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三人寄れば文殊の知恵

十里十カ寺(1番~10番)

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その昔、一番札所への道は鳴門の撫養港から上陸して、
そこから霊山寺へ向かいました。
途中の旧道にはお地蔵さんが所々祀ってあります。

一番札所までの旧道沿いに2つの番外霊場があります。

種蒔大師(東林院)と談義所(十輪寺)です。

種蒔大師は、名前の通り弘法大師が祈願して
農業の奨励をしたという伝説のある場所で、
四国曼荼羅霊場の一番札所になっています。

また、談義所はここで弘法大師が四国の高僧を集めて、
四国霊場を決めたといわれているところです。

種蒔大師にはもう一つ面白い話があります。
実は弘法大師が四国霊場を決めようとやってきて、
朝一番で撫養から歩いてきた。
ここを一番札所にしようと思っていたが、住職が寝ていたので
止めて霊山寺まで行き一番札所にしたということです。

確かに種蒔大師は大きなお寺ですから
負け惜しみのように聞こえて面白い話です。

二つの霊場とも、一番札所から歩いても一時間くらい
(車ならすぐ)ですから、遍路に来られたら
話の種によってみてください。

先日ある人と話していたら、大窪寺(四国霊場の
最後の88番札所)のもみじの話が出ました。

その人が言うのには、
「大窪寺のもみじはきれいですよ。四国霊場で一番じゃ
ないですか。ところで、大窪寺に比べて
霊山寺は小さいですね。」ということです。

霊山寺は行ってみると分かりますが決して小さくはありません。
普通のお寺よりははるかに大きいのではないでしょうか。
いったいどういうことでしょう?

この人の言いたいことは、
四国霊場が作られるときに最初の札所と最後の札所は
大きいお寺を選んだはずではないか。

大窪寺はそれなりに大きいが、霊山寺はそう考えると
小さいということです。

実際四国霊場を1番から打ち始めると
(四国霊場ではお参りすることを打つという。これは、
かつてはお参りした時、仏様と縁を結ぶために、自分の住所と
名前を書いた木札を本堂などに打ち付けたからです。)
さほど感じませんが、
88番からお礼参りに1番に戻ると
小さいお寺と感じてしまうのです。

そこでタイトルの1番札所は本札所か?
ということになるのです。

じつは、霊山寺の北約一キロのところに、
大麻彦神社があります。
阿波の一宮で風格たっぷりの神社です。

寂本の霊場記には霊山寺と並んで、大麻彦神社が奥の院として
描いてあります。
すなわち、かつては大麻彦神社が1番札所であった
と考えられます。

この説は、五来重氏の「四国遍路の寺」にも書いてあります。

また、ある遍路研究家から四国遍路の起源はお六部さん
(旧66ヶ国の国分寺と一宮神社をお参りして廻る行者)
であると聞いたことがあります。

明治以前は神仏が分かれておらず、四国霊場にも神社の
札所があり、他の三国の一宮はすべて札所となっていました。
当然かつては、大麻彦神社が札所だったことが予想されます。

何故こんなことにこだわるか?

実は四国遍路を考える上で非常に重要なことなのです。

四国参りは観光が目的という方はどうでもいいことですが、
功徳を頂きたいという方は、もともと札所であった
霊気の高い場所も合わせてお参りしていただいたほうが、
効果があると思われるからです。

現在の一番札所は霊山寺ですが、お参りしたときには
大麻彦神社もお参りすることをおすすめします。

山門で一礼して一番札所入ります。
作法はガイドブックを読んでください。
お勤めはせっかくですから本堂、大師堂の2ヶ所でしましょう。
他の諸堂もお参りして、ゆっくりしましょう。

一番札所から二番札所までは、一番の門前を通っている
県道12号線沿いに進むと歩いても20分位ですが、
門から真っ直ぐに戻って旧道をゆっくり行きましょう。

四国遍路で重要なことはヒロ伊藤さんの記事ではありませんが、
あくせくしないことです。

歩いている方でも何日で、どこまで進むと予定していますが、
もったいないです。
四国遍路はオリエンテーリングではありません。
武蔵野ではありませんが、迷うのもいいですよ。

旧道を進むメリットは人と触れ合えること、
歴史がわかることです。

二番札所の極楽寺には長命杉という杉の大木があります。
ぜひ触ってみてください。

四国遍路で歩いているとよく聞かれることが、
何日くらいで廻れるか?ということです。

この質問をされると私は戸惑ってしまいました。

前にも申しあげましたが、四国遍路は
スタンプラリーではありません。

スタンプラリーの様に納経だけを行っている人と、
丁寧にお参りする人では、滞在時間が30分位は
違ってくるのではないでしょうか?

もし札所一ヶ所あたりの滞在時間が30分違ったとしても
88ヶ所では40時間あまり違ってきます。
一日の行動時間を考えると、4日も違います。
さらに番外霊場をお参りすると、一週間位の違いは
すぐに出てきます。

ところで、一番札所から十番札所までが10里10カ寺と
呼ばれ札所がつながっているところです。

それこそ健脚の方でしたら、一日で歩くことも可能です。
一方丁寧に(私の知り合いの真言僧は健脚でしたが、お寺での
読経時間が30~40分!と長かった)お参りすると
5番位までしか進めません。

三番札所から十番札所までは重要な番外霊場はありません。
各札所の特徴についてはガイドブックをご覧ください。

十番札所切幡寺の麓には遍路用品を売っている店が
いくつかあります。
古い遍路日記を読むと、このあたりは遍路宿が軒を連ね
にぎわっていたそうです。
遍路用品も最近は出かける前か一番でそろえるのが
一般的ですが、昔は一番からそのまま歩いてきて、
ここで揃えたようです。

その名残ではありませんが、とても安いです。
わざわざ買いに行く必要はありませんが、
ここですべてそろうことは憶えておいてください。 素光

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