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アメリカジョージア州から、4Hクラブのリーダーが友人の家に
逗留中。ラボテューターの仲間たちとその女性「ジェシカさん」を囲んで昼食会をした。 場所は奥多摩でよく知られた”黒茶屋”緑と渓谷を借景にどっし りと250年前の庄屋造りの日本家屋。屋内には、当時そのままの家具や紡ぎ機と、山里の暮らしを偲ばせる品々が展示されている。 渓谷の水音を聞きながら待つことしばし、ジェシカが、友人に案 内されて見えた。黒人と聞いていたが、小柄で親しみやすい風貌。 東洋的な顔立ちで、色は浅黒い程度。ほほ笑むと、テューター仲間 の一人に、とても良く似ていて驚いた。 更に驚いたのは、座敷に上がる時、後ろ向きに上がって履物を揃 えた事。ジェシカは、日本風のエチケットをよくご存知のようだと 思った。ラボパーティと4Hクラブの28年の交流で、相互理解が 進んでいることを痛感する彼女の仕草だった。 心地よい声で静に話すジェシカ。息子さんが弁護士を目指して大 学で勉強中とか。アメリカ人らしく、自分の考えをはっきりと話す 中に、黒人のアメリカンとしての意思も伝えていることを感ぜさせ られた。 食事後は、奥多摩で数百年の歴史を持つ”軍道紙”の紙漉きを体 験した。2週間後には、我々が漉いた軍道紙が出来上がる。 ジェシカは、その事を知って。 「ボスに再来日を頼んでみるわ、私の紙を受け取りに行かなくては ならない」 と、冗談を言って笑わせてくれた。 この日は、慌てて出かけてカメラを持参しなかったことが悔やまれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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