三人寄れば文殊の知恵

2009/04/04(土)22:05

戦争を知らない子供たち

政治・社会・文化・歴史(335)

戦争を知らない子供たちという歌をご存知ですか? 私はこの歌をリアルタイムで聞きました。 この歌が発表された、前の年が大阪万博、 翌年が札幌オリンピックです。 時代は高度成長期。この歌の背景には、戦後25年余り経って、 戦時中を経験した30歳以上と戦争を知らない20代の 世代的な格差があったと思われます。 当時、私はまだ子供でしたが、その格差を感じています。 戦争経験がある方のほうが多く、 「先の戦争は、物があったら勝てた」 という話は結構聞きましたし、 「マレー進駐記念(ゴムの産地)に学校でゴムボールが配られた」 などという話もありました。 欲しがりません勝つまではの精神ではありませんが 「昔は桃の皮だけ食べて、中身は兵隊さんにあげた」 「弁当が床に落ちても食べた」 ですから、給食などを残すと恐ろしく怒られました。 食べるまで帰さないと言われたので、後から食べると いうことで、脇の戸棚などにかくしておいた給食が 後日干からびて発見! あるいは、卵をくるんで置いておいたら、腐ってウジがわいていた という事件!とか・・・ 教師が殴るのは当たり前? 「昔は金属の板で殴られて血がダラダラ流れても我慢した、 それに比べればまし」 温泉地だったので銭湯でも、刺青をした暴○団関係者が いつもいました。 それどころか入っている客ほとんど刺青ということも(@_@;) 私などは常連?だったので気にしないで入っていましたが・・・ ちなみに、そこいらの普通のおっさんも戦争帰り。 「刺青してるからってえらそうな顔するな!」 と喧嘩を売る人もしばしば・・・ テレビでは、アニメで太平洋戦争が放映されていました。 日本軍の快進撃を見ては興奮していました。 日本軍は肯定的にも書かれていたんでしょう。 結果はわかっているんですけどね。(;一_一) また、日本の戦争責任など、当時は 言われていなかったはずです。 ただ、重要なことは、当時は自衛隊を海外に 派遣することなど想像もできませんでした。 なにも言わなくても「戦争はもうしない」という 風潮があったような気がします。 いつの時代からでしょうか? 戦争を知らない子供たちが社会で多数派を 占めるようになりました。 日本は戦争責任を追及されるようになり、戦争について 肯定的に語ること自体が問題視されるようになりました。 戦前は悪、戦後は善。 それはおかしいでしょう。 戦前の日本軍は全部悪かったんでしょうか? その一方で自衛隊がなし崩し的に海外に 派遣されるようになりました。 その理由が全く理解できない国際貢献。 すごく危険な気がするんですけど・・・ 小泉政権がイラクに自衛隊を派遣したのは、 とんでもない暴挙。 それにも関わらず、自民党を大勝させてしまった国民は・・・ 戦争を知らない子供たちはどこへ向かうんでしょうか? 人気ブログランキングに参加しています。 クリックよろしくお願いします。        ↓     

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