本日も棚経に何軒か行ってきましたよ。
今年のお盆は旧暦の7月15日が新暦の8月15日
台風で公共交通機関も止まっているのに
檀家さんは普通に準備して待ってますね(*^_^*)
私は10時前に帰ってきましたが、それ以降に
かなり荒れています。
これは9時半ごろ車内から撮った画像ですが、
荒れているのがわかりますか?
かなり水位が上がっています。
さて、ついに禁断のトピックに切り込んでしまいました。
先日も寄付も毎年のお供えもいただけない方から、お盆の棚経に
来てほしいと言われましたが、断ってしまいました。
こちらがお願いすることに協力いただけないのに
お願いだけされても困る。
ちなみに、当院ではお盆に合同供養を行っているので
そちらに来てもらうように案内してますので、
供養を断っているわけではありません。
さて、お盆の棚経ですが、有難いんだろうか?
他の方は知りませんが、私はお盆の時期になると
暑さと疲れがピークになって、
ろくろく朝のお勤めもしていません。
普段なら、週二回ぐらいは2時間、そのほかの日は
よほど忙しい時を除いて、1時間程度は本尊様の前で
お勤めをしていますが棚経の時となると
せいぜい10分ぐらい。
また、個人的には夏はダメです。
暑すぎるんですよ(ーー;)
最初はこんな暑いところでずっと生活するなんて無理(ーー;)
と思っていました(*^_^*)
逆に良いのが冬から春。
冬から春は、体調十分で、しっかりと修法をしていることも
多いので、その時期に法事・葬式をするとしたら、
かなり効果的な気がする(*^_^*)
ところが夏から秋はダメ(ーー;)
特にお盆は「とりあえずお経唱えたらいい」みたいな感じに
なってくるので有難いのかどうか・・・
まあ、1分でも良いから来てほしいという人もいますし、
普段本尊様の前で拝んでいる功徳を檀家の人にお分けする
という意味ではそれでもいいのかもしれません。
しかし、こんなことがありました。
ある方から
「お経が短すぎる」
と指摘されました。
確かに短いのですが、私の棚経は比較的長いほうだ。
人によると一日に70軒とか80軒回るらしいですが
私では無理。
一番多かった時でも一日45軒ぐらいが最高ではないか?
現在では多くても一日30軒ぐらいしか回らない。
また人と比較すると、私の棚経のお経の長さは
普通の僧侶の倍くらいの長さでは?(個人の感想です)
さらに、今年はしてないですが、あまりにもつかれるので
近年は毎年のように病院で点滴を打ちながら棚経に
行っているんですよ。
長く拝んでくれと言われても困る。
そもそも、「お経が短い」という意味が分からない。
読経時間だけを問題にするなら、
どんな坊主でもいいではないか。
「お経を長く読むだけ」の坊主に頼めば良いと思う。
私は三人文殊寺の本尊様の代理として赴いているので
行っただけで感謝してほしいのが本音です(*^_^*)
ただ、棚経は法事・お葬式などと決定的に
違うところが一つある。
個人差が出にくいのだ。
以前にも申し上げましたが僧侶には知識・経験・技術に
個人差があります。
私も僧侶になった当初は習ったものをこなすだけでしたが
知識・経験を積むことによって、どんどん進化させています。
だから、当初のものとは全く別物になっています。
ただ、その違いを理解していただけないところが
残念ですけどね(*^_^*)
ところが、棚経は僧侶になった18年程前とほぼ同じ事を
現在でも行っています。
私が僧侶になってから培った知識・経験・技術を少しでも
入れてしまうと長くなってしまうんですよ(ーー;)
実際のところ期間と時間が限られた中で行うには
以前のとおり行うしかないし、檀家さんもそれ以上は
期待していない。
つまり棚経は知識・経験・技術のあるなしが
出にくいといえるので、誰が行っても同じように
思われてしまう(ーー;)
そうすると、経験がない新発意さんのほうが
一生懸命拝んでくれるので有難いということはあるかも?
新発意に勝てるか?
みなさんいかがでしょう?