新着記事一覧 | 誰かが言わなきゃならない

未来の家庭菜園

　ＬＥＤを使った工場野菜が増えつつある。丸の内など都心でデモンストレーション用に置くのではなく、レストラン内で野菜を栽培しているところもある。ハウス内で２４時間光を当てて水耕栽培なので早く育つし無農薬だ。　これからはビルの屋上にハウスを作ったり、一戸建の家の庭に小さなハウスを作ったりして家庭菜園とする時代が来る。　この場合は昼間は太陽光で、夜だけＬＥＤを使えば電気代も少なくて済む。販売するのはハウスメーカーか家電メーカーか。ひょっとすると発想の柔軟なおもちゃメーカーあたりが売り出すかもしれない。

2010.12.11

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商社と養殖マグロ

　大手商社の双日が養殖ホンマグロの出荷を開始した。デパートなどで販売するホンマグロは長崎県の養魚場のいけすで３０キログラムまで育てたもの。　すでに水産業のマルハニチロは出荷しているが、今後は三菱商事、豊田通商も参入する計画がある。特に豊田通商は完全養殖に成功した近畿大と組んでいる。　世界的な鮨ブームの一方で漁業規制が厳しくなり、マグロ好きの日本人は先行きの不安を抱えているが、関係者の努力で天然物にこだわらなければマグロはこれからも食べられそうだ。だが、養殖への傾斜は将来何か問題を起こしそうな予感もする。

2010.12.10

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独立国の条件

　戦後６５年たったが、いまさらながら日本人は独立国というものを考えてみるひつようがある。独立国とは領土があり国民がある。国民の生命を維持するためにエネルギーと食糧の確保がされており、外国からの侵略に備えて軍隊があるのが独立国。　そうでない国はどこかの国の属国だ。少子化や海外移住で人口が少なくなればそれは産業や軍隊を維持出来ないことになり国力の低下につながる。　エネルギーも食糧も自国では賄えず、軍隊も外国に依存している日本がこの６５年なんとか存在してきたのは世界史上極めて稀なことだと思わなくてはならない。いままで存在しえたからこれからも大丈夫だということはない。

2010.12.09

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原発とガラパゴス化

　原発の稼働率では韓国、アメリカが９割で日本が７割。韓国では年に４０日止まるだけだが、日本では１４０日も止まっていることになる。原因は故障で止まっているのではなく、点検に時間を掛けているから。　運転途中での故障は日本が世界一少ないが、韓国やアメリカが特別ひどいわけではない。もしも頻繁に故障していたら９割という稼働率にはならない。　稼働率で２割の差は金額にすれば、日本全体で年間３６００億円になり、このツケは消費者に来ている。原発の運用にも日本のガラパゴス化が生じている。

2010.12.08

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介護の生産性

　介護では離職者が跡を絶たないという。介護事業も儲からないのでやめるところもある。個人負担の何倍もの国からの補助をもらっていても儲からないものか。　介護の生産性というとすぐに介護とは人を対象にしており、物の生産とはちがって生産性などと言うこと自体はばかられるような雰囲気があるが、金を支払ってサービスを受けるのは他の商売と変わらないはず。　直接介護の作業だけでなく、事務業務や給食業務、輸送業務、清掃業務、洗濯業務などもある。生産性を高めるための設備改善、マニュアルづくり、介護者の教育などやらなくてはいけないことは多い。

2010.12.08

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本当のエコ

　本当のエコとはこれ以上地球の資源を浪費せず、環境を維持しながら人類が生存し続けることだ。６５億人が生きていくためには資源は大切に使うことが必要。　マスコミは一人一人の努力と言うセリフがお好きだが、ギネスブックに載せるために世界一長い海苔巻、巨大タコライス、ピザの早食いなどの挑戦をなんのためらいもなく報じている。　ギネス本部もエコの精神に沿った記録だけ認定するようにルールを改定しないとそのうちに反社会的遊びとのレッテルを貼られる。

2010.12.07

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人に優しい建具

　日本家屋の建具はほとんどが木と紙で出来ている。人が転倒してぶつかっても建具が壊れ、人は怪我をしないようになっている。床や柱など直接皮膚に接するところも感触が暖かく石や鉄のように人に敵意を見せない。　外に面した窓にも鉄格子でなく木の格子なので閉じ込められた感じはない。我が家のトイレの扉は木製で取っ手も木製だ。鍵は「サル」と呼ばれる昔ながらの横引きする形のもの。　これで外からは開かないが、いざという時は少々力を入れれば壊れてくれる。これが鉄板で出来たドアでブッシュ式の鍵ではどうにもならない。日本家屋の建具がほどよい強度で作られていることにあらためて驚いた。

