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2011.06.18
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 

    うらわ美術館.JPG

                      うらわ美術館2.JPG

りんご うらわ美術館に行ってきました。

「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」

堀内誠一さんて全くしらなかったんですが、

「アンアン」とか「ポパイ」とか

70年~80年代のビジュアル誌のアートディレクターであり、

数々の絵本や児童書の挿絵画家であり、尚且つ

世界各国をめぐった旅行者であったのですねぇ~


私が10代後半に、衝撃的に現れた雑誌「アンアン」・・・

おしゃれでセンスがよくて、ヨーロッパの香りがした・・・

今のアンアンとは全く違うテイスト・・・


14歳で伊勢丹に入社って・・・どんな人だろう。


父が図案家の堀内治雄と言う人で、

商業美術家、多田北烏(昭和初期にキリンビールの

ポスターなどを手掛け、児童書の挿絵画家でもあった)

の弟子でもありました。

多田北烏のアトリエも、父のアトリエも、外国雑誌や絵具や

スクラップブック等があふれ、そこはまさにワンダーランド・・・

そんな環境で少年時代を楽しく過ごした堀内さん、

戦争が終わり、伊勢丹の各種イベントを企画し

季刊誌にも関わっていくのでした・・・


私は高校の頃からか、伊勢丹がなんとなく

他のデパートより時代の先端を行っているような気が

してたんですけど、堀内誠一さんの力があったかも・・・

 

美術館に入ってすぐ真ん中位まで急ぎました。

というのは今日はギャラリートークのある日で、

始まりから少し遅れて到着してしまったからです。

後でわかったんですが、トークは学芸員さんではなくて

図書館員さんだったのですね~、

だから絵本を読んだり(子供さんも何人かいたし)

かなり、堀内さんの絵本がお好きなようでした・・・


私が驚いたのは、たくさんの絵本・・そのどれもが

まるで同じ人が描いたようには思えない事です。

写実的なのもあり、抽象的なのもあり、デザイン的なのもあり・・

そして、色彩が鮮やか・・・

ピンクがすごくきれいに使われている「くるみ割り人形」の

絵はとっても気にいりました。

児童書の「秘密の花園」の挿絵も線画タッチで好きです。

それから、科学の絵本(人体等)もあって、どれもこれも

感性がみずみずしくて、その表現力に思わずにっこりしちゃいます。

油絵の自画像はモジリアニの影響を受けてたみたい、

挿絵もシャガールやクレーが好きだったのかな、と

思わせるものが・・・

 

あと、図書館員さんの説明はなかったんですが

興味を魅かれたのが、ジプシーの昔話の

「太陽の木の枝」と「きりの国の王女」です。

堀内さんはジプシーに憧れていたと言うのです。

あら~そう、やっぱり~~

フラメンコも当然お好きだったんじゃないかしら?

どこか自分と共通点があるから(おこがましくも 笑)

魅かれるのかもしれません。

 

ギャラリートークは終始絵本の事ばかり触れてましたけど、

もう少しデザインとか商業的成功とか、渋沢龍彦さんとも

親交があったという堀内さんの人物像に迫って欲しかった・・・かも。

ってそれは、始めの方で語られたかもしれませんよね。

ギャラリートークに参加するなら、やっぱり遅れちゃだめね。

いつも遅れた事ないんだけど・・・ちょっと残念。

でもそれは壁に貼ってある説明文とか、友人等に送られた

細かい字で描かれた絵手紙とか、さまざまな資料で

ある程度はわかるのかもしれません・・・し、

いろんな本も出てますから読んでみたいです。

 

なんだかね、たくさんの色彩豊かな絵本の原画や

パリやシチリアやメキシコやいろ~んな

国からの絵手紙や、装丁を手がけたたくさんの本や

かかわったファッションや旅の雑誌・・・

などなどに囲まれて、すごく幸せな気分になってしまいました。

それから創刊当時の「アンアン」・・・・

おっしゃれ~~って感じで懐かしかった!

そうそうこのハーフのモデルさんがよく載っていたっけ。

秋川リサさん(スタイルがよくてとってもかわいかった!)

とカメラマンの立木義弘の弟さんが結婚して

離婚したんだっけ・・・とかいろいろ思い出したり・・・

 

実はほんとは、日本橋高島屋の「ジパング展」

行こうと思ってたんです。

でも・・・

今日はエネルギッシュな現代アートってテンションじゃ

なかったんですよね~。

休日の都心のデパートって混むでしょうし・・・

うらわ美術館の、入口から出口を何度も行ったり来たりして、

絵本もゆっくりイスに座って見られて、

ほんとに元気になりました。こっちに来て正解だった!


28ヶ国300都市を旅し、世界の多様性を何よりも、

自身の目によって知ろうとした堀内さんの


  「視覚の気憶の強い人は王者である。

      世界を目で知る人は幸せである。

      
 という ことばが印象的でした。


54歳で亡くなったのは早いけど、そのとびきりのセンスで

時代を駆け抜けて行ったって感じですね~

今生きていらしたら80歳位?

堀内誠一さんて方を知った事は、私にとってすごい収穫でした。

 

帰りに、お茶した後、コルソでショッピング・・・

バレッタとお買い得のジャケットと

雨の日用の靴(長靴じゃないけど)を買ったりしました。

どれも高いものじゃないけど・・・ん~ほえー

・・・ま、なんとかなるでしょうあっかんべー


それから面白い事が・・・

コルソのトイレに入ったら、この間私が恵比寿のライオンの

トイレで財布を置いてしまったように

同じようにトートバッグが置いてあったのです!

「あ、だれか私みたいに忘れたのね~」・・・

とりあえず、手を洗ってから・・・と思ってドアを開けて出たら、

すっご~くかわいい小学校4、5年生位の

女の子が待っていて、中に入りトートバッグを取って、

「あ~よかった~」と言ったんで私も

「あ~よかった~~♪」と言ったら

ついてきてたお母さんが「すみませ~ん」と笑ってました。

ホント、よかったね!

でも不思議よね~、自分と同じ事がこんなに早く・・・(笑)

 

あ、それから本屋さんで

「イラストレーション」7月号を買いましたよ。

宇野亜喜良さん特集です。

ふろくが宇野さんの新作絵本(36ページ描き下ろし)

でうれしくなっちゃいました~♪

 

たのしく気分転換になった日でしたスマイル音符

 






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最終更新日  2011.06.19 10:17:35
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