がんばる２代目棟梁の日記 ～快適な住まい　高性能住宅を考える～　富士市　鈴木建築棟梁　鈴木のブログ

コメントありがとうございます。

・蓄熱暖房機の必要性

・蓄熱暖房機の費用対効果

・ほか・・・・・についてのご質問をいただきました。

まず、「蓄熱暖房機の必要性」の質問にお答えさせていただきます。

静岡県富士市が、いかに温暖の地といえども、冬季には何かの暖房機器を

使わなければならないことは、ご理解いただけると思います。 

暖房機器の選定に際し、気流を感じない暖房機である、蓄熱暖房機をベストと考えます。

なぜならば、冬季の一番の快適は、熱源を感じず、

”輻射熱”でほんのり暖かい環境を作る事が、

”心地のよい”状態だからです。

これに対し、エアコンは気流に熱源をのせて暖める、空気暖房であります。

この気流が微妙な不快を招くことがあります。

人間は贅沢で敏感な生き物。

時として、20℃の室内環境の中のエアコンの風が不快に感じる場合があります。

たとえば、冬季に設定温度20℃のエアコンの風を直接浴びていても、

実際の温度より冷たく感じてしまうことがあります。

高気密・高断熱住宅におけるエアコンによる暖房では、短時間で設定温度に達します。

しかし、エアコンは設定温度となった室内に対し、設定温度どおりの風を送り続けます。

このときの風が、体感温度として少し温度が低く感じる、不快の要因になります。

また、20℃の室温に18℃の床温度でも、足元にヒンヤリ感を感じることがあります。
 

余談ですが、

高気密・高断熱住宅において、ＦＦ式でない、ガス・石油ファンヒータおよびストーブ

の使用は絶対にいけません。

機器から排出される有害ガス（ＣＯ2，ＮＯ2）が、室内に滞留する形になるからです。

ですから、クリーンな機器を選ばれるのが必須となります。

だからこそ、高気密高断熱住宅には、クリーンな輻射熱暖房の蓄熱暖房機が

ベストと位置づけるのです。

しかし、家作りには予算があり、限りがあります。

コスト構成を、どの部分を最重要にするか。

に、かかってくると思います。

そこで、次の選択肢として、エアコンが挙がります。

ちなみに、スラブヒーター蓄熱暖房機・エナーテックの詳細はこちら

費用対効果・他についてのお答えは、明日以降ＵＰします。

（長い文章・論文調が苦手でして・・・・・）