たこ焼きとラフランス

2010/09/09(木)20:48

tokyo後編

新宿駅の近くのネカフェで私は目覚めた。 アラームをかけなかったので15分寝坊。舌打ち。 同期とは前日の内に打ち合わせ済みで、今日は最初っから別行動。完全に個人旅行と相成る。気兼ねなく自由。 早速行動開始である。 私は思ったのだ。皇居に行きたいと。 そして東御園を散歩したいと。 しかしなんということか。私は寝坊した。 時刻は6時半。これってラッシュアワー直撃じゃね? 恐る恐る新宿駅に向かうと思ったより人がいない。 あれ? 電車に乗る。すんなり座れる。 あれ? あっさり東京駅に着く。 ちょっと待て。 ラッシュアワーラッシュアワーと恐れていた自分がまるで馬鹿みたいだ。 なーんでこんなにあっさり東京までこれちゃうのかなぁ。あほらしい。 なんか癪に障る。。。 ということで東京駅で降りるのをやめた。 皇居行く前にラッシュアワーを経験しようと、山手線外回りにそのまま乗り続けることにした。 電車で座る→楽→涼しい→心地よい揺れ→眠る 目が覚めたら電車は超満員であった。 うっひょー!!夢にまで見てないけどもラッシュアワーだぜ!!ひゃっはー!! 眠る。 ネカフェで睡眠は十分とったけども、やっぱり前日の疲れが残ってたんだねぇ。 目が覚めると五反田だった。 五反田・・・東京駅過ぎてるやないですか。 あぁ、どうしたものか。言ったん降りて内回りの山手線に乗りなおした方が早いんだけどもなぁ。 めんどくさいのでそのまま乗り続けることにした。 結局、東京駅に着くまで山手線を2.5周し、ついたころには9時を回っていた。 東京駅を降りしばし歩くと皇居前に出る。 看板を見ると月・金曜日は東御園は公開していないそうな。 今日は金曜日orz・・・。 このまま帰ってもなんか無駄足運んだみたいでいやだったから、今流行っているらしい皇居一周ランのまねごと。皇居一周散歩ぽ決行することにした。 こういうとき一人ってのはいいね。思い立ったら吉日みたいな。 皇居は一周5kmある。 ランナーは結構いるけど思ったよりは少ないね。時間帯もそうだし、30度を超える青空のもとでは走る人もいないのかも知らぬ。 ここで外国人に話しかけられたエピソードを一つ披露しよう。 私が和気清麻呂像のまえで写真撮影をしていた時のことである。 金髪短髪ちょっと筋肉質でかっこいいお兄さんが不意にわたしに近づいてきた。 外「ァンユースピーッィングィッシュ?」←俺のヒアリング 俺「ノー」 会話終了。本当にこれで終了。 ごめんなさい。いろんな人にごめんなさい。 最初から質問をしてくれたら答えてあげる気概も俺にはあったんだ。 でもさ。英語話せますかなんて聞かれたらNOと答えちゃいますよ、私は。 お姉さん、今時間あります?って聞かれて、ありませんと答えるのと同じことですよ、たぶん。 皇居周辺は自動販売機もコンビニもなく、しいて言えば警察車両の数は尋常じゃないほど多かった。 日陰がそんなあるわけでもないのでとにかく暑い。私は乾く。 周辺ちりがまるでわからないから途中で止めようもなく、ひたすら歩く。 一時間くらいかかったろうか。私は皇居一周を達成した。 やりきった感があるね。 皇居一周はそこそこに景観がいい。休憩できるようなスペースがちょうどよく点在している。信号がない。警備がしっかりしてて安心などなど、一周ランニングがはやるだけの理由があるなと思いました。 東京駅へ戻り両国へ向かう。 両国には何がありますか。そう、国技館がありますね。 いろんな問題で相撲界は大揺れだけども、それでも私は相撲が結構好きです。 せっかく来た東京なんだから、国技館をちらりと見ていくのも悪くないんじゃないかと思ったのです。 国技館は両国駅のすぐそこにありました。歩いていたら力士の方を見かけました。 大きな体を左右に揺するようにしてノッソノッソと歩くその姿。本当にあんな歩き方なのだなと感慨に浸る。 別に場所中でもないので国技館は閑散としている。 片隅でなんか相撲の展示スペースがあったのでちらりと研学。 