富士市 増川の新築現場 完成見学会。
ご来場下さった皆様のご感想の多くは、
古めいた縦格子の建具の"存在意義"の事でしょうか。
「なぜ、この格子だけ古い色しているの?」
"スクラップ&ビルド"が繰り返される今の建築業界において、
新築住宅は新しければいいのか?
新しければお施主様は満足するのか?
取り壊しとなる、今まで住んでいた家に思い出はないのか?
お施主様は、本建物の施工に当たり、「100年前の建具・大黒柱を再利用してほしい。」
という課題を私に与えました。
設計者として、大工として、何とか100年前の建具・大黒柱を何とかして残さねば。
次の時代に繋げたい。
そこに広告でうたった「今までの100年・これからの100年」の意味があります。
形こそ変われど、これからのお施主様ご一家を見守る建具・大黒柱。
長年の"スス"を洗い落としただけの縦格子建具は
ただ、そこにいるだけで風格・時代を感じさせ、
古きよき時代を象徴するものとなっており、
大黒柱は再び昔の位置に鎮座します。
建具・大黒柱の価値はお施主様しか分かりえない。
私ども、建築業者は、その価値を最大限生かす設計・施工をする。
これこそが、鈴木建築が提唱する本物の「オンリーワン住宅」であると考えます。
本日の住宅展示会 1日目は多数の方々にご覧頂き、誠にありがたく御礼申し上げます。
明日は住宅展示会 2日目。
今日以上に、多くの方と巡り会えます事を期待しております。