銀の言葉中村天風 銀の言葉 岬龍一郎 定価1200円ブックオフ100円KKベストセラーズ ワニの選書 1995. 5. 5初版1刷 1995. 7.25初版3刷 身に病ありといえども 心まで病ませるな。運命に非ありといえども 心まで悩ますな。 -ヨガの哲学 病は気から 心ひとつのおきどころ 目は心の窓 心の調子は顔つきに現れる。 体、心、心霊(魂:霊性:気-意思:気力 ここまでくると心と区別はつけにくいな) はひとつのものである。 気をみかくんだな、これが。 同情はしても 同化はするな。発想の転換を教えるようにする。 他人の喜びを 我が喜びとせよ。 天風式心身統一法 [寝際の心がけ] ①命令暗示法 鏡に映る自分の顔に、自分のなりたい状況を命令的にいう。 「お前は信念が強くなる」 ②連想暗示法 「悲しいこと」「腹のたつこと」「気がかりなこと」など、消極的なことは一切寝床に持ち込まない。楽しかったことだけを思い起こして眠りに就く。 [目覚めの心がけ] ①断定暗示法 昨夜、命令したことを すでに具現化された状況で断定的に「自分は意志が強くなった」と発声する。 [日常の心がけ] ①言葉づかい 「困った」「弱った」「悲しい」「助けてくれ」といった消極的な言葉は絶対使わない。 - 使ってしまったとしても 打ち消しておく必要がある。 ②取り越し苦労の厳禁 取り越し苦労は、自ら墓穴を掘っていると思え。- 楽観的にみる必要がある。 ③内省検討 心が積極的か消極的か 常に客観的に検討し、少しでも消極的なものは 追い出す。追い出すように心がける。- 客観的に見る必要がある。 ④交際態度 明るく 朗らかに溌剌とした態度で 何人にも接する。- 努力する必要がある。 ⑤感謝一念 不平不満を言わず、何事にも感謝して「正直・親切・愉快」をモットーに。- 感謝はしなければならない。 ⑥正義の実行 本心・良心にもとった言動は絶対しない。- 本心って なかなか言えないところを努力する必要がある。判定基準だな。 [有事の心がけ] ①クンバハカ法 感情、感覚の刺激、衝撃を受けた瞬間、まず肛門を締め、同時に下腹部に力を入れ、肩の力を抜く。 ②呼吸法 ①の体勢をとりながら、まず肺の中の残気を十分に吐き出してから、息を深く吸い込む(下腹部に意識を集中 する、みずおち、丹田)。 橘曙覧(たちばなあけみ) 『独楽吟』 たのしみは 妻子むつまじくうちつどいて 頭ならべて 物を食うとき たのしみは まれに魚煮児等(こら)みなが うましうましといひて食う時 たのしみは 珍しき書(ふみ)人にかり 始め一ひらひろげたる時 |