2010.12.07

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大成する人

　人には向き不向きがある。どこにも器用な人と不器用な人がいる。だめでも焦らず一つ一つゆっくりとやる。所作を楽しむようにすればよい。楽しむなんてことは無理だという人は動作の一つをきちんと出来るように集中する。　うまく行ったら小さな満足を味あう。若い頃習い事をしたが先生はすぐに私の不器用さをわかってこう言ったものだ。「器用な人は大成しない。すぐにある程度出来てしまうので、それ以上は努力が続かない」。　「不器用な人は時間を掛けてやるのでどこまでも努力を続けて大成する可能性がある」大成するとは言わないで可能性があると言ったことを忘れて単純に喜んだものだ。

2010.12.06

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驚異のパークゴルフ

　高齢者のゲームといえばゲートボールだと思っていたらグランドゴルフ、パークゴルフというのもある。グランドゴルフはゲートボール場を広くしただけだが、パークゴルフはミニゴルフ場だ。クラブは一本だけ、コースも短くて平坦。何回ラウンドしても一日５００円で楽しめるかわりにクラブハウスも質素だ。　平均７０歳、女性も混じって４人一組でぐるぐる回っている。コースを熟知していて、バーディーは当たり前、イーグルも珍しくない。健康のために始めるが夢中になって寒さも感じないようだ。　平日でも駐車場は満杯、競技会も毎週のように催され腕自慢はとなりの町や近くの市まで遠征していく。年金暮しで健康な人には絶好のゲーム。北海道が発祥の地だが、高齢化社会先進国日本の偉大な発明だ。

2010.12.06

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本当の北欧エネルギー事情

　北欧の国々といえばスエーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク。これらの国は日本のメディアなどは福祉国家や環境問題で理想の国として紹介し続けてきた。　実態はスエーデンが原発と水力が半々。ノルウェーが水力１００パーセント。フィンランドが原発３割、火力４割で残りが水力。デンマークが石炭火力５割に天然ガス火力３割、それに風力１割、石油火力１割。　スエーデンとノルウェーが脱化石燃料といえるが、もともと豊富な水源と原発のおかげだ。電力需要はこの４カ国を合わせてもフランスと同じくらいで、日本の半分にもならない。

2010.12.05

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世界の原発情勢

　世界各国で原発建設計画が持ち上がっているが、現時点では中国３９基、インド２０基が目立つ。それに続くのはロシアの１４基、日本の１２基。これにアメリカ、ポーランドが続く。４基というのがＵＡＥ、トルコ、イギリス。　２基がウクライナ、チェコ、ヨルダン、ウクライナ、ベトナム、インドネシアの６か国。巨大な人口でこれからの電力供給が心配な国とエネルギー供給についてロシアとの問題を抱えていて自立を目指している国が多い。　いずれにせよこれから石油などの化石燃料が高騰し、環境問題も厳しくなることを見越してこれからのエネルギー問題を原発で解決していこうと考えているのだ。

2010.12.04

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国家像

　明治以来の富国強兵が戦後は富国だけになり、日本は経済優先を続けたために他のことがおろそかになった。今は経済成長も止まり、人口がピークを過ぎたことで魂の抜けたような状態になっている。　国富は国の基盤であることは確かだが、「豊かになったらどうします」という問いが次に待っている。戦後、日本は豊かになる以外の目標を明確に定められないままでいつづけた。　これからは「民主国家」「文化国家」「平和国家」「美しい国」「自由な国」「模範国家」「福祉国家」「技術立国」「東洋思想による国家」など国家像に関する議論が待たれる。

2010.12.04

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ネットの穴

　安来市の養鶏場で強毒性ウィルスによる鳥インフルエンザが発生した。直ちに対応策が実施され殺処分・焼却処分が行われたが、原因は養鶏場の防鳥ネットの破損箇所から野鳥が侵入したことによる可能性が高い。　島根県では県内の全養鶏場を対象に防鳥ネットの状況などの調査を始めることになった。佐渡の飼育センターのトキがイタチに食べられたときもネットの一部が不完全でそこからイタチが侵入した。　ネットに穴はつきもの。ハッカーやウィキリークスもインターネットの穴を見つけてはさまざまな悪さをする。

