ひとりごとワンダホー

2006/10/01(日)22:10

白岩玄『野ブタ。をプロデュース』

読書(48)

うわぁ・・・。これはキツイ。 読後、あまりにアイタタな衝撃に固まっちまいまして。夕食の間もずっとフリーズしてたんで、親に気を遣われてしまいましたわ。ほっといてください。←キツイ(笑) ちまたで有名な『野ブタ。をプロデュース』。僕はドラマの方は一回も、これっぽっちも見たことないのよ。『青春アミーゴ』は飽きるほど聴いたけど(どこでも流れてたし)。 というわけで、原作が僕の初・野ブタでした。ドラマ版はどんな結末だったんだろうなー。 ところでさ、人気者だった頃の修二って、どのへんが良かったの?僕には思わずハリセンぶちかましたくなるような野郎にしか見えなかったんですが。 モノローグ部分を無視すれば、適当に面白い奴に見えないこともない・・・こともない、こともない・・・。 それにしても、彼はなんでわざわざあんなしんどい生き方をするんだろうね?そこまでがんばらないと、退屈と孤独を紛らわすことなんかできなかったってわけ? 学校の連中だけでなく、家族にまで徹底してるしね。そりゃまあ、卒業したらもう一生顔合わさないかもしれない連中より、この先も関わり続けていく家族の方が警戒に値するかもしれないけど。 正直しんどいぜ、それは・・・。 人との距離が遠すぎても近すぎても居心地悪いってのは、すげーよくわかる。まさに真理だ。 そして人と接する上で、着ぐるみまではいかなくとも仮面を装うことは、むしろエチケットというかマナーだとも思う。思うんだけど。 修二はちょっとビビりすぎなように思った。そしてそれが敗因だったのではないかと。 もうちょっとテキトーでいいんじゃない?仮の自分と素の自分の境目も、居心地の良い距離と悪い距離の境目も。とりあえずいつでも逃げられる間合いさえ確保しておけばいいんじゃないかと。 何事も余裕がないとパニクるもとだしね~。なんて、他人事だからそんなこと言えるのかもね・・・。

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