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2008年06月09日
カテゴリ：今野 敏
 竜崎伸也、四十六歳、東大卒。警察庁長官官房総務課長。 連続殺人事件のマスコミ対策に追われる竜崎は、衝撃の真相に気づいた。 そんな折、竜崎は息子の犯罪行為を知る―。 互いに自らの正義を主張するキャリアとキャリアの対立。 組織としての警察庁のとるべき真の危機管理とは。 （「BOOK」データベースより） 最初はこの竜崎、ただの東大至上主義の鼻持ちならないエリート官僚か？ と思ったんですけどね…。 確かに竜崎は東大至上主義だし、エリート意識も持っている。 ただし、東大至上主義については、彼なりの根拠がある訳だし、 彼がエリート意識を持っているのは、自分がそれだけ努力を重ね、 自分の力でここまで上り詰めてきたという自負があるから。 国家公務員はこうあるべき、という使命感・責任感を持っていて、 それを当たり前のように遂行していく竜崎の、一本筋の通った 姿勢にすごくひき込まれました。 読み終わった後に、すがすがしい気分になる作品でした。 続編の『果断』が早く読みたい！ そういえば、今回の作品にも、私が密かに楽しみにしている 脇キャラのリンクがありました。 『捜査一課の田端課長』またお会いしましたね～(笑） この方、今野さんの警察小説のほとんどに登場しているようです♪ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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