2010.12.03

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ウィキリークス

　米政府は、ウィキリークスの情報公開は国家の安全保障を脅かし人命を危険にさらす上、偏った見方をしている可能性もあると繰り返し批判。クリントン国務長官は釈明に懸命の努力をしているが、その表情は疲れきっている。　外交の世界では暴露された内容は日常茶飯事。リークしたことは驚きだが内容は特に驚くには当たらない。商取引でも気にいらない相手はたくさんいる。　悪口や隠蔽はどこにでもあること。建前だけで考えるほうがおかしい。イタリアの首相も身内にはクリントン長官のことを「あのくそババア」と言っている可能性は高いのだ。

2010.12.03

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柏崎刈羽原発の復活

　中越沖地震で止まったままになっていた柏崎刈羽原発が再び動きだしている。全部で７基ある世界最大の原発サイト。このほど５号機が地元自治体の同意を取り付けて再開準備にはいることが出来ることになった。　これで５号機は来年春には発電再開にこぎつけられる見通しだ。そうなると既に運転中の１、６、７号機と合わせて７基のうちの４基が戦列に復帰する。この分は火力発電所を止めることになる。　止まったときには大々的に報じたマスコミの扱いは小さいものだが、電力コストや温暖化ガスの抑制には大きく貢献する。なによりも地元への経済効果が復活するので地元が一番喜んでいるはずだ。

2010.12.02

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ＣＯＰ１６日本の役割

　温暖化ガスの排出を抑制するために、石炭火力発電所では二酸化炭素の回収装置の実験が行われている。現在、回収にはたくさんのエネルギーを必要とするため発電所の効率が落ちてしまうことと回収装置が高価なことで技術的には出来ても実用性がない。　回収した二酸化炭素をどのように処分するかのあてもない。海中に投入するにもコストが掛る。今の技術水準で火力発電所だけでなくゴミの焼却場や製鉄所などでも回収装置の設置が義務付けられれば企業や家庭の負担はすごいことになる。　年限を決めてこれらの回収装置の設置を義務付けることで技術進歩を促す一方で、自然エネルギーなどのコスト競争力を相対的に有利にすることも可能だ。ＣＯＰ１６で日本は政治的取引に巻き込まれず、技術的解決で世界をリードすることが一番必要なことだ。

2010.12.02

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鰹節と貯金

今は削り節はパックで買ってしまうが子供の頃はよく鰹節削りをやらされた。料理の基本は出汁で必ず鰹か昆布がベースだった。　カタコトと音を立てて長い時間削っても時々引き出しを開けて削りながら「うまいうまい」とつまみ食いをしたから四角い箱の引き出しになかなか貯まらなかったことを思い出す。　貯金箱もあったが、不思議と貯まらなかった。大人になっても貯金が少し貯まると、大きな買い物をするのでなかなか貯まらないのは同じことだと笑ってしまう。

2010.12.01

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新新三種の神器

　これからはヒートポンプ蓄熱冷暖房、ＬＥＤ照明、電気自動車を新新三種の神器とし、これを持つ世帯に対して電力会社は特別割引料金を設定すべきだ。　何故なら、これら三種の神器により電力会社は新たに発電所を建設する資金的負担が大幅に軽減され、深夜に大きく落ち込む需要も増えて発電所の稼働率が大幅に改善されるからだ。　現在、火力、水力、原子力のうちフル稼働しているのは原発だけ。他は需要に応じて動き、特に水力は需要ピーク時だけ動いている。すべての発電所の年間平均稼働率は５０パーセントに過ぎない。夜と昼の需要が平準化し稼働率が上がれば電気料金を下げることは十分可能だ。

2010.11.30

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少子化の原因は

　何故先進国では少子化が進むのか。その理由は生活水準の向上だ。子供の養育に金が掛るようになって大勢の子供は経済的に無理になる。女性の社会進出で子育て力が不足するため子供を少なくせざるを得ない。　親がいつまでも保護し、自分で生活をエンジョイするための金が必要なことなどから晩婚化する。避妊技術の普及。セックス以外の娯楽や興味あることが増える。　高齢化で生殖能力のある世代のパーセンテージが低下している。欠陥精子が増加していることなどが考えられるが、それぞれがどの程度影響しているかはわからない。

