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漆器は英語でジャパンというほど漆器は日本で古来から作られ、青森から沖縄まで漆器の産地がある。日本産の漆の木は日本固有種。山に漆の木が減るとともに漆を採取する職人が減ってしまった。現在、各産地でも漆は中国産のものが9割を占めている。 日本産の漆はため息の出るほどの値段の高級品にしか使われない。日本産の漆でなければあの漆の鈍い光、落ち着き、深みのある色合いは出ない。 ピカピカの艶と妙に華やかな色合いの漆器は中国産の漆を刷毛でなくスプレーで塗ったものが多い。 止むを得ず、中国産の漆にわずかに日本産のを混ぜ仕上げに使うなどの方法が取られている。釉薬をかけてピカピカ光る瓦を上げている家が多くなったように、漆器もピカピカなものばかり。本物ではない日本の美がまかり通るようになってしまったのは残念だ。
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