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カテゴリ:おてんば愛娘♪
幼稚園のDOJO行きの付き添いに参加。
空手や合気道がさかんなフランスでは、運動のできる体育館のようなところ(いちよ畳とか、マットレスが敷き詰めてある)を、日本語の”道場”と呼ぶんですね(びっくり)。 ”付き添いのお母さん方は、廊下で待っていてください。” 中では、先生(幼稚園のディレクター兼任)がお唄を歌いながら、生徒を全員、四角く囲んだベンチに座らせる。 出欠をかねて、数を数えているようだ(数字をいくつまで覚えているのかしら???)。 リストを見ると20人いて、今日は17人出席。 ”では、お出かけの前におトイレを済ませましょう” ドアが開き、男の子と女の子がペアに手をつないで、トイレに向かう(なんだかそれだけで、可愛くて仕方がない・・・)。 娘も、しっかり手をつないで行進だ。 覗いてみると、5つのトイレに順番に用を足し、洗面上に向かう流れがきちんと出来ている(圧巻・・♪)。 娘を探すと・・・・忙しそうにトイレットペーパーをちぎっては、みんなに配っている(あらま!お世話好きなのね)。 廊下のベンチに、手をつないでトイレに行った男の子と仲よさそうに腰掛けて、じゃれている。 そこに、娘を真ん中に、違う男の子が座り、仲間に入りたいがごとく、娘にじゃれ始めた・・・が、娘は怒って追い払う。 そして、もう1人の男の子と楽しそうにしている・・・(す・すごいなあ・・・追い払っちゃうのね。)。 では、それぞれコートを着て、いったんコートかけの自分の写真のあるところに座って全員揃うまで待機。 さあ、いざ・出発。 5人付き添いママはそれぞれ、先生が園児を2-3人ずつ割り当てる。 私は、娘と、ご近所のSちゃんとBくんの3人を担当。 先生が2人の園児を伴ってトップに。 いつもいるアシスタント方が、やはり2人の園児を伴って最期に。 ”いいですか。これからDOJOに行きます。一緒に行ってくださるお母さんの言うことをよく聞いてください。でなければ、先生かアシスタントのところに来てもらいます。” 私はトップの先生の後について、出発。 小さな車の来ない道を選びながら(子供の足で10分ぐらいだろうか)、私の担当の3人の園児たちは、”うんこお!うんち!!”などと下品な叫びで盛り上がっている。 確かに犬のウンチがあちこちにあるのだから、しょうがないことはしょうがないが・・・ 半分ぐらいまで来た頃、さすがに先生が注意。 ”少しならふざけるのも良いけど、いい加減にしなさい!” ヒステリックではない、厳格な言い方だ。 さて、DOJOに到着。 更衣室で身支度。 運動できる格好とスポーツシューズで。ということだったが、やはり靴は脱ぐ(なんだ、なら何でもいいじゃん。脱ぎやすい・はきやすい靴ということだったのかな??)。 Bくんの靴は紐靴で、とても自分では脱げない。 娘にウエストゴムののびのびジーンズを着せていたが、チャックなどは危険なので脱ぐようにとのこと。 しまった・・・タイツも履いていないから、パンツ1枚になっちゃう・・。 でもよく見ると、チャックはなかったので、そのままに。 着替えると、みんな一目散に飛び出して駆け回る・・・嬉しそうだ♪ シャツとパンツ1枚の園児も何人か・・(寒くないかなあ・・・)。 マットに色が付いているので、色を指定したり、男の子と女の子を分けたり、便利だ。 外側のブルーのマットで走りまくり。 ”さあ、はやくはやく、もっとはやく!” ”ストップ!!動かないで!” これを何回か繰り返し、 カンガルー飛び(両足を揃えてジャンプ)! うさぎ跳び! マットに体をつけて、へびになって! ”では、新しい競技の説明です。