2010.11.29

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僕のブログ修行

　本ブログは日記ではなく簡単に読めるコラムのようなもの。一回３００字程度で二年間ほぼ毎日二本づつ記事を書き続けている。今までに４０万字ほど書いたことになり、これは本二冊以上の分量だ。　書かれた内容は自分の興味のあること、視点、立場などがすべて反映されているからちょっと恥ずかしい気もする。読み返していないから、同じようなことを堂々巡りで書いているのだろうが、日々書くことには困らない。　比叡山延暦寺の酒井師が「千日回峰行で歩いていることが生きていること」と語っていたように僕にとって書くことが生きていることなのだろう。

2010.11.29

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本物のエコ

　世の中エコばやりだが、中にはペットボトルの回収や回らない風力発電のように本当にエコなのか怪しいエコもある。それに比べてＬＥＤ照明は一個増えればそれだけ確実にエコになる。　購入すればそれなりの出費となるが、長寿命と電力消費の少なさから買った人にとってもまちがいなくお得な買い物。白熱電球や蛍光灯のように、廃棄物も長年でないので、その面でも十分に環境によい。　信号機など球の交換が大変なところからＬＥＤ化が進みつつある。量産効果で値下がりも期待出来る。マスコミも学校の先生も本物のエコと怪しいエコをしっかり区別してものを言うようにしなければならない。

2010.11.28

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日本人の直感

　資本主義にみられるような自我優先の西欧思想では行き詰まり、ある期間の混乱状態を経てアジアの利他思想に転換するとジャック・アタリの予言。しかし欧米人や今の中国人が簡単に利他思想に変わるとは思わない。　いや利他などは人間の本能からして無理な話だ。親が子を思う去私もその根底には遺伝子が働いていると考えたい。日本人の利他思想には直感的に自我を抑えたほうが自分のためにも、全体のためになるという考えがある。　自分のためにもなると考える、これが世界の人々にとって一番可能性のある変わり方だ。この考え方なら人間の本能も遺伝子も反発しにくい。プラットフォームで我先に乗車するのではなく、降りる人を待つ、整列乗車することから世界に広めていくのが遠回りのようだが近道ではないか。

2010.11.28

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大衆

　テレビキャスターや解説者は選挙結果については「国民の審判が出ました」などと常に国民大衆は賢くその判断は正しいという立場を取る。歴史を振り返ればいかに大衆が賢でなく愚であるかがわかる。　尊皇攘夷などのスローガンに浮かれ、ええじゃないかと踊り狂う。日清日露の戦勝に酔い、結局最後に痛い目にあっているのも国民大衆だ。今の民主党政権、鳩・菅を選んだのも国民だったはずだ。　国民も見通しが甘かったし、自分達キャスターもうかつだったと言ったらどうだ。大田総理ならそのくらい言ってくれるかと思っていたが、番組自体が終わってしまった。

2010.11.27

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循環バス

　大型の路線バスがほとんど人を乗せずに一日数便運行している。赤字分は県や町が税金で補填している。無駄なやり方だと思うが、学生や年よりはバスがなくなると困る。大型バスはやめて小型デマンドバスを常に走らせてタクシー代わりに使えるようにした方がよい。　全国で数十万台の需要があるから、政府が援助してメーカーに同じ仕様のおしゃれな低床エコバスを開発製造させる。料金支払いはＳＵＩＣＡのような比接触カード式にする。　ショッピングセンターや病院、自動車教習所、学習塾、スイミングスクールも回るようにしてショッピングセンターや病院などにも一部の費用を負担させる。　運転手は自動車教習所やスイミングスクールに負担させる。そうすれば全体の車の数も減って環境にも良い。

2010.11.27

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石油あっての食糧自給率４０パーセント

　日本のエネルギー自給率は４％。原子力を国産とみなしてもようやく１８％だ。また日本の食料自給率は４０％とされているが、その食料を作るのにも石油を中心として膨大なエネルギーを投入している。　全国の農家が使うトラクターや田植え機、稲刈り機が使う軽油や重油。ビニールシートなど全部石油の産物だ。石油がなくては米も野菜も果物も出来ない。石油なしでは日本の食糧自給率は４０％にはるかに届かない。　こんな判りきったことも無視して食糧自給率を議論しているのは滑稽だ。エネルギー消費を抑えるのか、自前のエネルギーを増やしていくのか、その方針をしっかりすることが食糧自給率改善のスタートになければならない。

