一昨日、宝塚月組のライブ配信見ました。
新トップ月城かなとさんにやられました~
江戸の大工の若棟梁・・・かっこよくこなしましたね~
かっこいいだけでなく、恋にちょっと臆病で、愛する人に強引には
迫れない人のよさ・・・も。
「ダルレイクの恋」のインドの軍人にしろ、江戸時代の若者にしろ
ほ~んとに魅力的で・・・困っちゃう~~
お江戸は大火が多かったんですね。
で、大火でなにもかも失い、お嬢様が娼婦になってしまったり、
江戸時代の人たち大変だったんですね。
さすがに山本周五郎の原作だけあって
哀感たっぷりに描かれた物語でした。
セリフに「切り火」という言葉が出てきて思い出しました。
母がいつも父が出掛ける時
玄関でカンカンと小気味のいい音で、切り火をやっていました。
父はサラリーマンでしたが
切り火をしてもらわないと、出かけにくい・・・性分に。(笑)
そういえば、主役の職業は大工でしたが
母方の祖父は木場で、とび職の親方で大工もやっていました。
火事の時は纏を屋根の上で振りかざして火の粉を払っていたということです。
背中に龍の彫り物をし、背中だけでなく手首、もものほうも入れ墨が・・・・
『くりからもんもん』ていうんですよね。
冬は墨が冷えて寒いんだと言っていたそうです。
火事の時、まといを振りかざしていると
火の粉が飛んできて、火ぶくれになってしまうそうで・・・
「いきでいなせで、にがみ走ったいい男」(母談)だった祖父は
モテモテで、芸者さんが入れあげてお金を使ってしまうから、
つまりおシャカになってしまうから
「お釈迦のへい」と言われていたそうです。平蔵だからね、名前が。
話がそれてしまいましたが、なんだか母に聞いていた
祖父の事を思い出してしまいました。
祖父はわたしが2歳頃亡くなりました。
この『川霧の橋』はわたしにはしっくりして、話しに入っていけました。
古希以上の方も十分楽しめたのではないでしょうか。
新トップコンビ、月城かなとさんも、海乃 美月さんも良かったですが
大店のお嬢さんへの想いを貫く半次役の鳳月杏さん
身を持ち崩して悪人になってしまう清吉役の暁千星さん
このふたりの好演が目立ちました。
暁千星さんは悪っぽい役から帝まで、幅広い演技力に注目しています。
ショーの『Dream Chaser -新たな夢へ-』
は、これは前トップの玉城りょうさんの最終公演の時と同じですね!
今回は珠城さんの役を月城さんが・・・
聞きおぼえのある歌とダンスで、楽しかったです。
お芝居も充実していたし、
これからの月組がとっても楽しみです。