高気密・高断熱住宅の性能値
高気密・高断熱住宅または省エネ住宅の性能を示す指標としてQ値、 C値、 μ(ミュー)値があります。とりあえず、さわりだけ。 Q値とは熱損失係数。つまり、熱の逃げにくさ。この数字が低ければ低いほど断熱性能が高いことを示します。つまり、冬あたたかく、夏涼しい家ということになり,冷暖房費が極端に安くなります。 C値とは相当隙間面積。建物隙間の量を示します。この数字が低ければ低いほど隙間量が少ない建物です。C値が少ないことによって得られる効果は1.すきま風がない。2.計画換気が計画通りに行われる。3.結露しにくい。4.工務店の施工精度の指標・・・・・・・・です。特に4については現場管理の良し悪しで大きく変わります。 μ値とは日射取得係数。静岡県のような温暖地では夏の日射をいかに抑えるかが鍵となります。 以上3項目を深く検討して造られたのが高気密・高断熱住宅(省エネ住宅)。高・高住宅(省エネ住宅)もしくは健康住宅を謳う工務店・住宅会社ならば施工指標となる3項目を示すのは当然でありますし、自信の表れであると思います。せめて、Q値・C値を示せなければ論外ということであります。 なぜなら、Q値・C値が中途半端な家(いわゆる中気密・中断熱)ほど 結露する→カビ・ダニの発生→カビ・ダニの中での生活→不健康住宅の図式が当てはまるといえます。それは、どんなに自然・天然素材を多用しても結果は同じことと考えられます。 真の健康住宅づくりは仕上がってからは見えない壁の中から始まっているのです。 とりあえず、さわりだけ。・・・・・・・つづく。