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タバコの葉に含まれる有害物質「ニコチン」に、脳神経細胞の再生を促す効果があることを、金沢大学の米田教授らの研究グループが確認した。 ラットやマウスの脳細胞にニコチンを与えると、神経細胞ができる割合が増加することがわかり、人間に適用できれば、アルツハイマー病やパーキンソン病など、神経細胞の脱落に起因する病気の予防、治療法開発につながる。 米田教授は、喫煙者にアルツハイマー病患者が少ないという過去の調査結果からニコチンに着目したという。イギリスのジェンナーが牛を飼っている人たちには天然痘に罹る人が少ないことから牛の天然痘である種痘の膿を用いた安全な牛痘法を考案し、これが世界中に広まり、天然痘の流行の抑制につながった。 自然の現象を観察してそれを応用するというのが科学技術開発の一つのやり方はまだまだ他にも使えそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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