2009/01/21(水)17:19
ifストーリー
もし彼女と二人きりでいて、不良連中に絡まれた場合、一番スマートな対応はどんなものなのかを考えたいと思う。
状況はこうである。
・夜、暗い場所
・自分たち以外に人気がない場所
・二人ともその辺の地理には疎い
・持ち物・・・サイフ、ケータイ、ティッシュ、メガネ
二人はそんなところをブラブラ歩いていた。
その時である。
「へぃへぃお二人さんよぉ、仲良さそうじゃぁねぇぇかぁぁフー!!」
という見るからにたちの悪そうな不良4人がからんできた。暴力的な雰囲気である。
このままでは最悪の場合、持物を奪われた上、彼女が輪姦されるかもしれないという危機的状態。
さぁ、どうする?
1、戦う
まぁ中学生が真っ先に応えそうな解答がこれだよね。戦う。
4:1です。無理です。
先手必勝?無理です。現実はそんな簡単じゃありません。後々裁判沙汰になったらあなたが有罪です。
1:1で戦える場所に持ち込めばいい?無理です。それが出来るならさっさと逃げましょう。
でも相手が4人じゃなけりゃいけるんじゃね?
想定してみよう。
1:1・・・ボコボコにされるがその間に彼女は逃げられる。
2:1・・・やはりボコボコにされるが、その間に彼女は逃げられる。
3:1・・・もちろんボコボコにされるし、彼女が逃げ切れるかも怪しい。
4:1・・・言うまでもなくボコボコにされる上、余ってる人が彼女を捕まえる。
と、こんな具合で、自分で想定するとどう頑張ってもボコボコになるのは確定であって、大事なのは彼女を逃がすことである。ボコボコになっても彼女が無事ならばいいんだ。そういう人物像へのあこがれ。だが現実は辛い。
したがってこの戦うという選択肢は、あまり賢くないといえる。相手が3人以上だと危険度がぐわっと上がる。
2、逃げる
自分だけ逃げて彼女置いてけぼりなんて、人生の汚点にしかならないから当然すべきではないと思うが、相手が拳銃なんか持ってたら、一目散に逃げてもいいと思う。周囲にどんな非難を受けるか分からないが。
まぁ自分一人逃げるのはあんまりだから、二人で逃げる場合を考えてみたい。
「おい、逃げるぞ!」
「うん」
ダッダッダ!!
「きゃあ!!」
と言って彼女が転んでしまう絵を想像せずにはいられないのは僕だけではないと思う。
彼女がヒールなどを履いていた場合、共に走って逃げるのは難しいのでおぶるかだっこするしかない。もちろんスピードダウン。不良に追い付かれてバッドエンド。
彼女が走りやすい靴を履いていて二人ともダッシュが可能なら、逃げるというのはだいぶ有効な手段であると思える。戦うなどよりずっと有効な手段であろう。
もしここで2人で走って逃げて、彼女の方が走るのが速くて自分だけ捕まった場合を想定してほしい。いや、彼女が無事で何よりだが、涙が出るほど情けない展開。
しかし、逆に、自分だけワザと捕まって、彼女の逃げる時間を確保したというのならばかっこよすぎる。
彼女が走れるなら逃げるのがいいかもしれない。
3、金銭をさしだす
あまりいい方法だとは思えないけども。有り金全部差し出してこれで勘弁してください。スマートではあるがねぇ。
本当に悪い奴だったら、金奪った上でさらにいろいろしてくるからひどい。相手によってはこれでいいんだろうけども、本当に悪い奴だったらさらにひどいことになるだろう。
4、叫ぶ
「火事だぁぁぁ!!火事だぁぁぁ!!だれか110番してくれぇぇ!!」
という感じで。周囲に人がいなくても、110番してくれと言えばその可能性が少しでも存在する。火事だけども110番と言っておく。不良も人が集まるのではないかと思ってビビる。
例え周りに人がいなくても言った方がいい。わずかでも相手を不安にすることができるだろうから。
あととにかく叫べば人間というのはひるむものだから、大声を出すだけですごい効果がある。
5、その他いろいろ
金をばらまいて逃げる。
後で拾えばいいのに、頭の悪い不良ならその場で拾うからそのすきに逃げられる。
不良が来る。
→「よぉ、久しぶりじゃないか!!」
→不良たちは誰の知り合いなのかと互いの顔を見合う。
→そのすきに逃げる
彼女が彼氏に馬乗りになって殴りまくる。
→突然の出来事に慌てる不良たち
→不良が事情を聴く
→不良たちと仲良くなる
外国語っぽい言葉で会話してみる。
→外人に手を出すのはやばい
→不良は逃げる
以上が僕の考えた対策である。非常にあほらしい。
以下。
・夜、暗い場所
・自分たち以外に人気がない場所
・二人ともその辺の地理には疎い
・持ち物・・・サイフ、ケータイ、ティッシュ、メガネ
二人はそんなところをブラブラ歩いていた。
その時である。
「へぃへぃお二人さんよぉ、仲良さそうじゃぁねぇぇかぁぁフー!!」
という、見るからにやばげで暴力的な感じの不良4人が絡んできたではないか!
どうするッッッ!!??
俺「ヤーハッチュークニーガー!!!(私は本が欲しいです)」
彼女「大丈夫、逃げましょう」そう言いながら彼女は俺に激しくビンタした。
俺「オンリュービットハジーシー!!!(彼は散歩が好きです)」
と言いながら財布から千円札を数枚抜き取って丸めて不良の後方へ投げる。
彼女は突如服を脱ぎはじめ、靴を脱ぎ捨てた。
突然の奇行に唖然とする不良達。
逃げ出す二人。
気を取り直して追いかけることにした不良たち。
俺「ハラショー!!ハッラッショーー!!!(素晴らしい!素晴らしい!)」
彼女「火事よ!!誰か110番してぇぇ!!」
俺「コールポリゥイィス!!」
不良たちとの距離が詰まってくる。
俺は彼女にそのまま行くように告げると、走るのを止める。
不良たちと対峙する俺。
俺「ウミニャーイェスチマシーニィ!!ウラァァァー!!(俺は車を持っているんだぞ!!)」
不良と乱闘になりぼこぼこにされる俺。でも彼女は無事に逃げきれたから幸せ。 思ったほどスマートじゃないのは気のせいだと思う。 結果的に見れば最高にスマートでイかしてるね。たぶん。たぶんだけども。