Sちゃん、Lちゃん、こちらに来てください” 先生が中央で説明しようとするが、Sちゃんは出てくるが、他のこのところへまっしぐら。 呼ばれていない、他の子たちが出てくるわ。 なかなか説明も難しい。 亀さん倒し: 1人は亀さんになってはいつ配ります。 亀さんはお腹を上にされると起き上がれないので、ならないように踏ん張ってください。 もう1人は、よこから押して、お腹を上にします。 はい、どうぞ! 次は、馬と旗手の競争。 2人1組になり、一列に並び、競争だ。 馬を交代して、もう1度。 続いて、スカーフとり。 1人が首にさし、1m後ろの子がスカーフをうばいに走る。 これも2人1組で、交代する。 ごろごろ競争: ゴロゴロで向こうの壁まで競争。 なかなかまっすぐ、ごろごろするのは難しいようだ。 向かいの壁に行き着かず、横の壁に流れてしまう子がたくさん。 そんななかで、運動神経が抜群としか言いようのない子が・・・・・。 女の子で、背も高い、黒人の娘だった。 まっすぐにすごい速さでやりのけちゃう。 馬の競走も、断然トップ。 おちゃのこさいさいの感じだ。 うーーん、オリンピックの縮図をみるようだ。 基本的な筋肉のつくりが違うんじゃないかしらん??? 娘のクラスには、黒人の子は1人みたいだ。 なので余計に目立つのかも・・・ 途中、競争で走りこんできた女の子が、私の胸に飛び込んできた。 ママの条件反射で、”やったね。よくがんばったね”と抱きしめてあげると、他の子たちも、抱きしめてもらいたくて飛び込んでくる。 すると娘は、”私のママ!!”と飛んでくる。 ともあれ、みんな、存分にエネルギーを発揮した。 ママも、存分に楽しんだ。 最期には先生のお唄で、静かにマットに寝転び、興奮を鎮める。 ところが、更衣室に入った頃から、娘が呪文のように唱え始めた・・・ ”ママといっしょにいるう。ママとかえって、テレビみて、ごはんたべて、ねるの。” ”ママといっしょ。ママといっしょ・・・” 帰りの道も、もう、風景は目に入らないらしく、ずーーっとそればかり唱える・・・。 ”ママといっしょ。ママといっしょ・・・” ”ほら、みてごらん。お花が咲いてるよ。” ”あれ、鳥さんがいるよ。” 気を引こうとするが、まったく受け付けない。 ”ママといっしょ。ママといっしょがいいんだもん・・・ママのくるまで、いっしょにかえるんだもん” ”あら。あかちゃんになっちゃたの??Sちゃんといおなじだね。ママ・ママなの??” どうやら、疲れて甘えが出てきたのか。 いつもはいないママがいるので、里心が付いたか・・・・・。 幼稚園に付く頃には、泣き出した。 不意に正門の手前のドアの鍵を先生が開けて、さっさっと中入っていく(正門から入って教室まで行くと思っていたので不意打ちだった)。 やはり他のママがいる子もぐずりはじめた。 5人のうち、3人は、そのまま昼食も近いので(もうすぐ11時)、家に帰ることに(お昼を家で食べる子は、11:30から13:30まで家に帰るのだ)。 私は、かなり悲壮な泣き顔になっている娘を、アシスタントの方に預けて、遠ざかる娘を見送る。 ”お母さんは、お仕事があるから、いたくても、一緒には入れないのよ。 ”ま・まあーーーー!” 悲しみ一杯の顔をこちらに向けて、娘は連れて行かれる・・・ つらいなあ・・・一緒にDOJOに行けて、ママは嬉しかったのに・・・・ 20人の生徒を、先生とアシスタントの2人で見ているのかと思うと不安だったが、さすがプロ。 目も行き届いてて、かなり安心した。 普段、どのように幼稚園生活を送っているのかを垣間見るいい機会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月17日 18時49分30秒
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