一体、誰を見て家を建てたのでしょうか?
「階段の天井リフォーム」と、書くと大げさだが、「階段直下の天井をできるだけ高くして欲しい」といった依頼である。・今まで住んでいた不満を解消したい。・実は、回り階段の天井が低くて2階に冷蔵庫が運べない。・圧迫感がある。回り階段の形通りに6枚天井にリフォーム。20センチから40センチ天井高がUPし、開放感が生まれたようです。今回、このタイトルにした訳は、当時このお宅を建てたのは大手ハウスメーカー。大工は、当然、手間請け大工と思われるが、お施主さまを見て仕事をしていないんじゃないかと勘ぐってしまう。明らかに使い勝手が悪そうなのに、楽な仕事の選択をしている。会社を見て仕事していたんでしょうねぇ。では、鈴木、"お前はどうなんだ?"と聞かれれば、自分の現場で全く同じ場面に遭遇することは確かにある。そして、使い勝手の悪い天井を組んでしまったこともある。違うのは、どうしても使い勝手の悪さに納得いかず、壊して新たに作り直す判断が自分自身に出来たことでしょうか。その家に住むお施主様のことを見ずして、家を作ることなど出来ないと思うのだが。