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雪がしんしんと降りつもる駅のホームに僕は立っていた。
アナウンスが流れた。 「まもなく、普通列車「まぼろし」行きが1番ホームにまいります」 「まぼろし」行き。素敵なネーミングだなと僕はとても思った。 はるか続く線路をひた走り、行きつく先は「まぼろし」 宮沢賢治の世界に登場しそうだなと思った。 まぁ、実際のところは「まぼろし」ではなくて、「まおろし」行き。 すなわち「馬下」行きである。 が、アナウンスはどう聞いても幻に聞こえる。 終着駅の名前を読んで初めてまぼろしじゃなく、まおろしだったことに気づいたくらい。イントネーションもおなじ。 普通列車「まぼろし」行き。素敵じゃぁないですか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.19 12:17:10
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