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カテゴリ:農業
民宿灯台では、食材は極力、時給自足にこだわっている。 魚は、店で買わない。大津港で水揚げされた物を、船からセリで直接入手する。 大津港の仲買人の権利を持っているからである。 鮮度、品質、価格が店売りとは全く違う。最高の魚をリーズナブルな料金で提供できるわけである。 一方、コメ、野菜、果物は、菅生ベースの農場で自家栽培したものを提供している。 このところ、コメ、白菜、ネギ、ミカンなど、店売り価格は高騰しているが、生産者なのでその影響はうけない。知り合いにはお米も農協価格で分けている。 お米について、政府備蓄米を放出するということが、話題になっている。 米の値段が高くなりすぎたのを是正するためという。 備蓄米を放出しても、値段は下がらないだろうとの予測もある。 私はたいして下がらない可能性が高いとみている。 米の価格上昇は、流通業者が買い占めたためと言われている。 しかし、農家からほとんどのコメを買い上げるのは農協だ。 その農協買い上げ価格が安すぎるので、農家が、農協に売らずに、流通業者に売ったことから、価格高騰が始まったと私はみている。 茨城県の農協の玄米買い上げ価格は、60キロで18000円だ。 5キロにすると1500円だ。白米に換算すると5キロ1600円だ。 これをスーパーの小売りでは3800円になっている。 すなわち、倍以上に化けている。農協は暴利を得ていると言って良い。 農協は2024年600万トンのコメを農家から買っている。1トン30万円で買っているので、600万トンだと、1.8兆円の買い上げだ。これが小売価格で2倍以上になるのだから、 農協は、1兆円以上の利益を得たと推測される。笑いが止まらない状況だ。 農協に利益を吸い取られ、 市販価格の半値でしか、コメが売れないのでは、農家がやっていけないのは当たり前だ。 この既得権益のからくりに目をつけ、流通業者が農家から農協価格より少し高く、直接買い付け、小売り値を釣り上げ、農協も便乗したというのが実態だ。この利権構造は、今後も続く。既得権益集団と言って良いだろう。 日本は、食料品の価格はまだまだ安い。これから更に上がっていくとみている。 民宿灯台のような、自給自足の強みが発揮されることになる。 ![]() ビニールハウス内で自然乾燥させた無農薬有機栽培のコメ ![]() 水戸赤ネギの栽培。鍋料理には最適だ。 ![]() 獲れたて、有機栽培(米ぬか肥料)、自家栽培の下仁田ネギ、カリフラワー、白菜は格別の味だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.02.16 00:00:15
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