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パナソニック、NEC、ソニーと日本の優良だった企業が軒並み大赤字だ。 私などの偏差値では逆立ちしても入れない大企業だが、 なぜ優秀な社員達が、一人前の稼ぎが出来ていないことになる。 私の事業は小規模であっても、ちゃんと黒字を出している。 優良大企業の赤字の理由は何なのか? それは、環境の変化に対応できなかったことだ。 ではなぜ対応できないのか? 答えは、内部昇進型の人事制度にある。 今の経営者は、前の時代の経営者によって選抜されたわけだ。 そんな経営者は、前の時代の成功体験しか戦略資源が無い。 環境の変化に対応できる素養がないのだ。 パナソニックは、パナソニックに相応しい、 NECはNECに、ソニーはソニーに相応しい人材が昇進する。 変なことを言ったりやったりする人材はとっくに淘汰されている。 だから、企業に企業家・起業家が居ないわけだ。 今勢いのある企業は、社長によって創業された企業ばかりだ。 楽天しかり、ソフトバンクしかり、外ではアップルしかり。 内部昇進のだけの人事を止めないと、日本の企業に明日はない。
「汝、アイデアを殺すことなかれ」 3M(塗布剤、接着剤の大手メーカー)の11番目の戒律だが、 これを社訓に掲げるような会社は日本にはまずない。
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Last updated
2012.04.15 14:58:09
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