テーマ:読書(9276)
カテゴリ:カテゴリ未分類
こんにちは、とっしぃです! みなさん、仕事のストレスで悩んでいませんか?毎日満員電車に揺られ、残業続き、理不尽な上司...そんな「職場のしんどさ」と闘っている人に朗報です。今回は、産業医として1万人以上の心を救ってきた井上友介さんの著書『1万人超を救ったメンタル産業医の職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』の内容をご紹介します。 この本はサラリーマン・OLのほぼ100%に役立つ内容で、今の職場環境に苦しんでいる方は必読です。人間関係で悩みすぎて会社に行きたくない、頑張っても結果が出ない、イヤミな上司に怒られるのが苦痛...こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。 私自身も過去に上司にいじめられた経験があるので、その辛さは痛いほど分かります。でも、悲しい現実をお伝えしておきます。あなたがどれだけ会社のために働いても、いざという時、会社はあなたを守ってくれないのです。 ではどうすれば自分を守り、職場のストレスから解放されるのか?この記事では以下の3つのポイントをご紹介します:
この中からたった一つでも実践してみれば、あなたの職場環境は確実に改善されるはずです。それでは、一緒に学んでいきましょう! 1. 人生は60点合格が一番心地いい現代はSNSの時代。TwitterやInstagram、LINEなどのおかげで、誰とでもすぐにつながれるようになりました。でも、ここに大きな問題が潜んでいるのです。 SNSを使っていると、私たちは無意識のうちに「他人と自分を比較する習慣」が身についてしまいます。友達のInstagramを見れば、おしゃれな旅行や可愛い子供の写真、高級レストランでの食事...一方、自分はコンビニ弁当。こうした比較を繰り返すうちに、「自分ももっと稼がなきゃ」「もっと上を目指さなきゃ」「友達に自慢できる生活がしたい」と思うようになります。 この思考パターンが続くと、「100点満点の理想の自分」と「現実の自分」とのギャップに苦しむことになります。そこで覚えておいてほしいのが次の考え方です: 完璧主義を辞めて、60点を人生の合格ラインにする 実は、SNSでキラキラした生活を投稿している人も、その他の大半の時間は普通の生活をしています。彼らだってコンビニ弁当を食べているんです。 「でも、それじゃ成長できないじゃないか」と思うかもしれません。しかし、常に100点を目指して生きると、どうなるでしょうか? たとえば、「営業成績で月間トップ」「副業で年収100万アップ」「タワマンに引っ越す」といった目標を立てて必死に頑張り、100点満点の結果を出せたとします。しかし、その後も「次も100点取らなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」「もっと稼がなきゃ」と余裕のない生活が続きます。 私自身、サラリーマン時代は常に100点満点を目指す仕事人間でした。しかし、コロナ禍で仕事が激減した時、それまでの「100点満点での行動」が一瞬で崩れてしまうことを痛感しました。 そこから「60点合格」という考え方に切り替え、家族との時間を増やしたり、自分がやりたいことをやったりするようになりました。すると、本当の意味での幸せを実感できるようになったのです。 この考え方のすごいところは、「自分の中で60点合格と考えれば、失敗しても『まあ仕方ない、これが今の自分の力』と割り切れる」こと。残りの40点分は心の余裕となり、毎日が楽になります。 さらに面白いことに、「60点合格」と考えて仕事をすると、余裕を持って取り組めるため生産性が上がったり、良いアイデアが浮かびやすくなったりして、結果的にはむしろ成績が向上するのです。 この本では「もっとラフに生きていい」という言葉も紹介されています。このラフには英語の「Rough(大雑把)」と「Laugh(笑い)」の2つの意味があり、「大雑把に笑って生きよう」というメッセージが込められています。 あなたがいつも誰かと比べて落ち込んでいたり、完璧主義のせいで辛い思いをしているなら、まず合格点を60点に下げてみましょう。人生はこんなものだと割り切って、今の現状をまるごと受け入れてみてください。 他人と比べる必要はありません。あなたはもうすでに十分頑張っているのです。 2. 自分だけの評価軸を作る職場での三大ストレスは「人間関係」「仕事の量」「仕事の質」と言われていますが、中でも人間関係で悩んでいる人が圧倒的に多いです。パワハラ気味の上司、陰口を言う同僚、理不尽なクレーム...人間関係は本当に様々な問題を引き起こします。 会社には評価制度があり、他人からの評価で昇給や昇進が決まるため、人間関係は仕事の一部と言えます。この仕組みが問題で、長くその環境にいると無意識のうちに「他人に認められたい」という承認欲求が強くなってしまうのです。 例え嫌いな上司でも「この上司に好かれれば昇進できるかもしれない」と自分に嘘をついて好かれようとしてしまいます。私も昔はこれをやっていて、心のストレスが半端なかったです。 では、この辛い状況をどう改善すればいいのでしょうか?そこで大事になるのが「自分だけの評価軸を作る」ことです。 周りのことを気にするのではなく、自分自身の自然な気持ちを大事にすることから始めましょう。ちょっと考えてみてください。あなたが好きな人はどんな人ですか?
