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三人寄れば文殊の知恵

日本の坊さんはエエ加減?

質問

「テーラバータ仏教」では女犯戒をきちんと守っているのに、
日本のお坊さんはエエ加減ではないのか、と詰められました。
どうお答えになりますか

答え

仏教はインドにおいても、部派仏教と大乗仏教・後期密教では
全く違う教えではないかと思われるぐらい違います。

さらに仏教は中国を通って日本に伝えられました。
当然中国で加えられた教えもあり、日本で独自の発達を遂げた
思想もあります。

華厳、律、唯識(法相宗)は中国で発達して
日本に輸入されました。
また密教、禅、浄土、天台は中国よりも日本において
さらに進化を遂げ現在に至っています。

原則として現代の仏教は日本の民族信仰すなわち
日本教とでも言うべき日本古来の思想の一翼をになっています。

よく日本人は、生まれた時は神社にお参りし、
結婚式は教会で、死んだらお寺で葬式と言われ、
節操が無いように思われます。

実際、自分が信仰心があると感じている人は
多くはいないでしょう。

しかし、これが日本教です。
小さい頃から自然に刷り込まれて、
信仰していることすら感じていないのです。

この日本教で重要なのは、和を乱さないことです。
正しい思想であっても、社会に波風を立てることは嫌われます。

最近では少なくなったかもしれませんが、
「俺の酒が飲めないか」などと絡む人がいます。
私も宗教上の理由で酒をお断りすると
怪訝そうな顔をされたことが何度もあります。

戒律というのは本来神仏など超人間的な者に対してのものです。
ですから絶対的なもので個人の事情によって
破ることは出来ません。
しかし、日本では違うのです。
皆が納得する理由があれば破ることは問題になりません。

皆と一緒に行動する人間こそが、
日本教の信者として認められます。
僧侶といえども例外ではなく、
戒を守ることが必ずしも評価されず、
前述のようにマイナスになることさえあります。
日本仏教に関する限り、守るも破るも本人次第。
正邪はないというのが私の見解です。


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