2010.11.26

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超少子化

　日本、韓国、中国に共通することとして少子化、高齢化がある。経済の高度成長が始まると少子化がはじまり、寿命の延長が起きている。日本は１９５０～１９７３年に高度成長し，翌１９７４年から超少子化が始まっている。　韓国は１９６５～２００２年に高度成長し，超少子化は成長開始の翌１９９６年に始まっている。中国は高度成長が１９７９年に始まったが既にその前から一人っ子政策で少子化が始まっている。　これから韓国は深刻な高齢化社会を迎え、中国もいずれそうなる。その結果は労働力人口の減少、若年層の高負担、貯蓄率の低下、財政の悪化。登った山は下るしかない。

2010.11.26

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次の車は

　ただ今、愛車フォレスターは７年で走行距離１５万キロ。２０万キロまで乗ったら次はハイブリッドをパスして電気自動車を買いたい。電気自動車は航続距離が短いので遠出が好きな私には不安だ。　電池の改良が間に合わないのなら、メーカーには小型エンジンを搭載し発電して電池をチャージする方法、あるいはバッテリーごとスタンドで即交換出来る方式をとりあえず開発してもらいたい。　昼間より７割も安い深夜電力を電気自動車のバッテリーに貯めて、遠出しないときには車の電池を家庭用蓄電池としても使えるようにもして欲しい。価格もあと２年くらいで３００万円程度にはなってほしい。

2010.11.25

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北朝鮮軍の監視

　菅総理が北朝鮮の砲撃をマスコミのニュースで知ったという。官邸のインテリジェンスはそんなものかとがっかりだが、韓国もあれほどの被害を出したところを見ると監視体制は出来ていないようだ。　アメリカ軍は北朝鮮軍の動きを人工衛星で監視しているはず。監視能力を知られないように黙っていた可能性もある。日本独自の監視衛星はどうなっているのか。　尖閣諸島での漁船衝突事件で陸上自衛隊の増強をするようだが、情報を事前にキャッチするための目や耳となる監視装置を強化する必要がある。

2010.11.25

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地産地消の優等生

　ＧＤＰの構成要素は内需と外需。外需は輸出そのものではなく輸出から輸入を引いた貿易黒字額だ。内需は、民間消費や企業の設備投資、政府支出などのこと。外需（貿易黒字額）は、ＧＤＰ（５２５兆円）の３％（１６兆円）にすぎない。　日本経済は外需に依存していると思われているが、実は地産地消の優等生。中国の景気や円高で輸出が減り、石油などの原材料や食糧が買えなくなるなどと心配しなくてもよい。　それより石油や鉄鉱石などの原材料を効率よく使うことで輸入を減らして貿易黒字額をもっと増やす努力をした方が賢明だ。

2010.11.24

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電気自動車の優遇拡大を

　電気自動車に対する優遇を自動車重量税、強制保険料、駐車料金、高速道路料金、電気代などについても対象として最大限にする政策を採るべきだ。そのメリットとして石油をガソリンに精製してガソリン車を走らせるより発電所で電気にしてモーターを回すことでエネルギー効率が４倍程度良くなる。　これで石油備蓄量を減らせること、温暖化ガス排出量が削減できること、大量生産により電気自動車の値段が下がること、夜間の電力負荷が多くなり全国の発電所の負荷率の平準化により設備償却が進み電気料金が下がることがある。電気自動車化のための設備投資も行われる。　日本では石油消費の４分の１が自動車用燃料。電気自動車化のデメリットは自動車産業がガソリン車の製造が出来なくなること、使用済電池の処分問題しか思い浮かばない。何故策コンテストに出てこないのだろう。

2010.11.24

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いまさらの反省

　日本の原子力に関するイメージの現状については、メディアが責任を負っている部分は大きいと毎日新聞のベテラン記者が座談会で述べている。それによれば、１９７４年におきた原子力船「むつ」の放射線漏れ事故が「放射能漏れ」と報道され、実際には外部への影響がほとんどなかったのに、大きな問題になったこと。　１９９９年の東海村の臨界事故でも、放射線と放射能（放射性物質）との混同が見受けられ、２００７年の中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の被災の際は、外部への影響のない燃料プールの水漏れをことさらに大きく報じたメディアもあった。　などとメディアによる報道が原子力アレルギーを助長してきた部分は明らかにありますと述べている。だが、メディアはそれで稼いだのであり、その汚れた手は洗ってもきれいにはならない。

