湯水のごとく使う湯水のごとく使ういくらでもあるもののたとえとして 「湯水の如く使う」という言葉がありますが、 湯水を豊富に使えるようになったのはごく最近の話。 給湯器が普及する前はお湯を沸かすのは結構大変ですし、 水も水道が普及する前は井戸や湧水・河川を使っていましたので いつでもどれだけでもというわけではなかったはずです。 先日の台風13号は四国では待ち望まれていました。 雨が期待できながら、小さな台風で風の心配は少ない。 きっと早明浦ダムを満水にしてくれるに違いない。 残念ながら、その期待ははずれ、 台風は四国のやや南を通過して行きました。 現在は多少降雨があった影響で、取水制限が一時的に 解除されましたが、現在貯水率は7パーセント。 まだまだ、水不足を解消するに至っていません。 原因は以前にもお話したように、降水量自体が少ないためで、 ここ3ヶ月の降水量が水源の本山付近で平年の31%。 以前吉野川は誰のもの?という日記を書きました。 その時に、引用した文章では 吉野川のアユを助けるためにバケツ汲みした高松市民 なんしょんな香川 水不足の問題は、徳島・香川の水利権の調整の問題のように 書かれていましたが、実はそうではないことに 気づくべきではないでしょうか? 確かに水が豊富にある状況では、徳島から香川に 水を分けることは可能でしょう。 しかし、現在のように渇水時は、香川だけが取水制限を しているわけでなく、徳島も行なっています。 すなわち、分けるパイが小さくなっていることを 理解しなければなりません。 パイの大きさが限られている以上、香川の水利権を 増やした場合、渇水は早くなって来ることが 予想できるのではないでしょうか? 今年は四国・中国・九州の瀬戸内海沿岸で旱魃ともいえる 降水量の減少が起きています。 日常的な降水量が少なく、台風に期待するしか水不足を 解消する方法がないとすれば、水を豊富に使う生活を 考え直さなければならないでしょう。 最終更新日 2008年09月23日 ジャンル別一覧
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