005582 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

読書家とっすぃのうさぎ跳びマインドブログ

読書家とっすぃのうさぎ跳びマインドブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2025年06月26日
XML
テーマ:読書(9559)
カテゴリ:読書

こんにちは、とっしぃです!

今日は本当に衝撃的な本に出会ったので、皆さんにシェアしたいと思います。それが青砥瑞人さんの「ブレインドリブン パフォーマンスが高まる脳の状態とは」という本です。

この本、マジでヤバいです。読んでいて「え、こんなに簡単に人生変えられるの?」って思わず声に出してしまいました。

なぜなら、この本を読むとやる気を出したい、ワクワクしたい、効率よく物事を達成したいという誰もが抱える悩みの解決策が、脳科学的に明確になるからです。

結論:ドーパミンを味方につければ人生は好転する

最初に結論を言っておきます。

やる気ホルモンであるドーパミンは生存や快楽に紐づいているため、人を突き動かすパワーが断違いに強い。そのため私たちは日々ドーパミンに操られていると言っても過言ではない。しかし逆にドーパミンを味方につけることができれば人生は好転する。

これが今回お伝えしたい核心です。

今回の記事では以下の3つのポイントで解説していきます:

  1. ドーパミンが人を操る仕組み
  2. ドーパミンを味方にする方法
  3. 最重要な脳内物質セロトニンの話

それでは詳しく見ていきましょう!

1. ドーパミンが人を操る恐ろしい仕組み

ドーパミンとは何か?

ドーパミンは一言で言えばやる気ホルモンです。

人のやる気、活力、モチベーション、集中力、記憶力、快楽に関わっている超重要な脳内物質なんです。

このドーパミンについて理解する上で、絶対に抑えておくべき3つのポイントがあります:

ポイント1:快楽に関わる

ドーパミンは快楽に深く関わっています。ドーパミンが分泌される時に、私たちは快楽を感じているんです。これ、めちゃくちゃ重要なポイントです。

ポイント2:報酬予測と報酬獲得

ドーパミンが分泌されるタイミングには大きく2パターンあります。

報酬予測:「何かいいことがありそうだ」「何か美味しいものが手に入るかも」というタイミング。この時のワクワク感の正体がドーパミンです。

報酬獲得:実際に美味しい食べ物を手に入れた時、お金を稼いだ時、目標達成した時、活躍した時などのタイミング。

つまり私たちの脳では、まず報酬予測のタイミングでドーパミンが分泌されてやる気や活力、集中力が上がり、次に報酬を獲得することで達成感を得るという流れになっているんです。

ポイント3:強化学習

これが一番恐ろしい部分です。

私たちは一度快楽を得ることができた場合、その快楽をもう一度得たいと感じやすくなります。「もう一度あのチョコレートを食べたい」「もう一度あの達成感を味わいたい」といった感じです。

これが強化学習です。快楽を学習することで、もう一度それが欲しいという気持ちが強くなるんです。

例えば:

  • ビールを飲んだことがない人は「ビールが飲みたくてたまらない」とはなりません
  • でも何度も飲んでその美味しさを知っている人は「ビールが飲みたい」となりやすい

筋トレで気持ちよくなれる人はどんどん筋トレをするし、仕事で成果を出すことに快感を覚える人はどんどん仕事を頑張る。

人それぞれに強化されている行動パターンとまだ強化されていない行動パターンがあり、基本的に私たちは強化されている行動パターンばかりを繰り返していることになります。

ドーパミンのパワーが強力すぎる理由

ここで重要なのが、ドーパミンのパワーが非常に強力だということです。

基本的にドーパミンの分泌は生存に有利な行動に紐づいています。具体的には「食べること」と「異性を獲得すること」です。この2つが最も根源的なドーパミンが出るタイミング・原因となります。

やはり生存に有利な行動や快楽に紐づいているだけあって、人を突き動かすパワーが強いんです。人を突き動かす最大の原動力であり、私たちは日々このドーパミンに操られていると言っても過言ではありません。

現代社会の罠:ドーパミンを悪用するビジネス

ここで気をつけたいことがあります。それはドーパミンの性質をとことん研究し、それを利用する側の人もいるということです。

例えばビジネスの場で利用されているものとして:

  • ギャンブル
  • ゲーム
  • スマホ・SNS
  • 買い物
  • ポルノ
  • お酒
  • タバコ
  • 薬物

これらはもうドーパミンを出しやすい形に加工されて世に溢れています。

しかし、これらのものは簡単にドーパミンを出せる代わりに、やりすぎると体に悪いとかお金がかかるといったデメリットがあるので、付き合い方が非常に大事なものです。

だからこそドーパミンについて理解することは非常に価値が大きく、さらにその学びを生かすことができればドーパミンを味方につけることができるんです。

2. ドーパミンを味方にする具体的な3つの方法

ここからが本題です。ドーパミンを味方にする方法、つまり3つのポイントを抑えて目標を設定することが有効です。

その3つのポイントとは:

  1. 目標達成の価値を明確にする
  2. 目標を細かく分ける
  3. 適切にフィードバックする

順番に詳しく解説していきます。

方法1:目標達成の価値を明確にする

まず1つ目のポイントは、目標達成の価値を明確にすることです。

達成したい目標について、それを達成した時のメリットは何なのかということをとことん明確にします。

例えば:

  • 給料が増える
  • 家族が喜ぶ
  • 上司に褒められる

どんな目標であれ、達成後のメリットが明確であれば、私たちはそれを欲して脳内でドーパミンが分泌され、やる気が出るわけです。

方法2:目標を細かく分ける

目標達成の価値を明確にしたら、次はその目標を細かく分けます。

例えば「志望大学に合格する」という場合:

  • じゃあ12月の模試では何点取って
  • その前の10月の模試では何点取って
  • ということは今週は問題集を10ページ進める必要があって
  • ということは今日は3ページずつ取り組もう

という風に、目標達成から逆算して目標を細かく分けます。

なぜこれが重要かというと、目標までの道のりが遠いと脳内でドーパミンが出づらくなり、やる気が湧きづらくなるからです。

ですので大きな目標を逆算して中くらいの目標に分け、さらに逆算して小さい目標に分け、取り組みやすい大きさにまで細かくしてしまうということが有効です。

具体的には年単位の目標であれば、逆算して月・週・日という風に細分化します。

このように細分化すれば:

  • 今日の目標は達成
  • 今週の目標はまあ70点くらい達成

みたいな感じで小さな達成感を積み重ねることができます。そしてその時にドーパミンが出て達成感・快感を感じつつ、さらにまたやる気が勝手に湧いてきちゃうというわけです。

方法3:適切にフィードバックする

3つ目のポイントがフィードバックです。

フィードバックとは目標に対する進捗度の確認のことです。結論、このフィードバックによってドーパミンが分泌されますので、たくさんフィードバックをするのが有効です。

先ほど目標設定の段階で目標は月単位・週単位・日単位に分けると言いました。これについて毎回達成度をフィードバックするわけです。

毎日の終わり、毎週の終わり、目標の達成率や良かった点・悪かった点を振り返ります。このフィードバックによって私たちはうまくドーパミンを出すことができ、勝手に頑張れちゃいます。

超実践的!50分作業法

さらに1日24時間という時間についても、もっと細かく区切ってフィードバックの回数を増やした方がいいです。

具体的には50分作業・10分休憩というやり方がおすすめです。

やり方は簡単:

  1. 付箋やメモ帳を用意
  2. ページの真ん中に線を引く
  3. 左側に時間を書き込む(9時〜9時50分、10時〜10時50分、以下同様)
  4. 50分ごとの作業が終わるたびに、その右側にその50分でやり遂げたことを書き込む

これが上手なフィードバックになり、「おー、できるじゃん自分!50分でこれをやり遂げたんだ」というように達成感を得られ、ドーパミンが出て、また次の50分も簡単に頑張れます。

これ、実際にやってみると分かると思うので、一度やってみてください。「これがドーパミンを操るということか。意外と簡単じゃん」ってなると思います。

先ほど言った50分作業・10分休憩というのはあくまで1つの目安なので、25分作業・5分休憩、90分作業・30分休憩など、自分にとって合うやり方を探してみてください。

3. 最重要な脳内物質:セロトニンの驚くべき力

最後に、セロトニンについて触れておきます。セロトニンは最も重要な脳内物質だと言えると思います。

なぜセロトニンが最重要なのか?

本書ではこのように書かれています:

「例えば睡眠不足の状況になると生存のための睡眠が優先され、高次を発動させることが非常に難しい状態になる。呼吸や体温が乱れていると学習や仕事のモチベーションどころではないのである。従って脳幹や間脳などで司る機能のコンディションを整えておくことが学習系や高次脳処理機能系のモチベーションを引き出すためには重要となる」

要するに、十分な睡眠や栄養が取れていて体が健康でなければ、良いパフォーマンスを発揮できないということです。

モチベーションを発揮して自己実現するというのは脳の高次機能の部分です。それに対して脳の低次機能というのは生きることに紐づくもの——例えば食べる、眠る、安全な場所に住みたいといったような欲求です。

生物の本能として、まずはそのような生きるための欲求を満たすために脳はエネルギーを使います。そのような生きるために必要なことが満たされて、そしてようやくその次に自己実現のようなことにエネルギーを向けられるようになるんです。

生きる欲求が満たされて初めて「こんな人物でありたい」とか「こんな人生にしたい」とかそういう欲求が出てくるし、そっちに脳のエネルギーを使えるようになってきます。

まずは生きる欲求を満たす。具体的には:

  • 十分に眠る
  • 食事からちゃんと栄養を取る
  • 体が健康である

この土台があってこそ脳の高次機能が発揮されます。

セロトニンの驚くべき効果

ここで大事になってくるのがやはりセロトニンです。セロトニンは別名幸せホルモン

セロトニンの効果:

