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映画は最後まで観る子のブログ

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2021.09.25
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何者かに殺される誕生日を繰り返すタイムループから抜け出したツリー(ジェシカ・ロース)は、恋人のカーター(イズラエル・ブルサード)と楽しく過ごすつもりだった。ところが彼のルームメイトのライアン(ファイ・ヴ)が殺人鬼に狙われるタイムループに陥り、理工学部で学ぶライアンたちが開発した量子冷却装置(SISSY)が原因だと判明する。彼らは研究室に行き、そこで装置から放たれたビームをツリーが浴びてしまう。




​またまた死のループに陥ったトリーが選択する自分の未来とは!?​




まさかの『ハッピー・デス・デイ』の続編です。


ヒットした映画の続編はあんまり、、の定説があるけど、今作は普通に面白かった!


でも、続編で一番気になるのはキャストがちゃんと続投しているのか?というところ。


大丈夫、今作は全員続投してます笑


こういう部分って結構大事。



最初の始まりはトリーではなく、カーターのルームメイトのライアンから始まるのが、なんか憎い演出だった。ライアンが車中泊から目覚め、部屋に戻るまでが結構ドキドキ。これが18日の月曜日だったら?1でのトリーの努力が水の泡になるところを、翌日19日だったと分かった途端、ちょっと安心。


でも問題はここから。


1でトリーは死のループから逃れたが、そのタイムループが今度はライアンに飛んでしまう。その上、1から続く死のループの原因が、ライアンら理工学部が開発したシシーという装置であることが判明。なんでトリーに降りかかったのかは明言されてなかったけど、死のループが「自分を大切にしてなかった彼女に何かを思い出させるため」といった神秘的な理由でないところが妙にリアル。装置に関してはガバガバ理論だけど、ストーリーに直接関係ないからいいや笑


そしてひょんなことからまた、死のループがトリーに戻ってきてしまう。


ここで発狂してしまうトリーがとにかくキレキレ。そりゃ頭おかしくなるよね、せっかく終わったと思ったのに、またループが始まっちゃうんだもん。


でも、このループ世界は何かが微妙に違う。1とはまた別次元の18日の月曜日に飛ばされたことで、彼女を取り巻く環境に変化が生じていた。トリーとルームメートのロリの関係は改善されており、教授と不倫もしていない、母親が生きている、そして何よりカーターとダニエルが付き合っている世界線。



カーターとダニエルのキスシーンで見せたトリーの顔芸が面白すぎた笑


そして1から引き続きの死亡集も健在。


今回は何度も死ぬことでアルゴリズムを解読する、というよくわからない理論から、トリーが死ぬことが求められ、殺人鬼に殺されるくらいだったら、自分で死ぬわ!っていう思い切りの良さによるもの。


自殺シーンだから気鬱になりそうなところを、めちゃくちゃ底抜けにポップだから、これも全然見てられる。


こういうところでいちいちコメディしてくれるトリーが本当に愛おしいわ。


しっかりカーターとダニエルに嫌がらせまでしてるし笑


さすがだよトリー。



しかもこの世界線はロリがトリーを憎んでいない。なので、一体誰が「この世界」の殺人鬼なのか?というミステリー部分もあってよかった。ロリに助けられるという、前作から見ていたら、ちょっと胸熱するシーンもあり。彼女、本当はいい人だったんだな、、


で、1の死闘をくぐり抜けてきたトリーは今作でも逞しすぎる女子大生。


カーターを助けるために自分から発電所に突っ込んだり、ロリを助けるために銃をぶっ放す姿がカッコ良き。


最終的にトリーは母親が生存しているこの世界より、元いた世界に戻ることを選択する。カーターと自分が恋人になりかけていた世界に。でも、その世界にはもうロリはいないんだよね、、トリーが窓から蹴り落としたから。なのに危険を冒して、『この世界』のロリを助けたい!って果敢に行動するのはすごいと思う。最後、彼女に「ごめん」って謝るのも、些細なきっかけで歪み合うようになってしまった、「向こうの世界のロリ」への謝罪でもあったのかな、、



何はともあれラストはしっかりハッピーエンド。


、、と、思いきやまさかのどんでん返し。


あれは流石にダニエルかわいそうじゃないかな?笑




主役はもちろん、トリー役のジェシカ・ローテ。前作から引き続きのキュートな部分とバイオレンス上等な部分に加えて、今作ではより正義感と逞しさが爆発しているトリー。死のループ経験者だからちょっと余裕があるのが面白い。本当に魅力的なキャラ。カーター役は変わらずイズラエル・ブルサード。前作を踏襲する人の良さだけど、それゆえに影が薄かったような気も。カーターよりキャラが立ってたのがライアン、サマール、アンドレという化学研究サークルの面々。特にサマール役のスラージ・シャルマは有名な『ライフ・オブ・パイ』で主演を演じた俳優さん。カーターと付き合っていながらしっかり浮気しているダニエルも、今作ではしっかり見所あり。でもループをダニエルに移したって、多分彼女はトリーほど上手に殺人鬼と対峙できないと思う笑ダニエル役はレイチェル・マシューズ。今作では善玉のロリはルビー・モディーンが続投。トリーとロリが手を取り合うシーンが、新鮮でもあり物悲しくもあった、、





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最終更新日  2021.10.11 21:07:43



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