***(*^-^*)プクプク膨らむ楽しみな季節&クリスマスローズから渡されたバトン
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2021年04月19日
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全4件 (4件中 1-4件目) 1 素晴らしい音楽
カテゴリ:素晴らしい音楽
「年が明けたのう。ここは怖気づかずに出陣じゃ!かかれい!」 年明け早々、仕事気分を盛り上げるため、今読み進めている海音寺潮五郎の 「天と地と」にでてくる昔の武将の気分で仕事にとりかかる。 「いや、まずは音楽でもかけて気分を盛り上げようぞ。CDじゃ!!」とかけたのが これ↓ ![]() これは、「メキシコ、チアパス州高地及び熱帯雨林のマヤ音楽」という題名のCDである。 以前チアパス州を旅行した際、マヤ医薬博物館のお土産コーナーで買ったものだ。 メキシコシティのCD屋さんでは売っていない、メキシコ先住民のレアな音楽である。 ちゃんと「貴重!!」と記した私↓ ![]() 「ここで買わねばもう機会はなかろう。いざっ!」と思い意を決して買ったもの。 ========================================= ところで、16世紀にスペイン人に侵略されるまでメキシコには50以上の民族が住んでいた。 それぞれが違う言語を持っており、今でもその末裔たちは独自の言語とスペイン語の バイリンガルである。 で、このCD。先住民の言語で歌われている。全体に長調の明るい調子だ。 村祭りで親戚のおじさんが歌い、それに合わせて村人がゆっくりと踊る、ようなイメージ。 聞いていると、調律の整っていないバイオリンの音色や、あまり音程の合っていない 鐘の音が太鼓や笛の音に入交じり、「素朴」という感想を持つ。 「むむ、聞きなれない音の調べぞ?」と思った原因は、 「一曲一曲が、繰り返すメロディーで構成されている」からであった。 大体4小節分ぐらいのメロディーが、一曲の中で永遠に繰り返され、サビなどがない。 が、その聴きなれない素朴な魅力ゆえに、「そもそもいつから人類は音楽に“サビ”を つけ始めたのか?」「ドレミってほんとに正しいのか?」から、「そもそも音楽とは何か?」 と音楽の根源まで考えさせられてしまい、仕事が手に付かない。 気分転換に「天と地と」でも読むとするかのう・・・(←し、仕事は・・・?)。 ![]() お友達スー店長のお店エル・ボラーチョ! ![]() ![]() ![]()
最終更新日
2009年01月09日 20時43分28秒
2008年11月26日
カテゴリ:素晴らしい音楽
メキシコの結婚式、クリスマスパーティーで必ずかかる曲がある。 YMCAだ。 「い、未だに?!」と思われる方もいると思う。 が、毎年、毎シーズン流行が変わる日本と違い、メキシコでは流行り廃りがほとんどない。 バスの中では、ビートルズの「シー・ラブズ・ユー」で手拍子を打ち、タコス屋から流れてくる アーハの「テイク・オン・ミー」に合わせてタコスを食べる。 その他、マドンナの「ライク・ア・バージン」や、マイケル・ジャクソンの往年の歌で 街中活気に満ちている。 もちろん、最新のアメリカン・ポップスや、ラテン・ポップスも流れるのだが、 80年代が根強く息づいているメキシコ。 最新のサルサ音楽と共に、YMCAを心から楽しんで踊る年末のパーティーシーズンがやってくる。 ↓「ヤングマンっっ!」 ![]() ![]() お友達スー店長のお店エル・ボラーチョ! ![]() ![]() ![]()
最終更新日
2008年11月26日 08時32分22秒
2008年09月04日
カテゴリ:素晴らしい音楽
これが参考になるかどうかは怪しいが、つらい時、反省したくない時、何もすることがない時、 暑い時・・・そんな時のストレス発散法として私はこれに頼っている。 ![]() サルサとメレンゲ。 いわゆるラテン音楽で唐突に踊って発散させるのだ。 ======================================== 音楽とは? 音楽には国民性や文化、その国の国民の人生哲学のあり方を反映する一面があると思う。 恋愛の喜びや悲しみを歌い上げるのは万国共通として、例えば日本の歌の歌詞には「頑張ろう」 「泣いてもいいんだよ」など、向上心、忍耐、弱さへの理解、努力への称賛などが盛り込まれる傾向 がある。受験、残業など厳しい競争社会のプレッシャーや、他者への理解をベースにした共存・協調 姿勢を反映しているのではないだろうか。