林寺拳法

旅行(27)

北京の街で見かけるのは、ぎりぎりで道路を横切る自転車や通行人。距離感覚、スピード感覚が見事で車と自転車、そして通行人がじゃれあっているようにも見える。市民の身体能力の高さ、タフさはさすがに少林寺拳法の国と思わせる。ためしにタクシーの助手席に乗ると、ジェットコースターに乗ったように細胞が活性化した。一歩間違えれば事故になりそうな事例が一分おきに目の前で起きる。が事故現場もないし、パトカーのサイレンンもめったに聞かない。古いオート三輪が無灯火で目前に現れる。つまるとすぐにクラクションを鳴らす。道の中央と歩道側からいっせいに人や自転車が渡ろうとする。その間をクラクションを鳴らして制しながら走る。よくその気持ちが通じ合うものと感心する。交差点で歩行者がいても一般の車はおろかバスまでもが曲がってくる。立体交差のカーブの途中でUターンする車さえある。大きな通りでは中央分離帯の代りにフェンスが延々と設置されているが、これは人が横断できないようにしているのだった。

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