2010.11.23

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大臣の顔

　辞任がらみの何回かの記者会見。柳田大臣の表情から本人がどのような人柄であるかが手に取るようにわかる。狡猾な人間ではなく、むしろ軽率な正直者だ。　辞任は本人から申し出たのではないということは、その言葉で否定しているにもかかわらず、正確に伝わってきた。人間には目と耳がある。その二つを合わせればより正確な情報が手に入る。　テレビは音声と映像が映るのだからその特徴をもっと活かした報道がされるべき。今後下手な解説はやめてもいいから、常に政治家の顔をどアップで映すテレビ局が出てくることを期待する。

2010.11.23

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日本の優位

　中国は急速に原発大国になろうとしている。旺盛な電力需要に対応しようと沿海部を中心に２０５０年までに６０基の原発を建設する計画でまもなく韓国を抜き日本に迫る勢いだ。　原発の設計は中国が自力でやるが、デジタル計装制御システムは、ほとんどが三菱電機製。一組５０億円のこのデジタル計装制御システムは、原発が安全に運転され、効率的に発電できるよう発電所全体を制御、監視する仕組み。　まさに原発の脳である重要機器だ。中国はロシア、フランスなどから原発を導入して国産化を進めてきたが、その最重要部分は日本製であることは日本ではあまり知られていない。

2010.11.22

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何故減反政策を続けるのか

　減反政策を続ける限り、米作りをしている専業農家はやる気をそがれる。特に品質に自信のある農家はいくらでも作りたいはずだ。減反を止めて、米余りになっても価格が下がらないように政府が買い上げて途上国へ無償で供与すればよい。　北朝鮮にでも供与すれば北朝鮮はそれに依存するようになり、日本はそれを今後止めるという交渉カードを持つことが出来る。北朝鮮以外にも米が買えない人は世界中にたくさんいる。　ＯＤＡで毎年９０億ドル（８千億円）以上拠出している日本。その一部を米という現物で支給することは合理的な米余り解決策だ。毎年２千億円もの減反補償をしてきたのだが、減反政策を廃止をすればこれも不要になる。

2010.11.22

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原発増設に知事同意

　鹿児島にある九州電力川内原発３号機建設に知事が同意した。環境調査を県に申し入れてから１０年以上がたっている。建設には少なくとも数年以上は掛かるから全体で１５年から２０年の月日が流れることになる。　建設費は５千億円、その１割が地元に落ちると見られる。運転し始めると地元雇用も数百人は増えるはず。そのほかに電源三法交付金が国から鹿児島県や地元の市町村に対して建設期間を中心に４００億円交付される。　その交付金の元は例の特定財源で全国の消費者の支払った電気料金に掛けられた税金だ。財政難の地方にとってこんな美味い話もないだろう。果たして原発はそれほど危険なものなのか。電気の消費者は果たして納得してこの税金を支払っているのだろうか。

2010.11.21

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停電の危機

　我が国は世界で最も停電の少ない国だ。先週、東京多摩地区で２６万世帯が４５分停電した。原因は変電所の設備トラブル。八王子の駅ビルが真っ暗になり、八王子市内の信号機が点かなくなった。高尾山のケーブルカーが乗客を乗せたままストップし、乗客が梯子で脱出した。　ニュースを見ているうちに何年か前に川を横切る電線ケーブルをクレーン船が切断し東京の下町で大停電を引き起こしたことを思い出した。途上国では毎日といってよいほど停電が発生している。　停電のないことを前提に生活が成り立っている我が国では社会そのものが停電に対する心がまえも設備的対応措置もほとんどない状態であり、万一のときは大混乱が起きる可能性がどんどん高まっている。

2010.11.21

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農業政策の見直し

　鹿野農林水産大臣は、ＮＨＫの番組で今年度から始まった農業の戸別所得補償制度について「世界の流れは、農産物価格を維持することから農家の所得を補償することに変わっている」と述べた。　「生産性の向上のためこれからは規模の大きな農家に交付金を加算したい。経営の規模を大きくした人や、品質のいいものを作った人に交付金を加算することを考えていきたい」とも述べた。　早ければ来年度から、規模の大きな農家などに対する支給が多くなるよう制度の見直しを検討するという。民主党政権はＴＰＰ問題に直面した結果、農業政策が選挙目当てのバラマキからやっとまともな方向になりそうだ。

2010.11.20

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金の使い方

　国も企業も個人も金の使い方が問題だ。後につながらないものに浪費してしまえば何も新たに生み出さないし、安心にもつながらない。ほとんど使わない高速道路を作ってもゼネコンと地方の土建業に金が落ちるだけで、後には維持費の負担が残るだけだ。　教育費も医療や福祉にしても同じこと。予防医学に徹することでどれほどの医療費を減らし健保の赤字軽減にも役立つ。高齢者の福祉にしても先手を打つやり方があるはずだ。　金の使い方は慎重であるべきだが、皮肉なことに国や自治体、企業、個人の順に慎重さが欠けやすい。どうせ自分の金ではないという感覚で使うから先々のことなど考えないことが多い。

