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ユンタ(^-^)の気付き日記

ユンタ(^-^)の気付き日記

五行説の五気・五淫 【水】の巻

五行説の五気・五淫について 
 いよいよ今日で終わります。

最後は【水】です。

●水 → 寒

『水』の対応する季節は『冬』です。
当然 冬ですから寒いです。

これも分かりやすいですよね。

『火』のときの裏返しのような話になるかもしれませんが
冬の間にしっかりと寒くないと これまた後になって身体に堪えます。

しっかりと毛穴を締めて
外の冷気から身体を守る事も知らないといけませんよね。

念のためですが、
この言い方って一応日本人バージョンとしてのお話です。

熱帯、亜熱帯の人にそんなこと言ったって
気候が違うんですから どだい無理な話です。

その土地その土地で気候も違えば作物も違う。
当然生活様式も食べるものも調理の仕方も違いますから
そんな事を今言ってもしょうがないですよね。

ただ、四季のはっきりしている日本に今住んでいる以上は
その人はその土地の持つべき気候に順応する方が
身体には適しているだろうね
ということが言いたいのです。


そのためには適度な寒さも必要だということです。


どの季節でもそうですが

気候の変化があるからこそ
そして季節の変わり目(土用)があるからこそ
次の季節の準備をすることで

身体というのは常に変化する事が出来て
少しずつバージョンが変わっていくのだと思います。

それがバージョンアップするのか、ダウンするのかは
人それぞれに生活しているライフスタイル、想い等によって
どうにでも変わっていくんだろうなと思います。

気候の変化があるから
身体の中では「今までの季節と同じ状態ではついていけない」
ということで生体システムが組み替えられるわけですよね。

血液の成分、分泌されるホルモンなどなど・・・


ちょうど神社の遷宮のようなイメージで考えたら分かりやすいでしょうか。
(よけい分かりにくい?  笑)

慣れ親しんだものを捨てて
新しく始めから過去何回か経験してきたものを
新たに経験し直すということ

こういうプロセスを踏んでいく事で
人間の身体って成長したり
穏やかに老いることが出来るんじゃないでしょうか。



そしてその年に採れているまさにその瞬間の地の作物は
その土地で生活するものにとって
例えば冬であれば
その寒さがその年、厳しかろうが穏やかであろうが
どちらになっても順応したものに育っているわけですね。

ですからその土地のものを旬の状態でいただいて
その土地にあった調理で寒さをしのげれたら
それは最高だねという事になると思います。



そして、
誤解がないように受け止めて欲しいんですけれども

一年中暖かいとか、寒い土地にいるよりは
やはり四季がはっきりしている土地に住めるということは
実はしっかりと四季が満喫できて
とってもありがたい事なんじゃないかなと
ふと考えてしまいます。

あくまでも個人的な考えですからね!
くれぐれも言っておきますけれども。。。


でも、
身体がその変化に順応したり再構築するのがきつくなったら
・・・例えば年をとったとか、無理をしてきたとか
そんなときはやっぱり
身体をいたわって養生してあげる方がいいですよね。


・・・また話が脱線しました。。。



しかし当然寒さが身体にどんどん入ってくる
「寒邪」を受け入れていたら
たまった物じゃありません。

それは防がなくてはいけませんからね。
お間違え無きよう。。。


そして、冬にだけ寒邪があるわけではなく
どの季節にだって寒邪は入ります。

これは五淫 全てに当てはまる事だと思います。

夏に暑いからといって裸で寝ていて風邪をひく
 汗をかいて濡れたシャツのままでいて寒さを身体に入れる。。。

寒邪の場合はこんなところが分かりやすいですよね。

特に寒さが入ってぞくぞくするところは背筋ですね。

肩甲骨の出っ張りで一番上の近辺で背骨に近いあたり
(胸椎3番の両サイド)に風門というツボがあるんですけれども
こういうところとか

両肘をまげて身体の横につけてひじのラインを結んだ高さ
(腰椎3番の両サイド)あたりを暖めたりするのがいいですね。


よくドライヤーでとか使い捨てカイロでもいいですよとかって
テレビとか雑誌で見たことあるんじゃないでしょうか?






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