ついに三日目の朝がやってきた。
ちょうど法事が二つ入っていますが、その前に葬儀屋さんがやってきた。
まいったな、本堂の準備ができていない。ふすまと障子を外さないと
いけないのですが、これは自分でやったほうが後が楽
と思っていたのですが、葬儀屋さんに依頼する。
午前中、留守にしている間に、ほとんど祭壇は仕上がっていた。
昼から夕方にかけては暇。
電話もかかってこない(*^_^*)
自分で祭壇の手直しと、通夜会場の設営を行う。
夕方に、近隣寺院の老僧が来てくれました。
この方は、かなり大きなお葬式の会奉行(葬式を差配する人)を
務めたこともあり、経験豊富な方です。
祭壇と、通夜会場を見てもらうと
「写真の位置変えられない?香炉の位置がおかしいよ」
「通夜の導師の机は無しでいいんじゃない?」
おお~確かに。
自分でもなんとなく違和感があったのですが、
指摘されてみると的確。
傍目八目とも言いますが、自分ではわからない部分でしょう。
本来はこの方に葬儀の仕切りをお願いしたい所なのですが、
特殊な事情があってお願いできない。
近隣寺院も地域で二つに分かれていて、その地域ごとに
葬儀などは取り仕切る習わしなので、本来はこちらの地域の
三ケ寺が葬儀を仕切ってくれるはずなのだ。
ところが、一番若いJ寺さんは色々と手伝ってはくれているが
他の二人の住職が全く姿を見せてくれない(ーー;)
私もわざわざお願いしてはいないのだが、
事情はあるとはいえ、お葬式の時ぐらいは手伝って欲しいものだ。
通夜の席でも結構ギリギリにくる人がいたので、翌日の
配役も私が決めた。
通夜と言っても密葬に近いので、近隣寺院と近い身内だけで
会葬者もなく終了。
翌日は葬儀ですが、その前に火葬。
葬儀屋さんは八時半に来るという話でしたが、七時半ごろ
やってきて設営をしています。
火葬前に拝む予定でしたが、バタバタしてしまった(ーー;)
無事火葬も終わり、葬儀の準備も終了。
あとは会葬者を待つだけです。
1時過ぎに近隣寺院の方が何人かやってきましたが、
その時点で戦慄の事実が発覚した。
当日のお葬式の次第を寺院に配る予定ですが、
その次第ができてない(ーー;)
実は昨夕きて頂いた近隣寺院の老僧にお願いしていたと
思っていたのですが・・・
「昨日FAXしたよ」
「えええ~」
確かにFAXは届いていたんですが・・・
葬儀まであと45分という時点で、急遽PCに向かい
次第を作成する(ーー;)
開式30分前の1時半になっても、
会葬者があまり来ない(ーー;)
故人が15年ほど病院に入っていたということもあり
あまり連絡はしていないが、付き合いできてくれる人も
いるだろうと考えていた。
しかし、そういうものでもないらしい。
そこから、次々と近隣の檀家さんが来てくれました。
その間も気になることがあって動き回ります。
こういうところは、経験が無かったら、そのまま
立って挨拶しているだけだろうから、そっちのほうが
良いかもしれない。
困ったのは、塔婆と位牌を書いてくれるようお願いした
寺院が来ないことです。
これも、私が自分で書いても良かったのですが、
葬儀の塔婆や位牌まで私が書くのもねえ~
「来なかったら、位牌無しで葬儀します」
と葬儀社に伝えましたが、ギリギリで来てくれた。
葬儀は滞りなく終了。
しかし、その後に引き続き初七日法要を行うことを
伝えていなかったので、本来残ってもらう人でも
帰る人続出(ーー;)
初七日法要が終わり、祭壇の片づけを葬儀社がしてくれて
やっとお葬式終了。
疲れました(ーー;)
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