2010.11.20

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困った問題

　原子力安全・保安院が今月、電力７社の２１基の原発の弁やポンプなどの機器の溶接部分１３９ヶ所が法で義務付けられている検査対象から漏れていたと発表した。同時に差し迫った危険はないとのコメントも付けられたが、一般の人には理解しがたく、また原発に対する不安不信を呼び覚ましてしまった。　溶接をしたメーカーから電力会社に引継ぎがうまく行かなかったり、電力の担当者が図面を見落としたりしていたと言っているが、いったいいつまでこんなことを繰り返すのだろうとの疑問が湧いてくる。　直接工事をすることがない電力会社の担当者の仕事はそうした管理面が中心なのではないか。電力７社と言えば全体の７割に該当する。今回のようなことは電力会社の管理能力が問われる問題だ。

2010.11.19

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貼紙ばかりの街

　役所に行っても、病院に行ってもどこでも貼紙や掲示が多いことに気づく。大事な内容であることもあるがよく読めば当たり前のことばかり。昔はこんなことはなかった。　みんなが常識をわきまえ、だれに言われなくとも間違ったことはしまいと心得ていた。駅のアナウンスは昔からくどかったが、少しづつ貼紙が増えてきたのはいつの頃からだったのか。　アメリカのようにホットコーヒーのカップに「火傷に注意」と印刷しないでも良いようにしたいと思っていたが、既に我が国ではそんなものも当たり前になっているようだ。貼紙が増えて本当に大切なことが埋もれて見え辛くなっている。

2010.11.19

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日本の存在感

　文化に対する国の予算がずっと頭打ち。これを打破して増額せよと芸術団体が署名活動をしている。フランスはドイツに経済的にはかなわないが、文化面でははるかに存在感がある。　これを裏付けるものをパリのギメ美術館で見たことがある。そこでは小学校低学年の集団が学芸員から日本の水墨画の説明を受けていたし、外では大勢のおばさんたちがカンボジアの石仏展のオープンを待っていた。　経済大国ナンバー２の座を降りた日本はフランスのようにその存在感を文化で示して行かねばならない。麻生さんがマンガに目をつけたのはあながち間違いではなかった。

2010.11.18

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動機付けが大切

　会社では業務時間中に教育をするのは操作方法やルールの説明などに限られる。語学能力、資格取得、業務に直接関係のない知識の修得については帰宅後や休日などに自分でやるのが原則。　会社は学習の動機付けがなにより大切だ。その後は盛り上がった学習意欲に応じて会社が金銭的な支援をすればよい。英語に例をとれば、社員に英語の必要性を痛感させるような仕掛けをすればよい。　楽天の社長が社内会議を英語でやると宣言した。これ以上の動機付けはない。楽天の社員たちは自分で判断して猛烈な英語学習を始めるか、楽天を去るかを選択するはずだ。

2010.11.18

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打開策は途上国支援

　アメリカやＥＵをはじめ各国とも景気と雇用を回復させることに必死だが、財政出動をするには裏づけとなるものが必要だが、不景気で税収は落ち込んでいる。　赤字国債の増発も限度がある。そこで輸出をバネにしようとするが、意図的な為替操作もままならない。先進国は新興国や途上国の経済成長に期待と、それに乗って自国の経済活性化を狙っている。　この構図であるなら、先進国は自国内にバラマキ予算をまくより、途上国援助を強化して消費拡大を図ったほうが効率的。採る漁業から育てる漁業のように遠回りだが確実な対策だ。

2010.11.17

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独立国

　北朝鮮のように他の国に依存しなければならない国は独立国とは言えない。ＧＮＰに対する貿易依存度から言えば、資源に乏しい日本が輸出入とも他の先進国より少ない１０パーセント前後という低い数値であるのは凄いことだ。　必要なものの９割は自国で生産し、自国で消費している。ちなみに中国の貿易依存度は２０パーセント、韓国は４０パーセントを超している。しかも日本は輸入額の半分が石油。　もし、近海の天然ガス、メタンハイドレード、海中のウランの採取に成功すれば、数値的にはほぼ完全な自給が可能。食糧も工場生産化により自給の可能性がないわけではない。国同士の紛争の原因の一部は資源争奪、交易上の問題、各国が経済的自立を達成すれば世界平和にも貢献出来る。

