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カテゴリ:葬儀と先祖供養
昨日の続きです。
全日本仏教会の戸松義晴事務総長は「布施をどう考えていいか 分からないという声があるのは承知している」としながらも、 「布施は言われて出すものではなく、出す人が額などを 決めるもので極めて宗教的な行為。価格を決めて商品のように 扱うのはいかがなものか」と指摘する。 そうであれば、お布施の基準を全日本仏教界は出すべきです。 実際に目安といわれているものはあります。 葬儀ー年収の十分の一 法事ー葬儀の十分の一 棚行ー法事の十分の一 イオンの決め方に問題があるとしたら定価に なっているところです。 ただ、自主申告ということを考えれば やむをえないという気もしますね。 ところで、よくこんなことを言われます。 「戒名は家の格式でつけるもの」 今時そんな話をする人もいます。 ただ、そういう人に限って、お布施を渋る傾向があるのは いかがなものか?(苦笑) 昔はたくさん寄付したので、特別な権利があるように 誤解している方がいるようです。 しかし、さにあらず。 お布施の「お気持ち」が明確だった時代がありました。 その時代とは・・・江戸時代。 江戸時代は日本人のほとんどが農民。 農民の収入といえば、作物。 お判りでしょうか? 当時は、各家庭の収入が明らかでした。 要するに田畑の大きさ・自作か小作か? 応分負担が原則です。 他の宗教でも同じですが、宗教に対して寄付することにより 宗教団体はそれを社会に還元しました。 相互補助の意味合いがあったんですね。 収入が多い人も少ない人もそれなりに明朗会計。 昭和30年代までは、それが、生きていました。 ネックは戦後の農地解放。 それまで、富を持っていた人は失い、 金持ちが判らなくなりましたね。 ノブレス・オブリージュ「高貴なる義務」が 失われてしまったのが残念です。 寺院も戦前は貧しい家庭の子供を小僧に取り、 教育を受けさせて社会に出していました。 しかし、農地解放で大半の田畑を失った寺院は その機能を停止し、妻帯が進みました。 人気ブログランキングに参加しています。 クリックよろしくお願いします。 ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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明治時代などの検索をしていると、同じもので
あっても、お金の無い人は安くても、お金持ちは それの何倍ものお金をとるのが当たり前の時代で お布施なども同じような意味合いがあったと思います 今も私のゆくお寺のお札なども、金額などは決まって いないので、お金のある人は一万円とか封筒に入れて いますが、甥とかは千円だったりします。そういった 方式も良いと思います。見栄をはる必要もないし、自分の 身の丈で・・・ というのに、やれ五十万だとかお寺側から指定をされて くると、やりくりの大変な現代家庭は付き合い様がなくなり 増すし、第一、若者いないですから (2010年07月03日 21時23分57秒)
耳にした話、戒名に院号をつけてもらったから、つまりそれだけ多くお金を出したから格が上の戒名を貰った・・・と親戚の中で見栄を張っているような事。
それを聞いて妬む人、自分は普通の戒名で構わないんだと「逆見栄」を張って高いお金で買った院号を馬鹿にする人。 遺族親戚、残った人達の世間体だの見栄だので下の世代の人間は大変面倒な思いをさせられたりします(@@; (2010年07月04日 00時39分45秒)
「戒名は家の格式でつけるもの」…
なんか結構言う人いそうですねぇ ホントこの見栄には大変な目に合わされる… お焼香の順番でも ごちゃごちゃ言う人いますしね いろんな物が便利になったけど 落としてきたものも多いな・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ... (2010年07月04日 10時52分31秒)
たしかに、、古き良き時代にはおのれの分を知り分相応・不相応・・と言うことをわきまえていましたが、「戦没者・英霊に対しては院居士号を与えよ」との、国の命令を真に受けて百姓どもが「院号」を名乗り始めました。
