誰かが言わなきゃならない

　今朝は枕元にプレゼントを見つけて喜んだ子供が大勢いたことだろう。世界中でクリスマスは宗教的行事の枠を超えて行われるようになった。子供に与えるプレゼントだけでなく、大人の世界でもプレゼント交換をやっている。

　プレゼントといえば、誕生日やバレンタインデーもプレゼントがつきもの。夫は義理チョコのお返しを買ったり、女房の誕生日のプレゼントを選んだり忙しい。商業主義が後押ししているにせよ、プレゼントをあげる、あるいはあげなくてはいけない機会がめっきり増えている。

　プレゼントとは金と引き換えではなく他人に何か物をあげること。そう考えると、このプレゼント習慣の拡大はすべてが金、取引の世の中になってしまっていることに対する反省として、人々が心のバランスを取る行為なのかもしれない。