また、「あるがままの心で生きる~」など、物質的に 恵まれた生活の中での自分探しなど、生き方を模索する視点も見受けられる。 このような傾向はメキシコの歌の歌詞にはほとんどない。 シリアスな部分があるとするなら、貧困問題や腐敗政治批判などである。 日本は自分や人間の内面へ、メキシコは外に向けられた問題意識のあり方がうかがえる。 国によって国民の抱える悩みが違うようだ。 ======================================== で、サルサ ところでサルサ。明るい、というより、“歌詞に深みがない”いや、“浅すぎる”傾向にある。 「マヨネサ(マヨネーズ)」という歌では、なぜか「チョコレート~」というコーラスから始まり、 サビでは「マヨネーズ!マヨネーズ!」と連呼する。 また、「1,2,3、みんな上!みんな下!」という掛け声が永遠に続き、それに合わせて上、下へ 重心を移して踊り続けるためのサルサもある。 ↓輪になって踊りまくる同僚の様(去年のクリスマスパーティーにて) ![]() 中にはしっとりした歌詞のサルサもあるのだが、基本的には踊るためにあり、じっくり聞くため のものではないので、歌詞うんぬんより“ノリの良さ”が命。 「マヨネーズ、マヨネーズ」などと連呼されたり、上へ、下へ体を休みなくくねらせなければ ならない状況では、自分探しなどしているヒマもなければ、そんな知力もリズムに奪われる。 そして、「自分探し」以前に、「自分を見失っている」ことさえもすっかり忘れ、一通り踊った後 ステップを踏みながら近所へ買い物に・・・という人生でもよし!!(←私へ) ![]() お友達スー店長のお店エル・ボラーチョ! ![]() ![]() ![]()
最終更新日
2008年09月04日 23時04分03秒
2007年11月01日
カテゴリ:素晴らしい音楽
メキシコ音楽にも色々あるが、演歌とも言えるこれ↓
![]() ロス・ティグレス・デル・ノルテ。訳すと“北のトラ達”。 サザン・オール・スターズを訳すと“南の全ての星達”、となるが似て非なるとは このことか(?)。 このCDはベスト版であり、海賊版でもある。同僚のプレゼントだ。 この手の音楽は実は大きらいであったが、日本に行くときに家族に音楽のお土産 が欲しい、といったらプレゼントしてくれたもの。 もらっておいて、大きらいとはなんだ、と思うだろうがこれには訳がある。 リズムは“ズンチャッズンチャ”とか“ズンドコ、ズンドコ”と言う感じで、 私にとっては非常にださい。 バックに本物のピアノを使っておらず、フワ~ンとしたキーボードの音がピーピーと、 安っぽいと言うか、にせものっぽく響くのも気に入らない。 歌い方もべたっとした感じで、半分泣きそうな声になったり、と思うと突然北部特有の 甲高い笑い声(“あひゃーひゃひゃ!”という感じ)が録音されていたりして、 私の感性に合わない。 ということで、バスの中や街中で聞こえてくるたびに「うへえ~!やめてくれ~」と 思っていた。 しかし、もらったからにはじっくり聞かなくては、と思い今日文字通り、初めてじっくり 全部聞いてみることにした。 歌詞は“大統領さんよ、世界では貧困が溢れてるんだよ、アフリカとかよ。 ちゃんとしてくれよ。”という内容のものや、“恋人よ、帰ってきてくれ。君を探して いる。”という恋愛もの。 “歌手1:あなた、病気ですか?具合が悪いようですが。歌手2:娘が出ていっちまった。 あんたが娘にでていくよう促したのではないか?歌手1:娘さんは孤独だったんだから 元はと言えばあなたのせいではないか?”というような会話調の歌、などなど。 やはり感性に合わない。 が、聞いているうちに、なぜか、あれ?好きではないが、ダサい中にも哀愁がある。 これ、タランティーノの映画で日本の演歌が使われたように、この音楽をタランティーノ の映画で使ったりしたら意外といい味出すかも、と思った。 現代のメキシコ、国境付近、田舎のいい味がでている。 いい味が出ている、ということは、他ではまねできないオリジナリティーが それなりにある、ということだ。 全曲聴いてみて、やはり好きではないが、メキシコの田舎の風景が眼に浮かぶ。 必死に生きたりのんきに生きている人間が表れていて、「歌は心」と不覚にも 感動してしまった。 きらいなのに~!!
最終更新日
2007年11月14日 07時47分56秒
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