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2006年12月01日
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テーマ:統一運動(71)
カテゴリ:第2章
 救国のため敢然と立ち上がったワシントン・タイムズ

 この様子を見て、文鮮明先生は決断された。

「ワシントン・タイムズを作った目的は、まさしくこのような時のためである。ワシントン・タイムズは立ち上がって全力投球せよ!」 と命じられたのである。

 この命令に呼応して、当然のごとくに立ち上がったのがワシントン・タイムズであった。タイムズの記者や職員たちは、文鮮明先生の鉄石のごとき意志と闘志を全身で受け止めた。
 先生は語られた。
「まさにこの戦いこそ、今世紀の人類の生死を決する歴史的闘争である。天が下さったこの機会を逃すな!」 ワシントン・タイムズ社長である私に対しても、
「社長自らが第一線に立て!」
 と命令が下った。
 ワシントン・タイムズは怒れる獅子のごとく反対世論に立ち向かった。
 まずダニエル・グラハム将軍を招聘して、将軍が発表したハイ・フロンティア構想を全国民が理解できるように解説した。
「グラハム将軍を英雄にせよ!」
 これが文鮮明先生の叫びであった。
 グラハム将軍<9>は感激した。それまで蔑視待遇を受けていた彼は、アメリカの英雄として称賛された。これを機に、私と彼とは二人といない親友になった。一九九五年に七十歳で他界した将軍は、生前常に「レバレンド・ムーンがアメリカを生かした。彼は私の英雄だ」と語っていた。
 ワシントン・タイムズは続けて、ソ連KGBとアメリカのリベラル言論を正面から攻撃し、ソ連の陰謀を次々に暴いた。また、民主党が主導する米議会を「非愛国的な議会」「米国民を人質にする議会」として糾弾した。
 ワシントン・タイムズの一連の言論闘争が奏功して、アメリカの新しい国論が形成されていった。「ハイ・フロンティア構想はアメリカを生かす戦略! これに反対する者は売国奴か、さもなくばソ連のエージェント!」という世論が形成されたのである。





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最終更新日  2006年12月05日 19時00分52秒
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