阪急杯以外のレース■シルクロードS 1頭あまり良いステップとは思えませんね… 間隔を開いてしまうのはやはり不安な点だと思います。 が、実際にこのレースから直行して好走したのは1頭だけで連対した1頭は☆トロットスターでG1好走経験があった馬でした。 好走した要因としては、『斤量』が重くて好走したので丁度間隔が開いて『疲れ』が取れたからだと思います。 ハンデ戦なので軽量馬で好走しても信頼出来ないので実績馬(『斤量』が重い)の方が好走して『疲れ』を軽減する為に直行して間隔を開けると期待出来ると思います。 軽量馬はどーしても好走する為にはプラスアルファが必要で『斤量』『展開』などの助けが必要ですしね。 連対馬の方は1頭だけですがこのレースから直行して1~5着以内に入った馬を見ると、左から年度・馬名・シルクロードS着順・高松宮記念での着順 01年 トロットスター 1着⇒1着 01年 テネシーガール 9着⇒3着 02年 トロットスター 6着⇒5着 03年 リキアイタイカン 5着⇒3着 03年 テイエムサンデー 1着⇒4着 04年 リキアイタイカン 9着⇒4着 05年 プレシャスカフェ 1着⇒3着 07年 エムオーウイナー 1着⇒??? 07年 カフェボストニアン 16着⇒??? 除外対象 【1・0・3・3】 5着以内と条件を広げたとしても計7頭しか好走していません。 しかし実際にはシルクロードSを使った後にもう1戦使っている馬もいますし、直行でこれくらいなら良い方かもしれませんね。 3着に入った馬が3頭いることから好走出来る可能性はありますが間隔が開いている故にこの結果なのかもしれませんね。 シルクロードSで1着になった馬が3頭いましたが高松宮記念ではほとんどが着順を落としていますし、反対に5着以下に負けた馬が巻き返して好走しているのも目立ちますね。 3連馬券だとシルクロードから直行している馬は人気薄になりますが手を広げるのも大変なので馬連等は直行組は割引ですね。 気になる点としては毎年の様にこのレースから出走している馬が好走していますね。 個人的な意見としてはこのレースを5着前後で軽く負けて直行すると以外に面白い存在になるのでは? 07年は直行組は2頭が登録していますが条件的には2頭共に苦しい感じですね… 他の馬はオーシャンSにを使っていますね。 まとめ 1.シルクロードSからの直行組は好走している馬よりも凡走している方が好走例が多い。間隔が開いているので巻き返せるケースが考えられる。 2.高松宮記念では3着馬が多いので3連馬券だと押さえた方が良い傾向。馬連等は消しの対象。 ■オーシャンS 1頭 02年のショウナンカンプの1頭のみが重賞以外の連対馬でした。 とつおはこの時は評価しなくて惨敗でした。 当時のとつおは『知らない馬だから絶対来ない』と決め付けていました… しかし、今のとつおなら例え予想でも評価しなくても馬に注目しないで消す事はしないと思います。 話はズレましたが、この馬は高松宮記念の3走前まではダート戦のみ使われました。 初芝の京都1200Mで圧勝しました。 この時は、渋化馬場だったのですが、タイムが1:07:8とかなり速いタイムでした! 次のオーシャンSでも好タイムで勝ちましたね。 しかも前半3Fのラップも32秒で勝っているのは評価できたと思います。 OPなので相手に初対戦だったのも怯える事が無かった要因だったと思います。 重賞に格上げして間もないのですがこの様に重賞としてのステップレースではなかったですね。 しかし近年はステップレースとしての位置付けもなってきましたので今後に変化があるかもしれませんね。 00年~06年までの過去7年間で好走したのが☆ショウナンカンプだけですが阪急杯からの出走馬数には及ばないので好走例が少ないのも仕方が無い事でしょう。 (左から年度・馬名・オーシャンSの着順・高松宮記念の着順) 【00年】 2頭 タイガーチャンプ 4着⇒10着 スピードスター 8着⇒13着 【01年】 5頭 キーゴールド 1着⇒7着 ユーワファルコン 2着⇒18着 ナムラマイカ 3着⇒9着 シンボリスウォード 4着⇒6着 ビーチフラッグ 9着⇒11着 【02年】 4頭 ショウナンカンプ 1着⇒1着 ディヴァインライト 4着⇒6着 トキオパーフェクト 9着⇒12着 ラムジェットシチー 10着⇒17着 【03年】 5頭 ネイティヴハート 1着⇒8着 シベリアンメドウ 3着⇒10着 ジェミードレス 4着⇒11着 ナムラマイカ 11着⇒18着 キーゴールド 15着⇒9着 【04年】 5頭 シルキーラグーン 1着⇒12着 カフェボストニアン 2着⇒14着 サーガノヴェル 7着⇒15着 フィールドスパート 10着⇒1戦挟んで16着 ホーマンアピール 12着⇒18着 【05年】 1頭 ナイキアヘッド 5着⇒5着 【06年】 8頭 ※この年度からOPから重賞に格上げされた ネイティヴハート 1着⇒5着 コパノフウジン 2着⇒15着 シンボリグラン 3着⇒6着 ギャラントアロー 5着⇒12着 マイネルアルビオン 6着⇒17着 マルカキセキ 7着⇒13着 シーイズトウショウ 9着⇒3着 ゴールデンキャスト 11着⇒8着 【07年】 サチノスイーティー 2着⇒?着 スピニングノアール 4着⇒?着 リキアイタイカン 5着⇒?着 ビーナスライン 7着⇒?着 タマモホットプレイ 8着⇒?着 コスモフォーチュン 11着⇒?着 アンバージャック 15着⇒?着 以前はOPという格付けだったからなのか、このレースを使って高松宮記念に行く馬って少なかった。 しかも見れば分かりますが3着以内の馬が高松宮記念に出走すると00年~06年の該当馬は計11頭。 重賞でも好走している馬たちの出走もこれから多くなるでしょうね。 11頭を1・2・3・4着以下に分類すると、 【1・0・0・10】 と、元々このレースからの好走馬が00年☆ショウナンカンプだけだと分かりますが3着もいない現状。 馬券対象にはならないのですが【掲示板に載った馬】とすると、1頭だけ5着があるがこれだけ範囲を広げないと好走馬がいないという事です。 更に00年から06年の過去7年でこのレースからの出走馬『計30頭』を高松宮記念での着順別にまとめると、(左から1・2・3・4・5・6着以下) 【1・0・1・0・2・26】 掲示板に載った馬ってかなり範囲を広げてもこの結果というのはあまりにも悲惨です。 確かに年に数頭が出走しているので数値的には悪くなっても良いのですが5着以内にすら入れない年度もあるのは反論出来ないでしょうね。 重賞に格上げされた【06年】からになると出走馬もOPの時とは異なりましたし、出走馬もOPで好走している馬も増えてきましたのでレベル的には以前よりは上がったでしょう。 気になる点といえば、掲示板に入った馬はオーシャンSで好走したとすると高松宮記念ではオーシャンSより着順が落ちていること。 G1と比較するとレベルが低いのは仕方が無いですが、ほとんどの馬が着順以下になっています。 中山1200Mを走る事でかなり『疲れ』が残るのではないかと思います。 02年の☆ディヴァインライトは好走出来なかったのですが01年には高松宮記念で2着になっています。 この馬は先行策を取っていた馬なんですが、このレースは出遅れるし、行きっぷりが悪かった。 『疲れ』が相当残っていると思われます。 オーシャンSでは3番人気で4着だったので人気以上には走ってはいませんが、このレースの展開はとても速くて追走だけでも大変だったでしょう。 しかし1着だった☆ショウナンカンプの場合は『疲れ』が相当あるはずなのに好走しています。 上手く表現出来ないのですが、【このレースは高松宮記念との質が異なるので抜け出た力が無いと苦しい】という考えがあります。 つまり、1番人気で結果を出さないといけない! そこで00年~06年の1番人気馬を見てみましょう。(左から年度・オーシャンSの着順・高松宮記念の着着順) 00年 タイキブライドル 1着⇒出走なし 01年 ユーワファルコン 2着⇒18着 02年 ショウナンカンプ 1着⇒1着 03年 ニホンピロハーレー 2着⇒出走なし 04年 カフェボストニアン 2着⇒14着 05年 ナイキアヘッド 5着⇒5着 06年 シンボリグラン 3着⇒6着 07年 アイルラヴァゲイン 1着⇒出走なし という成績です。 