うちで体験してみて,循環生活
ヒマワリの種を春に15個ほどまいたのですが,葉が60センチなんて大きくなったのは,2本だけです。その2本には共通点があります。薪の灰があるところです。樹木灰の成分は,カリウムやカルシウムが主成分で、マグネシウム,リン他に亜鉛など。灰はカリウムを多く含むため、昔から肥料としても利用されてきました。その他にも灰に含まれるアルカリ性と細かい珪酸分を利用し、茶碗等の器物の洗浄に使われていたことは以前に記したとおりです。つまり2本のうちの1本は灰をよく捨てていたところもう1本はお茶碗を灰で洗った水が流れるところです。今,灰なんて使わない生活ですし灰自体身近で見ることはありませんね。男木島には,枝打ちした樹木の枝や枯れた樹木がたくさんあって薪に不自由することはありません。そして灰になり灰のおかげで草木がどんどん大きくなっています。「循環」昔の生活は無駄なく循環しています。今は残念ですが循環していません。先日見た諏訪湖も緑色でした。富栄養化で植物プランクトンが大量発生しているようです。循環の生活ちょっと手間がかかるけどまず週末だけでもいかがでしょう。今団塊の世代の人たちまでなら多分昔の循環の生活の仕方をご存じの方が多いと思うのです。教えてくださる人たちがいらっしゃるうちにいろいろな技術を教えていただきましょう。自分の生活は自分が作ると言う達成感環境を汚さないように「循環」日本人の文化を知る遊び心災害に備えるいろいろあります。キャンプに何を持って行かなくても環境に負荷をかけずに豊かな時間を過ごすことができたら楽しいですよ。もし,お子さんと来られたらアケビ採りや山ブドウジュース作りを体験しましょう。ジュースを飲んだガラスのコップを自分で灰を使って洗うのもよいかもしれませんうちでできることは何でも体験してください。自分でヒマワリの種をとって殻を割って食べてみる。薪でお風呂を焚いて入る。七輪で魚を焼いてみる。ミニトマトをとって食べてみる。どんなことからでも面白そうなことから先ず一歩を一緒に歩みましょう。