売店があったので両国土産をちらりとのぞく。 両国編終了であります。これだけ。 両国から私は歩いて浅草へ向かう。 近いだろうと思ったら道に迷ったりして体力を相当消耗。相当疲れました。 疲れた体で信号待ち。ふと頭をあげると、今話題の東京スカイツリーが見えるではないか!!高さは634(ムサシ)だろ?知ってるぜ。 スカイツリーを見る予定など一切なかったものだから、この突然の遭遇は私を大いに喜ばせ、奮い立たせた。 浅草到着。 まず私は座りたかった。エアコンなど聞いてなくてもいいのだ。少しでも日陰があってしゃがむことがあればそれでよかった。 浅草寺のすぐわきの広場で日陰があったので、私は大きく息をつき座り込む。 ここで私が浅草へ来た目的をお話ししよう。 落語である。 落語を聞いてみたかったのだ。 前日ネカフェで調べたら、浅草の演芸ホールというところで落語を見ることができるらしい。 でもその演芸ホールの場所を調べ忘れた。まー、浅草にあるのだろうと思ってとりあえず浅草まで来たところなのである。 休憩してると心地よい風が吹いてきた。 すると隣にいたお爺ちゃんが 「ふぁあああああああ~~いい風だぁぁいい風だぁぁ」 と大声を上げ始めて私はビビる。 周囲に人は大勢いるのだけども、私が座っていた日陰には私とお爺ちゃんしかいない。 これはどう見ても私に何か言わんとしているのではあるまいか。 おじいちゃん、いったい何アピールなんだ・・・。 「ふぁあぁぁああああああ~~~暑い暑い!!!」 またも大声を上げるお爺ちゃん。 こりゃリアクションしてあげないと俺の方が気まずくて嫌だなと思い、私は返答する。 俺「いやぁ、あついですねぇぇ!!」 爺「・・・」 ノーリアクションかよ!!!!なんなんだよ!!!! 続けて私は聞く。 俺「すいませんが浅草演芸ホールってどこにありますか?」 爺「んn~あさくさえんげい・・・?」 俺「浅草演芸ホールです」 爺「あぁ~、あっちだよ」 俺「あっちですか」(あっちを指さす。 爺「あぁ~~む、あっちにいってえいいいhふぃhkhsd~~~~~~~」 俺(聞き取れん・・・) 爺「~~~~~~~~~」 俺「あ~、とりあえずあっちに行けば分かるんですね?」 爺「うむ。あすかぁ、入ればずっといらっからねぇ。いれかぁとかぁないからよ」 俺「そいつはいいですね。じゃぁ、休憩もすんだので自分はそろそろ行くとしましょうか。教えていただいてありがとうございました。」 爺「あぁ」 丁寧にお辞儀をして、とりあえずじいちゃんに教えてもらったあっちの方向へ歩いて行く。 あった。おじいちゃんありがとうよ。 窓口でチケット(学生2000円)を買い、中へ入る。 結構人は入ってるね。ジジババばっかりだけども。 ステージの上にはギターを担いだ人がなんか歌っている。 立っていると目立つので、ちょいとすみませんよと避けてもらいながら、前から5列目のあたりの席に座る。 浅草演芸ホールまとめ ・午前の部と午後の部に分かれている ・一度入れば客席の入れ替えはなし。夜までずっといることが可能 ・入るときにその日のプログラムみたいなのが渡される ・落語→落語→津軽三味線→落語→落語→マジックみたいなローテーション ・飲食自由。 ・1階席と2階席がある ・2階席からだとたまにマジックの種が見える ・有名な落語家もたまに出る ・自分は林家たい平と正蔵に遭遇。おもしろかった。 ・席が映画館のシートみたいな感じなので、うちの方の席に座りたい場合、他の客にすいませんと避けてもらいながら行かないと座れない。少し気まずい。 ・いつまでも座れないと落語家さんに突っ込まれる。 ・落語は面白い。 そして日は暮れて夜になる。 集合場所である国立へと向かい合流。 私の東京旅行は終わった。 2日目は皇居、両国、浅草で落語と、日本の文化を堪能できた。 二日間含めて実にすばらしい東京旅行であった。満足である。

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