函館市公民館・・・旧弥生小の再審議のその後
私が通った小学校のそばに、函館市公民館と言う建物があります。昨日取上げた旧弥生小学校は1928(昭和13)年築でしたが、こちらは1923(昭和8)年築。鉄筋コンクリート3階建てで、護国神社から坂を下ったすぐ下にあります。函館山ロープウェイからもすぐの場所です。当時、函館製瓦合資会社役員だった石館友作と言う人が10万円の浄財を募って建築し函館市へ寄付したそうです。(旧函館区公会堂を寄付した相馬哲平と言い、昔の函館にはこう言う人がいたんですね)1924(昭和9)年の大火を生き残った建物と言うことになります。ここには350席近くの講堂と3つの集会室があります。むか~し(昔)、中学生のころここでリコーダーのコンクールがありまして(いわゆる「縦笛」てやつです)私・・・柄にも無く、出たことがあります ここの講堂、ホールとしてもなかなかいいみたいで、音楽活動も盛んと聞きます。見た目・・・壁なんかはありきたりのコンクリート。音響としてはどうかなぁ、と言うところです。よく木材は年月を重ねると響きが柔らかくなると言います。あのサントリーホールも、オープンして10年くらい経って、やっと音が落ち着いてきた、柔らかくなった・・・と言うようなことを言われてるそうです。ヨーロッパの古い教会などは石で作られていますが、とても素晴らしい響きがすると聞きます。フル編成の大オーケストラが演奏会をやっても、素晴らしい音がすると言います。木材に限らず、コンクリートも時間が経つと柔らかい響きがするようになるかも知れません。吹奏楽で楽器をやっていた私からすると金管や木管の5重奏あたりとか、ジャズでもトリオとか少人数でのアンサンブルなどはいい具合に音がまとまって響くような気がします。函館市ホームページ「はこだてロケーションガイド」に画像がありますので、興味のある方はご覧になってみてください。函館市ホームページ「はこだてロケーションガイド」http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/fc/rom/ ページ左側メニューより「文化・スポーツ施設」 函館市公民館※著作権の問題があるため、画像が転載できません。 ご了承願います。さてこの建物も築80年。古いには古いです。近いうちに耐震診断がされると聞いてます。旧弥生小みたく、悪意に満ちた診断が下されることの無いよう願います。旧弥生小の解体問題再審議の要ありと市の委員会で議決されたのが16日弥生小を考える会に対して、18日午前中までに議員が審議するための資料を用意しろと言うyayoizakaさんの言葉を借りれば「どうせできないだろう、やれるものならやってみなさい」的な要求をしてきたそうです。「考える会」も着々と手を打ってあるようなので心配はしていないのですが議会のやり方がどうも・・・ 正直なところあの函館市=行政が「再審議の要あり」なんて、どうもおかしいなぁとは思っていました。それでも、期待したい・・・と言う気持ちを持ちたいのですが・・・ね。・・・にしても腹が立つ