2300631 ランダム
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三人寄れば文殊の知恵

弘法大師の入定と即身成仏

弘法大師伝説は全国に3000あるといわれています。
お大師さんが高野山の奥の院にいらっしゃって、
人々を救っているというのです。

驚くことに、この伝説は現在も増え続けています。
お大師さんに助けられたと言う話は時折耳にします。

そんな馬鹿な!と言われそうです。

しかし、現在でも毎日欠かさず奥の院のお大師さんに食事が
届けられ一年に一度衣替えがあります。

何故そんなことがされているのか?

この話は約1100年前にさかのぼります。
弘法大師の諡号(おくりな)を奏上した観賢という
お坊さんがいます。

この方が弟子を伴なって弘法大師号を送られた報告に高野山の
奥の院に行き開かずの廟所を開けて中へ入りました。

するとお大師さんが生前そのままの姿で座っておられ
ぼろぼろの衣に髪は伸び放題、見かねた観賢僧正は
お大師さんの衣を替え、髪をそったと言われています。

ちなみに連れて行った弟子にはお大師さんが
見えなかったそうです。

この話を皆さんはどう思われますか?

入定には一つ誤解があります。
お大師さんが奥の院で即身仏(ミイラ)になっていると
言うような俗説が流布していることです。

この説についてはこちらをご覧ください。

お大師さんは即身仏ではなく即身成仏されています。

その即身成仏とは何か、一言で言えば生死を越えることです。

人間の生死については現代でもはっきり解っていないことが
多いようです。
確かに生物がどのような過程を経て生まれてくるかは
解っているようですが、何故意識を持つかは
判っていません。

また生物は意識を持っていますが体を完全にコントロールして
いるわけではありません。
心臓を止めてみるということは無理です。
自律神経による部分は個人の意識と関係ないようです。

真言宗には六大四曼の説があります。

この説によれば、生物は個々の素粒子によってできている
だけでなく、意識をも含めた状態で存在しています。

また人間は自分の体などと言いますが実は自分と他人は
つながっています。
それどころか宇宙(それ以上あるかも知れませんが)の
すべてのものとつながっています。

人間は自分の肉体にとらわれていますが、宇宙と一体化して
いることを感じる事ができれば宇宙すべてが自分なのです。
すなわち死ぬことはありません。

お大師さんは即身成仏されました。
お大師さん(空海)の肉体は滅びましたがそれは六大の世界に
帰っただけです。
お大師さんは宇宙そのものなのです。

ですから昨日の話のようにお大師さんが姿を持って
現われることもあるわけです。


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