これをみるとオーシャンSでの1番人気の成績は(2・3・1・1)とオーシャンSでは信頼が持てる。 しかし高松宮記念になると好走しているのは☆ショウナンカンプだけですね。 中にはオーシャンSで2着になった☆ユーワファルコンもいますが高松宮記念では18着と惨敗… それに連対した2頭(☆タイキブライドルとニホンピロハーレ)はG1に向かわないローテーションえをとっています。 なのでこのレースはとても『疲れ』が残るレース質という事になります。 他に1つの考えとして好走馬の馬体重の変動を見れば不可解な状態が分かります。 01年 ユーワファルコン 2着⇒18着 -16キロ 02年 ショウナンカンプ 1着⇒1着 -4キロ 04年 カフェボストニアン 2着⇒14着 -12キロ 05年 ナイキアヘッド 5着⇒5着 -8キロ 06年 シンボリグラン 3着⇒6着 -2キロ と、☆ショウナンカンプと☆シンボリグラン以外の3頭は大幅馬体重減になっています。 調整が出来なかったのか、輸送を失敗したのかは分かりませんがこれだけ増減が激しいと『疲れ』を軽視する事は出来ないですね。 1番人気で1着になる馬しか評価しない方向にしました。 オーシャンSで好走した☆アイルラヴァゲインが買いたいと言っていたのはこの事からでした! 他に気になる点と言えば、オーシャンSからのローテーションで3着になった唯一の馬である☆シーイズトウショウです。 この馬を評価した理由はオーシャンSでは5番人気9着となりましたが調整の失敗から馬体の方で問題があったのでオーシャンSは捨てレースでした。 馬体重の方も戻しての出走だったので力が衰えたのではなくて調整が悪かっただけなので問題なしとしました。 仮にココで好走していたら高松宮記念では3着よりは上になっていたとは言えず、着順ももっと下だったと思えますね。 まとめ 1.オーシャンSの1番人気で1着になった馬は評価。購入時は馬体重をチェック 2.中山1200Mは『疲れ』が残り易い。 3.☆シーイズトウショウの様にレースが捨てレースの場合には注意する。 ■フェブラリーS 1頭 本来、芝とダートは違いますが『距離短縮』1600M⇒1200Mというのは悪くないと思っています。 ダートと言ってもG1戦なのでレースの展開が激しいので芝に近い展開になるからでしょうね。 ただ00年に☆キングヘイローがこのローテーションで1着になりましたが、2走前ではスプリンターズS(この時はスプリンターズSは年末でした)で3着と好走した実績があったのでダート戦の惨敗は気にしないで良いでしょうね。 その為かメイショウボーラーがこのローテーションで人気になっていました。 1600Mでは逃げ切りが出来ないと言われ、1200Mなるとスピードを活かせると評価されていましたね。 しかし、フェブラリーSで好走した馬は惨敗し、フェブラリーSで惨敗した馬が巻き返すという事からフェブラリーSでは好走いない方が良いみたいですね。 06年には☆リミットレスビッドがフェブラリーSでは11着からの出走で7着に負けています。 ☆キングヘイローとの違いとしては1200Mでの近走の成績ではないでしょうか? ☆キングヘイローはフェブラリーSでは13着と完敗しましたが2走前はスプリンターズSでは3着(この時はスプリンターズSは12月開催)。 3走前はマイルCSで2着に好走している事から『ダートから芝の変化』を使ったと言える。 ☆リミットレスビットは1200Mでは好走しなくなってきてダートに活路を求めた。 ☆メイショウボーラーもフェブラリーSが捨てレースではなくてガーネットS⇒根岸S⇒フェブラリーSとダート戦を続けて使われたので『ダートから芝の変化』の期待値は低いと言えます。 近走のリズムが大事で2・3走前でも成績が安定している馬には注意でしょうね。 こういう馬が高松宮記念では人気を落とすでしょうしね。 まとめ 1.『ダートから芝の変化』は面白いが2・3走前に芝で好走している馬。 2.『ダートから芝の変化』でもダート戦を連続で使われている馬は割引。 |