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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

「江川・ピーマン・北の湖」

「巨人・大鵬・玉子焼き」と「江川・ピーマン・北の湖」

私の子供の頃、「巨人」「大鵬」「玉子焼き」という
言い回しがありました。

子供が好きなものを並べたものです。

まず、V9時代の巨人。

面白くない、管理野球と言われながら、メジャーの戦術を
取り入れた緻密な野球でチャンスをつくり、
王・長島の豪打で返す。

大鵬

いわずと知れた昭和の大横綱
優勝32回、6連覇2回、45連勝などを記録しました。

そして玉子焼き!

戦後の物の無い時代から脱したとはいえ、
まだまだ、今ほど物が豊富ではない時代です。
玉子焼きは、おかずの王様でした。

「巨人」「大鵬」「玉子焼き」はいずれも
貧しいけれども明るい社会でみんなが幸福になれる。
そんな高度成長期の象徴だったような気がします。
その当時、野球と相撲は花形スポーツでした。

そして時代は変り1980年頃
新たに生まれたのが

「江川」・「ピーマン」・「北の湖」

こっちは子供の?嫌いなものです。

ドラフトの盲点を突き、インチキまがいの契約で強引に
巨人に入団した江川。

翌年、王が引退し、長島監督を解任した巨人は
一気に人気を失いました。

ピーマンは言うに及ばず

北の湖

圧倒的な強さを誇りながら、
ふてぶてしい態度で悪役を演じ、
強さと裏腹にまったく人気がありませんでした。

物が豊富に行きわたり、
社会の成長に陰りが見えてきた時代。
なんでも与えられるものが有難かった時代から
人々は好き嫌いという選択肢を
持ち始めたのかも知れません。

そしていま、巨人は言うに及ばず、野球界はかつての輝きを失い、
鳴り物入りで選手を送り込んだ北京五輪では惨敗。
人気選手をメジャーリーグに奪われています。

そして、相撲界も、番付上位は外国人力士に占められ、
時津風部屋のリンチ殺人事件、横綱の騒動などの問題が噴出して、
心技体とは昔の話、国技とは名ばかりのスポーツに陥りました。

かつての人気力士「大鵬」が少し前まで親方を務めていた
大嶽部屋と、不人気力士?の「北の湖」が親方を務める部屋の
外国人力士が大麻問題を起こしたとして問題になったのは
皮肉な事実かも知れません。

人気メニューだった玉子焼きですが・・・
私は大好きですが、今はアレルギーで食べれない子供も
多いと聞きます。
一転して不人気とは言わないまでも要注意メニューに(苦笑)

一方のピーマンは緑黄色野菜の代表ということで
好きな人が多いかどうかはともかく
人気は上々???

時代は変わるものですね!

最終更新日 2008年09月10日


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