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カテゴリ:仏教全般
書きかけ途中で、下書き保存し、続きを書こうと思いながら
そのままになってしまう。 そんなことが続いて再び下書き日記が50本に近づきました。 以前、下書き日記を整理したのですが、また増えています(ーー;) いくつかの日記は書き始めなので、削除しましたが 結構長めに書いているのは削除は勿体ない。 折角ですので、出していきます。 なお、中途半端で終わっているものも ありますのでご了承ください。 2015年12月16日の下書き日記です。 ~~~~~以下下書き日記~~~~~ 少し前に、アマゾンで「お坊さん便」というのが 始まりましたね(*^_^*) 全日本仏教会がAmazon「お坊さん便」に苦言 「お布施はサービスの対価ではない」と“商品化”批判 ~~~~~以下引用~~~~~ 全国一律定額料金で読経・法話を僧侶に依頼できるサービスとして、 みんれびが12月8日にAmazon.co.jp経由で開始した。 全日本仏教会の齋藤明聖理事長は、諸外国の宗教事情を鑑みても、 宗教行為を商品としている国はないと指摘。 「世界的な規模で事業を展開する『Amazon』の、宗教に対する姿勢に 疑問と失望を禁じ得ません」と批判する。 齋藤理事長は、お布施を「慈悲の心をもって他人に財施などを施すこと」 と説明。見返りを求めるものではなく、「六波羅蜜」(ろくはらみつ) という修行の一環だとして、「戒名」「法名」も含め サービスの対価ではないと強調する。 2015年12月24日 19時49分 更新 [ITmedia] ~~~~~以上引用~~~~~ 最初にこれを見たときは、すごく驚きましたね。 定額の「お布施」を業者が決めて、僧侶を派遣するってどうよ。 アマゾンがやったから話題を集めただけで、こういうサービスは 以前からありました。 坊主の専門誌でも、業者の取り分が6割だとか、さらに それが支払われないだとか問題になっていました。 まあ、順当に考えたら、 アマゾン(通販) 3万5千円→取り分5千円 ↓ みんれび(運営会社) 3万円→取り分1万円 ↓ 坊主 2万円 う~ん、2万円の取り分でも一日2回、 25日仕事があったら100万円(*^_^*) それより、直接3万5千円を狙ったほうがよくないか? 3万5千円で一日2回、25日で175万円(*^_^*) おいおい、東京に地方の坊主が集中するぞ! 実際、みんれびには「お坊さん便」の問い合わせより 坊主の登録希望が多かったとか? ただ、実際にはこんな感じですよ アマゾン(通販) 3万5千円→取り分1万円 ↓ みんれび(運営会社) 2万5千円→取り分1万5千円 ↓ 坊主 1万円 気になるから、私が問い合わせしてみようか? 多分、「まともな」坊主の方は問い合わせんだろう(*^_^*) それはさておき問題の焦点はこちらです。 >「お布施をいくら包めばいいのか相場が分からず不安」という声に応えた商品 お布施の不明瞭さが問題になっていますが 仏教界としてはどうしたらいいんだろう? >お布施を「慈悲の心をもって他人に財施などを施すこと」と説明。 >見返りを求めるものではなく、「六波羅蜜」(ろくはらみつ) という修行の一環だとして、「戒名」「法名」も含め サービスの対価ではないと強調 強調していただくのはともかく、基準を言わないと わからないだろう(*^_^*) 実は、基準は以前はありました。 ある村にお寺が一つだけあります。 そのお寺を建て直すことになった。 村には村の半分の土地を持っている庄屋が1軒。 そのまた半分5軒の地主が持っています。 そのまた半分を20軒の自作農。 残りを200軒の小作兼自作が持っています。 庄屋はどれだけ出すか? 地主は? 自作農は? 小作兼自作は? 総額が1億円とすると 庄屋 5000万円 地主 500万円×5 計2500万円 自作農 62.5万円×20 計1250万円 小作兼自作 65,500円×200 計1250万円 これが妥当な線。 以前は農業が主流だったため収入が明確でした。 ところが現代はそれがわからない。 「お心任せ」「お気持ちで」 というのは自分がそれくらいと思った金額ではないのですが 自分が払える(払いたい)金額と誤解していますね。 葬式・法事のお布施にしても本来は収入・資産の何分の1と いう言い方をするのが良いと思うのですが、それでは 曖昧すぎます。 お布施は高すぎるという批判もありますが、一方では 寺院を維持できないような金額では困る。 特に、神仏分離と農地解放の二度の弾圧によって 収入を狭められてしまった寺院には厳しい時代に なっていますので、その辺りを理解する人がいてほしいと 思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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我が家は神道なのでお寺さん事情は分かりませんが、ネットで?
ちょっとそれは常識の域を超えているような・・・ 確かに、友達のところは戒名を頼んだら100万円も取られたとか。。 お布施をした、と言うよりとられたと言う感覚。 これってなんだかな〜と思いました。 (2019年07月04日 17時37分54秒)
取られたという感覚が、すでに終わっていますね。
檀家とは何か?とまず考えれば、お寺の株主でもないし、持ち主、あるいはお客様でもない。お寺を維持するとちかいを立てた人。でしょうか?お坊さんの衣食住の全てに対して責任を持ってお支払いしていく人たちですね。当院のお初穂は、私がシンザンした当初には一石何斗ありました。昔は人一人が一年間に食べる米の量としては一石が目安だったそうです。これを檀家の数で割ったのがお初穂料として、各檀家に賦課されました。葬儀は本来なら村中で奉仕が基本ですが、喰い寄りと言われて村姑の食い物にされたので、花環屋が葬祭業社となってボッタクられるようになりました。院居士料は、坊主ボロ儲けといわれながら昔は浄田五反と言われています。最低でも五反の田畑を寄進しなければ院居士の戒名はつかなかったのです。立派な戒名がつくと大きな半切紙などに書き出されてお葬式の場でお披露目されたのです。どこまでもお寺の維持、活動のためであり、現今の都会の坊主たちがボロ儲けしたのをベンツを乗り回し、夜の街に繰り出すための資金にしているので全ての宗教活動が批判されていますが、全くの的外れでしかありません。 (2019年07月04日 21時52分03秒)
meron1104さんへ
最近はお寺などもネットで探すのが普通ですから、以前からネットで法事などを受け付けるシステムもあったのですが、アマゾンがやりだしたので話題になったということでしょうか? 戒名で100万円の内容が判らないので何ともいいかねますが、結局なぜお金が掛かるのか理解されてないのでしょう。 ただ、お布施の金額だけで高い安いといわれるのは、納得できないですね。 私は周辺寺院よりも内容を充実するよう努力していますので、お葬式もかなり手間が掛かっていますし、お葬式の前後にもそれなりの対応をしますが、お葬式にお経読むだけで、同じくらいのお布施をもらう人はボッタクリに見えますね(*^_^*) (2019年07月05日 09時41分58秒)
同行三人さんへ
同行三人様ならお布施を貰っていただいたという感覚になるかもしれませんが、前回の日記に書いたような人には「取られた」という感覚しかないですよ。基地外のように、お布施の催促するみたいですし・・・ 初穂が1石以上あったとは羨ましい限りです。 当院などは初穂無いですよ(ーー;) 貴重なご意見ありがとうございました。 五反というとかなりの広さですね。年間五石の米がとれるから相当なものです。 (2019年07月05日 09時54分55秒) |