早期退職を考える 2
55歳早期退職し65歳までの10年間の生活費をどうするか?について考えてみます。1.不労所得を造る 具体的には、株式の配当金、預貯金の金利が不動産からの家賃収入、などがこれにあたります。 筆者は不動産はすべて損切りしたので、考慮にいれず、主に株式、FXとします。 月、最低でも税引き後で10万円をキープしようとすると、年間144万円の配当所得が必要になり、 配当金利4%としても元本144/0.04=3600万円が必要になります。 REITなど高配当ETFでも4%は結構難しいですね。 ただ、日本国内を基準に考えると税金も高く預金も金利も無しと同じ。 生活コストも高すぎ。数億円の資産が無いと早期引退後には老後前破綻になってしまいます。 これでは、働き続けるしか、選択枠は無くなってしまいます。 そこで、海外移住で生活コストを下げる。ことを前提に考えてみます。 具体的には、英語が通じるところでは、マレーシア、フィリピンが日本よりも安く生活できます。 治安、医療を考えると、マレーシアを選択します。 さて、マレーシアリンギは、定期預金金利が、年3.1%付きます。 生活コストも日本の半分以下で済みます。月20万(1MYR=28)もあればそこそこ豪華な暮らしができます。 144万/0.031=4646万円あれば、定期預金だけで月12万(税込)が達成できます。 しかしこれでも現金預貯金が5千万円も必要になり、すべてリンギットにするというリスクが発生しますね。 現実的には預貯金も切り崩しながら、生活していくことを前提にする必要がありますね。 仮にKLに移住したとして、月20万x12=年240万x10年=2400万として、 55才時点で2400万を定期年率3.1%で回し年間240万の支出として計算していきますと、 10年後に395万円残ることになります。Age 年3.1% 240万支出55 ¥24,000,000 ¥21,600,00056 ¥22,269,600 ¥19,869,60057 ¥20,485,558 ¥18,085,55858 ¥18,646,210 ¥16,246,21059 ¥16,749,842 ¥14,349,84260 ¥14,794,688 ¥12,394,68861 ¥12,778,923 ¥10,378,92362 ¥10,700,669 ¥8,300,66963 ¥8,557,990 ¥6,157,99064 ¥6,348,888 ¥3,948,88865 年金開始 この場合では、ギリギリOKという感じですね。これ以外に不労所得を増やさなければなりません。投資からの収益を考えないといけませんね。つづく