  • やる気やメンタルの安定に関わる
  • 気分を前向きにする
  • 爽快感を与える
  • 脳がさえて頭の回転が早くなる
  • 脳機能アップ
  • 幸福感アップ

そしてこのセロトニンは以下のようなタイミングで分泌されます:

  • 日光を浴びる
  • リズミカルな運動をする
  • 咀嚼をする

これらが引き金となってセロトニンは分泌されます。

セロトニンは脳のオーケストラの指揮者

セロトニンは脳というオーケストラの指揮者と例えられたりもします。

これはどういうことかと言うと、セロトニンが他の脳内物質(ドーパミンだとかアドレナリンとか)の各種脳内物質のバランスを、ちょうどいい感じに調整する役目を担っているという話です。

それもあってセロトニンは最も大事な脳内物質です。

セロトニンとメラトニンの関係

また夕方以降、このセロトニンは体内でメラトニンという物質に変わることで睡眠の質を高めます。

メラトニンは別名睡眠ホルモン。私たちに自然な眠気を感じさせて睡眠の質を高めます。

睡眠の質を高めるというのは、寝ている間に細胞を修復し、脳や体を回復させてくれるということです。また抗酸化作用・アンチエイジングの効果もあるため、老化防止にもなります。

重要な話ですが、メラトニンは目に入ってくる光の量が減ることによって、セロトニンがメラトニンへと変化します。つまり午前中や日中にいかにきちんとセロトニンを作り出せておけるかがポイントです。

セロトニンをたくさん作っておけば:

  • 日中は気分が前向きになり、爽快感があり、幸福感・脳機能アップなど色々いいことがある
  • その後で、かつ夜はぐっすり眠れるようになる

要は生活リズムを整えることがものすごく大事なわけです。

実践:セロトニンを増やす具体的方法

具体的には:

  • 朝ちゃんと起きて太陽の光を浴びる
  • 栄養たっぷりの食事をよく噛んで食べる
  • 日中〜夕方くらいまでにできれば運動もしておく

ちなみにセロトニンはトリプトファンというタンパク質と糖質とビタミンを元に作られます。これらは普通にバランスの良い食事をしていれば不足することはないので、偏食せずバランスよく食べることが重要です。

ちなみにこのトリプトファン・糖質・ビタミンを全て1つで含むのはバナナです。

心理的安全状態の重要性

また本書では心理的安全状態が必要とも言われています。

心理的に安全な状態というのは、危険や恐怖・不安・未知・曖昧が少ない状態。逆にこれらが多い状態は心理的危機状態。この状態だと前頭前野の機能が落ちてしまうので、脳のパフォーマンスは落ちます。

前頭前野というのは脳の高次機能になる部分です。脳にストレスがかかると前頭前野がうまく働かなくなるので、心理的安全状態を作ることが必要です。

その具体的な方法として私たちができることは:

  • 生活を整える(睡眠・運動・食事を整える)
  • ストレスを溜めずに解消していく
  • 価値観や目的やゴールをはっきり持っておく
  • あらゆる場面において最悪の想定をしてみる

結局、やっぱり健康が大事ですよという話でした。

まとめ:ドーパミンドリブンで生きよう

今回の記事では以下について解説しました:

  1. ドーパミンが人を操る仕組み:快楽に関わること、報酬予測と報酬獲得、強化学習
  2. ドーパミンを味方にする方法:目標達成の価値を明確にする、目標を細かく分ける、適切にフィードバックする
  3. 最重要な脳内物質セロトニン:生存や健康に対する欲求を満たすことで初めて脳の高次機能が発揮される

最後に、今回この本を読んで最も心に響いた箇所を引用して締めます:

「私は自分が貢献したいこと、興味のあるものでなければ高いパフォーマンスは出せないと思っている。自分が知りたいこと、やってみたいことに対して純粋にのめり込むことでしか原動力にならないからだ。まさにドーパミンドリブンである。もっと多くの人が自分のやりたいことに素直になっていいと思う。それは学びが加速するからだ。」

どうですか?今、自分が最もやりたいことに最も時間や労力を注いでいますか?

自分が今最もやりたいことは何なんだろうと定期的に考えてみることが、人生をより充実させるだろうと思います。

ドーパミンドリブンで、ワクワクした毎日を送りたいものですね!

今回紹介した本「ブレインドリブン パフォーマンスが高まる脳の状態とは」について、まだまだ紹介できていない部分が多いです。めちゃめちゃおすすめの本ですので、ぜひ読んでみてください!

この知識が少しでもあなたの人生の役に立てれば幸いです。


この記事が役に立ったと思ったら、ぜひスキやフォローをお願いします!他にも人生を変える本の要約記事を書いているので、チェックしてみてくださいね。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025年06月26日 05時59分48秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

バックナンバー


© Rakuten Group, Inc.
X