どんな人が好きかは人によって異なります。この「自分がこういう人好きだな」と思う気持ちが心の核となり、自分の評価軸になるのです。 自分の評価軸があれば「あ、自分はこの人が苦手なのはこの評価軸に引っかかっているからなんだな」と自分を俯瞰して見られるようになり、相手のことも少しずつ理解できるようになります。人は理解できないものに対してストレスを感じるものです。 例えば、初対面の人と会う時、私たちは過去の経験からその人がどんな人なのか想像します。「この人は私の苦手なAさんと同じで、笑っているけど目の奥が笑っていなくて何を考えているのか分からないタイプだ」などと。しかし、実際に話してみると「実は目が笑っていないと言われることが多くて悩んでいるんだよね」という本音を打ち明けられることもあります。そうなると、過去の経験から「苦手」と判断していた人が一気に「好き」に変わることもあるのです。 自分の評価軸が何なのか、一度紙に書き出してみてください。色々な人と接点を持ったり、初体験のことに積極的に参加していくことで、自分の評価軸はどんどん明確になっていきます。 3. ラ行は言わない職場がしんどいと感じるのは、もしかしたらあなたが「ラ行の言葉」を使いすぎているからかもしれません。 ラ行の言葉とは、「でも」「だって」「だけど」「だったら」「どうせ」「どうして」「どのみち」などのネガティブな印象を与える言葉のことです。この本ではこれらを「D言葉」と呼んでいます。 このD言葉を今すぐ封印してみてください。案外、自分で気づかないうちに使っている人が多いので注意が必要です。D言葉を使わないで過ごすだけでも、自己肯定感はどんどん上がっていきます。 脳科学的にも、人は自分の発する言葉によって行動が良い方にも悪い方にも変化することが分かっています。ネガティブな言語が多い人は相手を否定することも多くなるため、聞いている人はいい気持ちになりません。 その結果、あなたの周りからはどんどん人が減っていき、いつの間にか嫌われていたり、同じようにネガティブなことしか言わない人ばかりが集まってきたりします。そして職場の人間関係がどんどん辛くなっていくのです。 これは自分で意識しないと周りから注意されることも少ないので、ここでしっかりと見直してみましょう。 とはいえ、どれだけ自分が変わっても、職場には嫌なことを言ってくる「毒人」が必ずいます。そんな時は、その人とは必要最低限のやり取りだけにして、なるべく関わらないようにしましょう。 コミュニケーションの方法も工夫してみましょう。直接ではなくメールにする、直接ではなく電話にする、周りの職場の友人に頼むなど、今ある職場環境の中でできる限り関わらない仕組みを作ることがポイントです。 どんな人と関わっていくかで人生は大きく変わります。嫌な上司よりも尊敬できる人との接点を増やした方が、人生は確実に幸せになります。どんな人生を送りたいのか、その選択は全てあなたの自由です。 まとめ:職場のストレスを減らす3つの方法
この本には他にも、嫌な上司との付き合い方や忙しい人の仕事の向き合い方などが書かれています。これ一冊あれば、職場の悩みの大半は解決できるでしょう。 職場の理不尽な現実最後に、ある40代の方の体験談をご紹介します。この方は20年間、年収も良い大手企業に勤めていました。ある時、部署移動があり、移動先の上司がひどいパワハラ上司だったそうです。 毎日詰められ、精神的に追い詰められた彼は、言われた暴言を録音して会社のパワハラ対策部署に相談しました。しかし結果は...何も変わらなかったのです。 パワハラ対策部署も「穏便に済ませたい」と考えていたようです。20年間会社のために頑張って働いてきたのに、「こんな最低の会社のために今まで働いてきたのか」とショックを受けたそうです。 その後、彼は副業で稼ぐ方法を勉強し始めたそうですが、こういった辛い経験をした人は世の中にたくさんいるでしょう。会社に依存しているだけでは、本当に怖い時代です。 あなたも職場であった理不尽なエピソードが一つや二つあるのではないでしょうか?大切なのは、そういった環境にどう対処していくかです。 この記事で紹介した「60点主義」「自分だけの評価軸」「ラ行を使わない」という3つの方法を試して、職場のストレスを少しでも軽減させてみてください。 あなたの職場生活が少しでも楽になることを心から願っています! いかがでしたか?職場のストレスと上手に付き合う方法についてご紹介しました。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ井上友介さんの著書『1万人超を救ったメンタル産業医の職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』を読んでみてください。 では、また次回の記事でお会いしましょう! とっしぃでした! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年04月22日 05時52分24秒
コメント(0) | コメントを書く |