カテゴリ:チアパス
8年前、メキシコに来た時からずっと私の中で“世界で一番行きたい村ナンバーワン”を誇る
チアパス州のチャムーラ村へ、ついに行くことができた。 チャムーラでは今も村民は民族衣装を着て、昔ながらの生活を送っているという。そして近隣 の先住民が行き交う非常にローカルな市場があるらしい。 私の趣味は“スパゲッティー食べ歩き”と“先住民訪問”であり、今回後者が満たされた、と いうわけだ。 州都サン・クリストバルの町からバスで30分弱(ちなみにバス代80円)で到着。 小さな村なのに観光客もかなり多い。 バス停から坂を下り、村の中心部にある日曜市へ向かう。 市場へ向かうとこんな感じの風景が広がる↓ 野菜、ニワトリ、果物、お香、焼き物の皿、ヤギの毛皮のスカート、などなどが一堂に集まり、 混沌とした賑わいを見せている。 タコスの出店では、酒を飲んだオジサンたちの喧嘩が始まる。 ※全員ヒゲを生やしている。 それを興味深げに見物する観光客、その横で走り回る地元の子供たち。 まさに“これぞ、市場”だ。 よくよく見ると、女性の民族衣装にも村落によって様々なものがあり、頭に何か被る民族 (ちなみにここでは鶏が食用として、儀式用として多用されている)↓ その他、細かいアジア風の刺繍のブラウスの民族衣装の民族などが見られるが、皆黒ヤギの 毛皮のスカートをはいている↓ 彼女たちの間でも“ブランド”はあるのだろうか? 「“ドン・サンチョ”の黒ヤギ毛皮のスカートが欲しくて・・・」とか思っているのかな。 商店に入ると店員と客が、バスに乗れば運転手と客が地元民族の言語で会話しているが、 私たち外国人にはスペイン語で話しかけてくるというバイリンガル地帯。全員通訳候補者だ。 通訳ニッチ市場の開拓の余地あふれるチャムーラ。今後急成長するかもしれない。要注目。 帰りのバス、と言っても“コンビ”と呼ばれる8人ほど乗れる小さなバスの中で、隣に座った のは買い出しに来た民族衣装のおばあさん。もちろん黒ヤギ毛皮のスカートに三つ網ヘアー。 小さな段ボール箱にヒヨコを数匹入れている。これから育てて卵を産ませるとのこと。 おばあさんはバス停もない山奥の真ん中で下りて行った。住んでいるんだろうか? ついていって一緒にタコスでも食べたいところだ。 とにかくコンビニやデパートの世界から民族衣装あふれる異国の村の市場へ紛れ込むという、 充実しまくった一日であった。 「今日で人生でやりたいことの90%は達成したな・・・」と感無量の私。 お友達スー店長のお店エル・ボラーチョ! 海外旅行の最新情報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月18日 16時58分08秒
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