先日の梵習字の勉強会の続きです。
最悪の梵習字講習会?ー初めての講習会途中離脱
筆を45度に寝かせて書くというのは、やはり普通の書道では
ありえない書き方。
私の習った書き方では、穂先をS字になるように力が
加わった状態で線を引く。
しかし、寝かせたらその状態では力が加わらない。
あえて、筆を倒して書くという書き方もあるようですが、
その場合でも穂先に力を加えるのは変わらないだろう。
当たり前ですが、そういう筆の使い方には
やはり練習が要りますので、いきなり行うのは無理がある。
ところが、筆を寝かせて書くと、筆の横面を使うために線の幅が
一定にできる。
その線の幅を使って刷毛で書くようにすれば、字の形だけを
考えて線の太さは一定になるので、書きやすいかもしれない。
実際のところ、真言僧が使う梵字は多くない。
それもほとんど塔婆限定だろう。
芸術的に梵字を捉える人も少しはいるでしょうが、実用的な梵字が
書ければよいと考えている人がほとんど全員だ。
そう考えると、筆を寝かせて書くというのは
コロンブスの卵並に画期的な書き方なのかもしれない。
ということで、カレンダーの裏紙に筆ペンで書いてみた。
結構いいんでないの?
よし、本格的に半紙書いてみた。
左がお手本、右側が筆、真ん中は筆ペンです。
なんかイマイチ(ーー;)
これは筆を立てた状態。
左側がお手本。
ちなみに全部練習なしで一発で書いていますので、
イマイチの部分があります。
また、このお手本は普段私が参考にしているのとは違う
と言い訳する(ーー;)
思ったより書きにくい(ーー;)
見比べていただいたらわかるかと思いますが、下の筆を
立てて書いたほうがいいでしょう。
やはり、筆の腹を刷毛のように使うというのは無理がある?
筆ペンなら、筆より「しなり」が大きいのでうまくいくかと
思いましたがそうでもない。
ちなみに、最初に書いた字は、半紙に書いた字より小さい。
そのあと、滑りやすい紙や、木にも書いてみましたが
やはりうまくいきません。
普通に立てて書いたほうがうまく書けそうです。
自分なりに筆を寝かせて書いたのですが、
やはり、講師先生の筆の動きとは多分違うのだろう。
仮に先生の筆の動きを間近で見ることができたら
それなりに書けるような気がする・・・
けどその価値があるかどうかは疑問です(*^_^*)
ちなみに書いた字は上から
「カㇵ」「ハ」「ラ」「ワァ(ヴァ)」「ア」
空・風・火・水・地 を示しています。
五輪塔と同じです。
ついでに
梵字で真言を書いたらこんな感じです。
本当は梵字で読まないとダメと弘法大師は言われております。
その真言訛ってますよ
いかがでしょう?