とはずがたり

2006/09/03(日)23:42

アラネアってラテン語なんです…

                  私がなぜアラネアなのか、ちょっとお話したくなりました。 ア・ラ・ネ・ア…って言葉の響きもなんとなく好きなんですが…じつは、「アラネア」と言う絵本があるのです。 娘が幼稚園位の時、気に入って図書館で 何回も借りていた絵本でした。 絵本と言ってもモノクロ... 描線だけで、色はいっさいありません。 なぜだか小さい子が好むにしては かなりお地味な本なのでした。内容は... ラテン語でクモと言う意味の『アラネア』の日常を 淡々と綴っているだけなのです。 まぁ、嵐があったりして、クモも少しは窮地に たたされたりするわけですが...      この絵本を購入する事なく月日は経ちました。 でも、私もたぶんどこか魅せられていて 記憶の隅にあったのだと思います。そうして4,5年前、ある人のホームページを見ていたら 自分の部屋の窓にクモの巣がはって毎日楽しみに 観察している事が書かれてあったので、 急にこの本のことを思い出したのでした。さっそくネット調べ、で購入ました。 記憶どおり、とても美しい描線で描かれて 「アラネア」を手にした時はうれしかったです。 そう言えば私は、昔から、モノクロの版画とか切り絵とか 細かい描線で描かれた絵がわりと好きだったように思います。この本を見たら、クモ嫌いな人も、 一生懸命糸を投げて巣をはり、ケナゲに生きるクモに 少しばかり、好感を持たれるのでは...? 訳者の方も 「クモぎらいの看板を降ろす」 ...そんな事を書いています。そういえば、大きなクモの巣が雨上がりにたくさんの雨粒を つけて、夕日に輝き、少しだけ風に揺れていたのを 幼い頃みとれていた...ような気がします。クモそのものを愛でるって事はさすがにないんですが、 とっても面白い生き物だと思います。アラネアを購入してすぐ、映画「スパイダーマン」をひとりで さっさと見に行きました。 この手のおおがかりなハリウッド映画にはあまり興味のない 私にしてはめずらしく好きになった「スパイダーマン」... この映画の冒頭で、クモの研究所がでてきて、改めて知りました。 なんとクモって何万種類もあるんですよね~ そしてまだ、謎の部分も多いのです。「アラネア」の作者、 文  ジェニー・ワグナー 絵  ロン・ブルックス このふたりの作品は、数多くあります。 「アラネア」のほかにもうひとつ魅かれる作品が あるのですが、まだ購入していません。 それについてはまた新たに書こうと思っています。 絵本ですが、なかなか考えさせられる作品なのです。今日はアラネアのアラネアたる所以...をお話しました~  

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