|
カテゴリ:我思う故に我あり
・
前回のブログでも書いたが、最近「見たいTV番組」が少なくなって、YouTUBEなどを楽しんでいる時間が長くなったのですが、そんな気持ちでいたのは、我が家のメンバーだけでなかったようですね。 今週号の週刊ポストの中吊りです。 右端の赤枠で囲った部分の記事が気になって、週刊ポストを買って読みました。(決して、左端の記事には興味無かったですよ・笑) 11ページに渡って、現在のTV番組の状況、TV局の体質や経営内容など、興味深い内容が書かれていました。 幾つかの記事内容を抜粋して紹介しますと ・・・・・・・・・・ (読みやすくする為、句読点を入れたりしてますが、概ね原文のままを抜粋してます) ◇もはや「手抜き」というレベルを超えていた。 テレビに新たな歴史が刻まれた7月24日。 フジテレビは「FNS27時間テレビ」で地デジ時代の幕開けをした・・・・編集も構成も無いタレ流し。YouTubeに投稿された素人製作の映像の方がよほど気がきいている。 ◇「行列のできる法律相談所」 法律相談という当初のコンセプトはどこへやら、紳助がお仲間を集めて、さながら学芸会の体だ。 ◇全員が紳助におべっかを使って気持ち悪い。トークは一流でも、番組進行、タレント起用まで胸三寸で決まる。 ◇近年、クイズ形式のバラエティが、どこの局でも増えている。 低予算で作れるというのがその理由 ◇日中は、どの局を見ても韓流ドラマだらけ。 おまけに貴重な自局製作のドラマまで、韓流におもねっている。「美男ですね」(TBS系列)に至っては、韓流人気ドラマのリメイク版。 ◇職人が消え、視聴者が消え、そして誰もいなくなる。 ◇視聴率64.8%を記録した「てなもんや三度笠」「花王名人劇場」などお化け番組を手掛けた名プロデューサーの澤田隆治が話す。 「草創期のテレビの発展を支えたのは、テレビマンの情熱とアイデアでした。それがいつの間にか視聴率、データ至上主義に陥った。数字が取れるならば他局の番組でも模倣して、いまや同じような横並び番組ばかり。昔は他局のマネは恥とされ・・・・・製作サイドの情熱がありました。」 ◇テレビマンは視聴者を忘れ、スポンサーや「数字の取れる」タレントばかりに目を向け始めた。テレビの発展を支えてきた「柱」が、コンテンツではなく、利権に変わった瞬間だ。 ◇全128局が払う電波利用料は、年間で50億円前後。一方、全社の総売上高は3兆円近くにのぼる。仕入れ値の600倍の売上を得るボロい商売なのだ。 ◇多くの反対を押し切って強行された地デジ化は、その利権構造を維持するためのものだ。 ◇その地デジ化に3600億円もの税金が投じられた。 ◇昨年度の電波利用料の歳入予算712億円のうち、携帯電話会社の負担は543億円(76%)、テレビ局は全体で50億円(7%)にすぎない。 ◇出演するタレントからさえ、テレビ局の拝金主義に異論が飛び出している。番組制作を放棄して、カネで買った韓国ドラマを延々と流すフジテレビに対して、俳優の高岡蒼甫が「マジで見ない」とツイートして大騒動となった。 ◇円高ウォン安の影響でどんどん買い付けの値が下がっていますからね。自社製作するより安価で主婦層の視聴率が見込める。 ◇上層部は子供とイケメンと動物を出しておけば、ギャラが安くて数字も取れるとさえ語っていました。 ◇朝の情報番組の場合、独自取材はゼロといってもいい。今朝の企画会議のラインアップの95%が、新聞・週刊誌から頂いた情報です。 ◇デジタル化に伴い、1台70万円もする高画質カメラを4台購入した。テープ代もアナログ1500円に対してデジタル2500円に。それなのに番組製作費を3分の2に抑えるように言われている。 ◇成功した先行事例を模倣する事しかできないイエスマンがテレビ界を独占するに至って、テレビからは創造性も批判性も失われた。 ◇私自身、はっきりいって今のテレビは観る気がしない。その理由は、作り手に「挑戦」と「個性」がないからだ。無難な番組、過去のパターンを踏襲するという安全策をとる。サラリーマンになっているわけだ。(元NHKエグゼクティブプロデューサーA・I氏) ◇今、視聴者がテレビを観ないのは、その時間を費やす価値のある番組がないからだ。 ◇日々のニュースは新聞を読めば足りる。活字であるため、一度読んでわからなかった内容も読み直すことで理解を深められる・・・・・日本人の多くが「テレビは生活になくてはならないもの」であると考えているフシがあるが、大きな誤解である。テレビは単なる「習慣」に過ぎない。 (テレビをほとんど観ない60代の評論家) 一部、抜粋しただけですが、その他、テレビ局の最近の経営内容(放送以外の不動産、別会社を設立しての通販、テーマパークの運営などで莫大な利益を上げている事など)など、いろいろと辛辣な意見や、聞きたくもない事実(と思われる)が書かれていました。 興味のある方は、是非、週刊ポストを読んでみてください。 我が家では、最近は本当に「テレビの無い生活もいいかも」と思い始めています。 お金を払ってまで「絶叫マシーン」に乗る気持ちが解らないという旨の事を、前回のブログで書きましたが、同じ様に、今のテレビに、電気代を払って、時間を費やしてまで観る程の価値があるのか?と思ってしまいます。 まぁ、これも絶叫マシーンと同じで、趣味趣向の部分もありますから、人それぞれとは思いますが(笑) ・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[我思う故に我あり] カテゴリの最新記事
|
|