カテゴリ:カテゴリ未分類
日本画、俳句など日本の芸術は「削ぎ落とし」「単純化」「空白」「すべてを語らない」ことにより真実、核心を突く逆転の発想。日本画も初心者はたくさんのものを描き込むが、上手くなると徐々に重要でない線を省いて描くようになる。 西洋でも抽象的な絵を描く画家がいるが、彼等もいきなり抽象画に挑むのではなく、徹底的に写実的な絵に熟練したうえで抽象画を描くようになる。日本画は中国から絵を輸入して始まったが、西洋よりずっと早い時代に筆を惜しみ省くことを始めた。 日本の絵が初めて西洋に伝わったのは浮世絵からだが、仙崖和尚や白隠の絵が伝わっていたらもっとセンセーショナルだったはずだ。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|