小作人の家などには、おじゅっさんは「檀務」などはしなかったようです。おじゅっさんを雇うことの出来ない貧しい者たちはお経を上げていただくことも出来なかったようですが、今では未ばらい・不ばらいの者たちまでもが権利だけを主張しています。 今では、お金を持っていても海外旅行などで毎年、外国に仕送りが大変で、お寺までは回ってこないようです。 定価料金になれば、お金持ちでも自動販売機には余分なお金は入れません。 大寺院住職たちはネオン街で散財して、社会還元を行っています。あるいは、たくさんの扶養家族がいて、子どもたちもめぐまれているみたいです。。大本山ではもうけを度外視したイベントばかり行っていて、あぶらぎった高僧たちが別団体に送金して自分たちの「功績」を自慢し合っています。 (2010年07月04日 20時32分09秒)
う~ん。。。あたしはまだ<お布施>ってした事がないんですが。。。
実際どれくらいすればいいの? やっぱりわかりません(><)身の丈事態もわからないし。。。 葬儀ー年収の十分の一。。。これ目安なんですか? 高いもんなんですねぇ~? 一生死ねないです(@@;) (2010年07月04日 23時39分39秒)
キリスト教の教会では、「1デナリ」。
月収の一割、もしくは、1万円。 日曜礼拝の4回分で4万円なのかよく分かりませんが・・(25ねんで1200まん!) 300万円の年収で、1世代25年の計算とすると、、750万円が葬儀費用か・・?! 1万円の計算でも、300万円!! 伝統仏教の方が、ボッタクリと言われながら実は・・格安!!? (2010年07月05日 07時36分27秒)
夢穂さん
>明治時代などの検索をしていると、同じもので >あっても、お金の無い人は安くても、お金持ちは >それの何倍ものお金をとるのが当たり前の時代で >お布施なども同じような意味合いがあったと思います 昔の鎌倉など、水道料金が三段階になっていたそうです。 >今も私のゆくお寺のお札なども、金額などは決まって >いないので、お金のある人は一万円とか封筒に入れて >いますが、甥とかは千円だったりします。そういった >方式も良いと思います。見栄をはる必要もないし、自分の >身の丈で・・・ > >というのに、やれ五十万だとかお寺側から指定をされて >くると、やりくりの大変な現代家庭は付き合い様がなくなり >増すし、第一、若者いないですから ----- やはり、お布施無料という画期的な試みを検討する時代に来ましたかね? (2010年07月05日 20時21分44秒)
ぢんこωさん
>耳にした話、戒名に院号をつけてもらったから、つまりそれだけ多くお金を出したから格が上の戒名を貰った・・・と親戚の中で見栄を張っているような事。 >それを聞いて妬む人、自分は普通の戒名で構わないんだと「逆見栄」を張って高いお金で買った院号を馬鹿にする人。 >遺族親戚、残った人達の世間体だの見栄だので下の世代の人間は大変面倒な思いをさせられたりします(@@; ----- それもまたいいではないですか! 当院などもっと上手がいますね。 お布施は出さないで、昔は大きな家で、このお寺にどれだけ寄与したかえらそうに言う人間! そういう家庭に限って実はたいしたことないんですけどね!(苦笑) (2010年07月05日 20時25分05秒)
私よりも一回りほど上の従兄弟は、大根3本がお布施の法事をしたことがあると言ってました。
当院でも、布施は後日といわれ結局、音沙汰無しということもありましたが、その気が無い方、余裕の無い方は仕方ないことと思っております。 私の住む地域では、法事の布施は「大工日当の3倍」という目安もあるようですが、これも結構あやふやなものかと思います。 (2010年07月06日 12時29分32秒)
いずもまりさん
>「戒名は家の格式でつけるもの」… >なんか結構言う人いそうですねぇ > >ホントこの見栄には大変な目に合わされる… >お焼香の順番でも ごちゃごちゃ言う人いますしね > >いろんな物が便利になったけど 落としてきたものも多いな・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ... ----- やはり序列は必要ではないですか? 分というんでしょうか? しかし、人々の関係が希薄になるにつれ、段々、なくなってきたのは残念です。 ただ、お焼香の順番などは関係ありません。 お通夜とか葬儀とかでは、非常時なので早くしてもらいたいのですが・・・妙に遠慮して譲り合って時間がかかります(苦笑) 座っている順番でして下さいというのですが・・・失礼ですね。 (2010年07月06日 12時32分52秒)
