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小学校の時、ユニークな音楽の先生がいた。音楽室にクラスが集まると先生はステレオでクラシック音楽を聴かせてくれる。有名なチャイコフスキーのピアノ協奏曲のレコードに針を降ろすと先生も椅子に腰掛けて一緒に聴く。 チャイコフスキーのピアノ協奏曲の冒頭はよくコマーシャルにも使われるホルンなど金管楽器とピアノの掛け合いから始まり、流れるような弦パートの旋律が続く。 そこで先生はレコードを止めて「いいなあ、いつ聴いても気持ちがすっきりする」と言ってまた、冒頭の部分をかけ直すのだった。先生はこれで何人もの小学生のクラシック愛好家を作っていった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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