2010.11.17

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高齢化社会と家

　最近はやりの機密性が高い家の場合は空気の入れ替えが重要になる。古い日本家屋のような構造だと匂い、音、煙までが筒抜けとなるが、隙間風が入れば常に空気が出入りしている。　頑丈そうなレンガや石造りの家は地震で倒壊すれば人が死ぬ確率が高い。自分の生活スタイルはいままで住んできた家によってつくられたから、年寄りはいままで住んでいた家から離れたがらない。　高齢化、核家族社会を迎えていることを考えれば、音などを完全に遮断してしまった冷たい現代風の家を若い人たちの論理で押し付けてしまうのも問題がある。

2010.11.16

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一番の印象

　ＡＰＥＣが終了したが、成功したのか失敗したのかよくわからない。とりあえずテロなどの事件なしに終わって関係者は安堵している。テレビで見る限り一番の印象は首脳会談の会場に飾られていた一枚の大きな絵画。　千住博が描いた　ウォーターフォールと名づけられた墨絵のような滝の絵だ。オバマ、胡錦濤などの首脳と比べても十分な存在感があった。この絵は千住博とデジタル版画製作者の長谷川真紀男の共同開発による世界にも類のない新しいデジタル版画。　従来の版画になかった、日本画特有の岩絵具、墨の持つ質感の完全な再現性に成功している。菅総理は世界の首脳達にこの絵のことを説明してあげたらよかったのだ。

2010.11.16

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円高対策とＴＰＰ

　円高で苦しむ輸出企業がある反面、円高はチャンスだという人もいる。円高を利用して海外の優良企業を買収したり、鉱山開発の利権を買ったりしている商社もある。　ＴＰＰ参加で国内農業の危機や自給率の低下を心配している人もいるが、海外の優良農地を確保し、日本人が米でも小麦でも現地の人を使って品質の良いお米や農産物をどんどん作ればよい。　実際に東欧で頑張っている人や商社もあると聞く。日産自動車はタイで日本向けの車を海外生産しているのに、お米を海外生産してはいけない理由はない。手をこまねいていれば、外国の農業法人に押さえられる。

2010.11.15

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ノーミス運転

　ここ一週間ばかり、毎日往復８０キロの運転をすることになってしまった。国道を使うのだが一車線あり、追い越しゾーンあり、二車線ありと変化に飛んでいるし、みんな結構スピードを出している。　二車線で中央側を走っていると右折レーンのない場所で突然前の車が右折ウィンカーを出す。左車線に移るには後方の車を素早く確認しなくてはならない。毎回、ヒヤリハットがない運転を心がけているのだが、まだ一日たりとも達成できていない。　昨日もあと少しで家に到着というところでカーブしたら突然こちらに向かってくる車があり、冷や汗をかいてしまった。いつも心をブレーキペダルの上に置いて運転するしかない。

2010.11.15

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ＱＣサークル再び

　外国ではエリート技術者の世界であった統計的手法を一般化したＱＣサークルは日本がつくりだした独特の組織。現場を支える人々の教育レベル、意識レベルの高さを活かして品質管理を実践して「安かろう、悪かろう」の製品から脱却し、世界が憧れる高品質の製品を作れるようになった。　昨今、製造にＩＴが入り、日本の現場は徐々に外国並みに管理側とマニュアル通りに働く作業側に分離した現場になりつつある。現場の若い人も元気がないように見える。　今後はオンリーワンの製品など新しい製品開発、製造方法の開発やサービスの方法などに現場の人々の能力や意欲を活かしていく仕組みを考える必要がある。　

2010.11.14

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極限的効率社会を

　小包やメール便と一日に何回もクロネコが来る。宅急便の集荷もするらしいが、圧倒的に配達が多い。配り終わりの頃はトラックの荷物室は空に近いはず。動く郵便局となって少量生産のものを広い地域から集めてはどうか。　高級な野菜や果物、漢方薬用の生薬、内職的な手間仕事の製品などを扱えば、集荷業務はもっと増えコストも下がる。引越しもネットで帰りの空車を探せるようにする。　タクシーもケータイで方向が合えば安く相乗りが出来るようになど、我が国は道路網、営業車、情報端末を組み合わせて最高のエネルギー効率の達成を目指すべきだ。

2010.11.14

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