大法螺窟さん
>たしかに、、古き良き時代にはおのれの分を知り分相応・不相応・・と言うことをわきまえていましたが、「戦没者・英霊に対しては院居士号を与えよ」との、国の命令を真に受けて百姓どもが「院号」を名乗り始めました。 そこで仏教界は反発すべきでした! >小作人の家などには、おじゅっさんは「檀務」などはしなかったようです。おじゅっさんを雇うことの出来ない貧しい者たちはお経を上げていただくことも出来なかったようですが、今では未ばらい・不ばらいの者たちまでもが権利だけを主張しています。 >今では、お金を持っていても海外旅行などで毎年、外国に仕送りが大変で、お寺までは回ってこないようです。 >定価料金になれば、お金持ちでも自動販売機には余分なお金は入れません。 >大寺院住職たちはネオン街で散財して、社会還元を行っています。あるいは、たくさんの扶養家族がいて、子どもたちもめぐまれているみたいです。。大本山ではもうけを度外視したイベントばかり行っていて、あぶらぎった高僧たちが別団体に送金して自分たちの「功績」を自慢し合っています。 ----- 本山を襲撃して焼き討ちとか必要ですかね? 占領するとか? 「本山の拝観に反対する」とかいって五大堂にこもるとか堂ですかね? (2010年07月06日 12時36分47秒)
ここのあたし♪さん
>う~ん。。。あたしはまだ<お布施>ってした事がないんですが。。。 > >実際どれくらいすればいいの? > >やっぱりわかりません(><)身の丈事態もわからないし。。。 > >葬儀ー年収の十分の一。。。これ目安なんですか? > >高いもんなんですねぇ~? > >一生死ねないです(@@;) ----- 高いといわれるとなんともいえませんが(苦笑) ちなみに、共産党の党費が収入の一パーセント、 年収300万なら3万円。 大体25年ぐらいで一世代と考えたら、75万円。 お葬式2回で60万円、18万(法事6回)7.5万(棚行毎年)しめて「85,5万」 庶民の味方の共産党とさほど変らないのはビックリです。 考え方次第ですが・・・ (2010年07月06日 12時48分59秒)
大法螺窟さん
>キリスト教の教会では、「1デナリ」。 > >月収の一割、もしくは、1万円。 > >日曜礼拝の4回分で4万円なのかよく分かりませんが・・(25ねんで1200まん!) > >300万円の年収で、1世代25年の計算とすると、、750万円が葬儀費用か・・?! > >1万円の計算でも、300万円!! > >伝統仏教の方が、ボッタクリと言われながら実は・・格安!!? ----- ご指摘の通りです。 キリスト教にしろ、イスラム教にしろ、高額所得者は高額の寄付を要求されますね。 社会に還元するという意味があるのでしょう。 仏教にしても「坊主丸儲け」と言いますが、坊主ではなく「本尊様」にお供えするのです。 そのあたりを理解しないで、見返りを要求するのでは、布施の功徳がなくなります。 (2010年07月06日 19時37分09秒)
シーボーズさん
書き込みありがとうございます。 >私よりも一回りほど上の従兄弟は、大根3本がお布施の法事をしたことがあると言ってました。 > >当院でも、布施は後日といわれ結局、音沙汰無しということもありましたが、その気が無い方、余裕の無い方は仕方ないことと思っております。 確かにありますね! ただ、あるとき、それをそのままにしてまた法事を依頼された時は、流石に驚きました! >私の住む地域では、法事の布施は「大工日当の3倍」という目安もあるようですが、これも結構あやふやなものかと思います。 ----- それはなかなか良い目安ですね! ちなみに、こちらでは書いたほどいただけません。 大工日当の3倍もないですね!(苦笑) 徳島は寺院が多いせいか、比較的お布施が安いようです。 とりあえずは食べれているので、あまり細かくは言いませんが、当院近くではお布施は「~万以上」と檀家に回した寺院もあります。 (2010年07月06日 19時42分05秒) |